ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

もう隠しきれない『クローバーフィールド HAKAISHA』のネタバレ

2008-02-17 12:38:57 | 映画
改めてネットの「恩恵」と「怖さ」を実感した『Cloverfield』。

全米でも凄まじいスタート・ダッシュを見せ、冬休み興行の新記録を樹立するも、ネタバレの急速な浸透によりアッと言う間にトップ10から姿を消しました(笑)。

パラマウント社とエイブラムスは、このヒットに気を良くして早々に「続編製作」決定をカマしましたが、その「続編」に本作のように仕掛けた“策略”が見事にハマる保証はなく、この先どうなるのか作品の先行きが心配ですね。

もう世界中で散々ネタバレしまくり、出涸らし状態で4月公開になる日本…せめてあと1ヶ月公開を繰り上げて欲しかったのが本音。

出来れば3月1日の「映画の日」!!

それまで集中して「全米が震撼!」や「全米で記録的大ヒット!!」等と某「め○ましTV」で取り上げてもらったり、「これぞ人類が直面する最大の恐怖(←無茶適当:笑)」的なナレーションをかましたCM(やっぱり自由の女神の頭が飛んでくるシーンはインパクト大!)をガンガン流せば、「邦高洋低」の流れの中でも一矢報いる大ヒットになったのでは?!
この類の作品は、ぶっちゃけシネコンでカップル同士の「何観る?」、「今CMでやってんの怖そうやん」、「“めざ○し”でやってたヤツな、面白そうやな!」ってな会話により動員が期待出来たでしょうに…。

今は4月5日の公開を心待ちにして劇場に駆けつけるのは、私のような「怪獣映画」マニア(自嘲)、洋画のアクション好きなおっちゃん位…日本の配給会社は絶対にプロモーションに失敗しましたね。

更に追い討ちをかけたのが、あのハズブロ社が「Cloverfield」の“怪獣”のフィギュアを発売する事。

映画の中では全貌が判りに難い“怪獣”でしたが、まぁ~コレが滅茶苦茶良く出来ており、当の“怪獣”が細部まで判りますね。

こうして見ると案外細身やのに、あの無敵ぶり…ハリウッド版『ゴジラ』は越えましたね(笑)。

4月5日の公開日、劇場の売店に行ったら、この怪獣フィギュアも売っていたら、パンフレットと一緒に勢いで買ってしまいそうです(笑)。

あらかじめ概算でヒットが予想出来る洋画の超大作はともかく、今後話題作は「全世界一斉公開」と言う縛りは厳しくなるでしょう(ネットでの情報流出を防ぐ為)。
一体日本の配給会社はそれに対して、どう対処するかが洋画のヒットに大きく影響しそうですね。


さて当のエイブラムスさん、自分の監督最新作である『スタートレック(カーク船長の青年時代を描く)』の公開を延期させましたね。
コレも得意の「策略」? 果ては『Cloverfield2』との絡みもあるのでしょうか?!
「策略家」エイブラムスの動きは注目です。

文句を散々言いましたが、全米で大ヒットした作品でも日本では「DVDスルー」となる事が多い昨今。
「劇場で観てナンボ」である本作が、日本でも劇場公開されるのだけでもラッキーなのかも?!

質の低い「邦高洋低」の流れ、やっぱり個人的には嫌やな…。


PS:コレも「解禁」やね(苦笑)。