ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

「ジオンも連邦も滅びちまえぇ!!」

2015-03-01 18:27:35 | アニメ・コミック
「機動戦士ガンダム サンダーボルト』、その最新刊5巻を買った。

今回、この「サンダーボルト」に関して初めて“特装版”で買った。
売り切れ必至のようだが、出来ればファンの方は“特装版”を買う事をオススメします。
何と言っても、作者の太田垣康男先生によるフル・カラー設定書は素晴らしい。
今後、新たな主人公メカ(?)となるアトラス・ガンダムの異形さとカッコ良さ。
劇中に登場したジオン・連邦のMSが紹介されている、コレが非常に良い。
ポスト・カードやエンブレム・ステッカーも嬉しい。
もう在庫僅かかと思いますが、是非“特装版”の購入をオススメします。

さて肝心な5巻。
まずダリル率いる新リヴィング・デッド隊と、得体の知れない「南洋同盟」の激闘からスタート。
やはりアッガイ(改)ってのはマズかった、ダリル達は「南洋同盟」の新型MSに苦戦する。
カラー設定書では、当初ダリルはズゴックに搭乗する予定だったと言う。
個人的には、ズゴックに乗って戦うダリルが見たかった。
それにアッガイよりは、絶対に戦闘力は高い機体だし隊長機として相応しい。
まぁ~今回は敵の情報を握る諜報員との接触と言う、隠密活動だから仕方ないか…(苦笑)
苦戦しながらも、何とかダリルは敵を倒して「南洋同盟」の重要な情報を知ります。
そんな激戦の中で、思わぬライバルが味方の中にいる事が明らかになります。
それがア・バオア・クーの戦いで、サイコミュ搭載の高機動型ザクに搭乗していたビリー少尉。
彼の屈折した思いは、今後ダリルの行動に大きく影響する予感をさせてくれます。



そして中盤からは、もう一人主人公イオと新たに配属されたスパルタン部隊へ。
傷痍軍人達の悲しい特攻により、スパルタンはピンチに陥ります。
それを救ったのは、他でもなくイオが搭乗する「アトラスガンダム」。
「アトラスガンダム」の異形にして凶々しく、そして圧倒的なまでの強力さが強調されます。
使い捨ての駒のように特攻を命じられた傷痍軍人の2人は、悲しいながら少し笑いを誘ってくれる良いキャラクターでした。
そんな2人の悲しい特攻も、悪魔の様な「アトラスガンダム」の前で文字通り塵と化します。
スパルタンの危機を救ったアトラスガンダムとイオ。
しかし、ここでも様々な視線が仲間達から向けられます。
エリート軍人、英雄としての評価だけでなく、敗者として卑怯者というネガティヴな視線。
そんな中、幼馴染であり親友のコーネリアスの存在。
そしてダリルへの私怨が彼を激しい戦いへと駆り立てている様です。
ハンフリー大佐との会話で見せた表情は、イオが決して表には出さない彼の「暗黒面」の片鱗。
仲間のパイロット達と軋轢が起きるのは必至、今後イオがどんな行動に出るのかも注目です。



そして外伝「砂鼠ショーン」。
コレが収録されているのは嬉しい。
ショーン、生きていたんですね。
そのショーンが搭乗しているが、またグフ・カスタムってのが最高。
ただ時間軸を考えると、本編にリンクする可能性は高いです。
コチラも戦後の混乱期、既に盗賊と化した連邦幹部との激しい戦いが描かれます。
憎悪と狂気の連鎖で、その戦いが泥沼化していく本作において。
この「砂鼠ショーン」は、結構異色な展開を迎えます。
最後、差し伸べられたショーンの義手を取った連邦のパイロット・モニカ。
人は互いに手を取り合って、理解し助け合う事が出来る事が提示されます。

ただ本編の物語は、また新たな展開を匂わせて終わりを迎えます。
様々な思惑と怨念が入り混じり、戦いはより激化していく一方です。
ダリルとイオだけでなく、多くの人々の思いは物語をどんな風に展開させていくのか興味深いです。
この鋼鉄の怒りと憎しみの果てに、一体どんな結末が待っているんでしょうか?
とにかく燃えます!!

「アトラス、これが私達の新しいガンダムよ…。」


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