ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

新世紀『ゴジラ』復活!!

2013-01-12 14:56:24 | 映画
最近、『パシフィック・リム』のネタばかりでした(自嘲)。
もともと『パシフィック・リム』は、ハリウッド再起動版『ゴジラ』用に書かれた脚本が下敷きになってます。
ソレから色んな事があって、監督に俊英ギャレス・エドワーズを迎えて本格的な製作に入った。
ここに来て、色んな情報が急に上がって来たので紹介します。



昨年夏、突如コミコンでティーザー予告篇で公開され大いに話題を呼びました。
その予告篇は未だ公開されませんが、後日判明した情報ではVFXを含めたテスト映像的要素が強かったようです。
しかし、ソレに登場したゴジラはエメリッヒ版とは明らかに違い、我々が良く知る「ゴジラ」であり熱狂的に迎えられました。
コミコンの際に、エドワースはこう明言しました。
「SF的要素を排除し、徹底的にリアルな作品に仕上げる!」と。



この発言だけ聞くと、怪獣映画的要素にディザスター・パニック映画の要素を加えた作品になるのかと思いました。
しかし未だ謎の多いティーザー予告篇には、破壊された都市と共に正体不明の昆虫型怪獣(ムカデに似ていたらしい)の死骸が登場したと言います。
この「SF的要素」と言うのは、怪獣映画的SF(もっと言えばファンタジー)な要素の排除と解釈出来ます。
今、自分たちのいる社会や世界に常識を超越した巨大怪獣が出現したら?と言う視点。
自身の『モンスター/地球外生命体』、そして傑作『クローバーフィールド』もそう言った意味では「リアル」な怪獣映画でした。
個人的には充分興味をそそられますが、怪獣映画ファンには賛否両論を呼ぶ内容になるかな?って思えました。



ただコミコンでの鮮烈なデビュー以降、プッツリと情報が途絶えました。
聞こえてくるのは、次々と交代する脚本家の事ばかり。
現時点でハリウッド再起動版(今後はレジェンダリー版と呼称)『ゴジラ』に関わった脚本家は4人。
マックス・ボレンスタインとデイヴィッド・キャラハムが書いた初稿、それにドリュー・ピアースとデヴィッド・S・ゴイヤーがリライトに参加。
そして最終段階のリライトに、フランク・ダラボン(!)が参加して作品を仕上げたと言います。
エドワースは脚本に拘っていたようですが、新世紀の『ゴジラ』復活に相応しい物語に仕上げたのがダラボンって言うのも凄い。
っと言うかダラボン、ホンマは自分が監督をしたかったのでは?!(笑)。
ハリウッド産怪獣映画として、最近では『ミスト』と言う問答無用な傑作を誕生させたダラボン。
今回の『ゴジラ』、やはりリアルでハードな物語になるのは間違いないと期待して良いかと思います。



そこで明らかになったのは、何と少なくと2体の新怪獣が登場すると言う衝撃の事実です。
ゴジラ単体ではなく、少なくても2体(この「少なくても」と言うのがポイント!)の新怪獣が登場すると言うのは…。
もう昭和の「チャンピオン」や平成の「VS」シリーズと言った、本家・東宝による従来の『ゴジラ』シリーズに近いのでは?!
SF、又はファンタジー的要素を排除した徹底したリアル指向の作品になると、そこには大きな「溝」があるかと思います。
個人的にはゴジラや新怪獣達の戦いを、最新のVFXによって見れば俄然燃えます(笑)。
それに現代社会において人間を巻き込みながら、情け容赦無い破壊と殺戮につながると言う展開なら充分に「アリ」かと思います。
製作陣側も強気で、従来の東宝「ゴジラ」シリーズとは全く異なる作品に仕上がると断言しています。
コレは非常に期待したい!!



しかし同時に気になるニュースも…。
何とワーナー側とレジェンダリー側で内紛が勃発した模様です。
ワーナー側のプロデューサーであるロイ・リーとダン・リンが、ギャラを巡り揉めて作品から解雇されたそうです。
ロイとダンは今回の再起動版において、東宝側からリメイク権を勝ち取った作品にとって最大の「貢献者」であります。
それ故にギャラが高額になり、レジェンダリー側と製作費の兼ね合いもあって衝突してしまい内紛に発展したそうです。
本作は巨額な製作費を投じる超大作であります、そして世界的な大ヒットを狙えてシリーズ化も念頭にあります。
映画はビジネスでもあるので、こう言ったシビアな問題は付いて回るのも当然かと思います。
新たにワーナー側から、現在『パシフィック・リム』を手掛けているメアリー・ペアレントがプロデューサーとして参加する事が決定。
ダラボンやメアリー・ペアレントの参加が、このレジェンダリー版『ゴジラ』にとってプラスになる事を願います。



次に気になるのはキャスト。
何でも主人公の兵士役に、かのジョゼフ・ゴードン=レヴィットにオファーをしたそうです。
でも、あっさりジョセフはそのオファーを蹴ったそうです(笑)。
そして次に、今年公開となる『マン・オブ・スティール』にて。
コレまた、再起動版スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルにオファーをした模様。
あくまでもワーナー側の、若いスターを起用したいと言う希望が先行した様です。
監督のエドワースや現場サイドでは、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション 』のキャレブ・ランドリー・ジョーンズ(高周波で空を飛ぶ彼です)。
『モンスター/地球外生命体』でも主人公を演じた、『アルゴ』のスクート・マクネイリーを起用したいと言う希望もあった様です。
しかし、コレが全く「予想外」の人物に主人公は決定しそうです。



その人物こそ、アーロン・テイラー=ジョンソン。
そう名作『キック・アス』おいて、痛感を失った主人公のヘタレ・ヒーロー“キック・アス”を演じた彼です!
意外なキャスティングですが、ご覧の様に実はかなりのイケメンであり肉体派でもあるジョンソン。
ダラボンによって仕上げられた脚本を読んで最終的な決定を出すみたいですが、ジョンソンでほぼ決定でしょう。
主人公である兵士の目を通して、この「ゴジラ」と言う怪獣との壮絶な戦いが語られると言います。
ジョンソンだけでなく、他のキャストも気になります。
一部では日本人の起用も噂されていますが、真相はいかに?!
現在、3月からの撮影開始に向けて怒濤の勢いで製作中であるのは間違いない模様です。
噂ではVFXに関して、もう既に製作が開始されていると言われています。

何はともあれ、新世紀レジェンダリー版『ゴジラ』、全米では2014年5月16日の公開が決定済みです。
このまま順調に製作が進み、3月から無事に撮影開始となるのをファンとしては願っております。
今年は『パシフィック・リム』、来年は『ゴジラ』。
2年続けて、怪獣映画ファンにとってみれば最高の作品を劇場で体感出来るのを心待ちにしております!!


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1 コメント

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Unknown (通りすがりの者)
2013-08-23 19:54:53
 「クローバーフィールド」みたいに、かなりリアル志向のシリアスなモンスター・パニック物になりそうですね、今回の作品。
 ゴジラの造型は期待出来そうです。前のエメリッヒのエイリアンイグアナと違い、このコミコン予告編の画像はかなり東宝ゴジラに近そうですからね。
 ただサイズは凄くデカそうですね。空母を襲ってるコンセプト画から見て、300mはあるとか…!?
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