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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

THE BIG 4

2010-05-08 20:53:52 | 本・雑誌
連休が終わりました。

休み明けから怒涛の忙しさ、あまりの急激なラッシュを喰らってK.O寸前でした(苦笑)。

そんな中、仕事帰りにBurrn!だけは買いました。

今月号の表紙は先日「歴史的な和解」を果たした、MEGADETHのムス様とエレフソン。

インタビューや特集でもあったがMEGADETH、否ディヴ・ムスティンと言う男を知っていれば、確かに今回の“ジュニア”ことエレフソンの和解と復帰は歴史的な事件だ。

バンドとして、ミュージシャンとして、そのキャリアが決してピークを過ぎて低迷していた訳ではないムス様率いるMEGADETH。
この歴史的な和解と電撃復帰には、ムス様とエレフソンの間にある切っても切れない絆、そしてミュージシャンとしてのケミストリーがあるのは間違いないのかと思う。

この凄まじいラインナップの“BIG 4”というパッケージ、今噂されるように今年のLOUD PARKでの来日を期待しても良いのだろうか?!

さて今月号のBurrn!だが、メロディ系からハードコアまで新旧問わず幅広く扱っており、退屈することなく楽しく読める。
ただBurrn!を賞賛するロブ・ハルフォード陛下には反するが、やはり読むと何となく嫌な違和感が消えてもいないのは事実だが…。

それを最も象徴するのが、「THE BLACK PROCCESSION TOUR」をレポートした記事。
コレは読んでいて非常に不愉快だった。
この記事を書いた記者は、モラルの無い単なる骨の髄までの愚か者だ。
バンドの熱い素晴らしいパフォーマンスを台無しにする、馬鹿な記事には吐き気がする。
個人的にはライヴでモッシュ・ピットやダイブ等で暴れまわるファンを悪いとは思わないが、ただ他のファンを巻き込み怪我をさせるような危険な行為はマナー違反だと思う。
それを火事と喧嘩は江戸の華、ライヴの華だと言い、その危険な行為を容認して増長するような記述は、プロの記者として本当に正しい姿なのだろうか?!

僕自身、何度もライヴ会場にてモッシュやダイブによる散々痛い経験もしている。
何も考えていない興奮した馬鹿が勝手に暴れて、ファン同士が喧嘩になったのを目撃したり、小柄な女の子が巻き込まれて悲鳴を上げて倒れたのを助けた事もある。
礼儀正しくして欲しいとは言わない、ただ自分の行為にはしっかりと責任と自覚を持って欲しいと思う。
もし、この類のエクストリーム系のライヴ中に無責任な馬鹿が引き起こした事により、大勢のファンが巻き込まれて大怪我を負ったり、最悪の場合死んでしまったら…一体誰が責任を負うのか?
大きな事故に発展した場合、まず日本ではエクストリーム系の来日公演は減るだろう。
世間から、無理解で偏見に満ちたバッシングも受けるだろう。
そして自分たちのライヴで怪我人が出たり、ましてや死人が出たら一番責任を感じて己を責めるのはバンド/アーティスト側だ。
その事実をしっかり認識して欲しい。

一記者(そもそもこの馬鹿な記者は記事を書く為に為に安全な所で観ている筈だ)とは言え、その大切な事実を忘れた無知でモラルの低い馬鹿なレポートには吐き気を催すくらいに嫌悪感を抱いてしまった。

今月号は面白い充実した内容だっただけに、このレポートは心の底から残念であり、メタル・ファンとして虚しく悲しかった…。

PS:このバンドは良い! PVも笑えるし最高!!





空飛ぶ恐怖の映画雑誌、襲撃

2010-04-21 22:02:30 | 本・雑誌
仕事帰り、今月号の映画秘宝を買う。

今月号の表紙は、間もなく公開される『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』よりゼブラクィーン/仲里依紗嬢。

この挑発的な表情、肉感的な肢体、素晴らしいです!!

彼女の活躍を観る為だけに『ゼブラーマン~』を観ると決めました、いや~我ながらバカだと思いますわ(自嘲)。

インタビューを読む通り、確かに里依紗ちゃんは最近メキメキと頭角を現している新進女優の中にあり、良い意味で極端な路線を突き進んでいるのは確かだと思います。
今後も彼女には、こういった路線を突き進んで欲しいと願います。

さて肝心の今月号の映画秘宝ですが…。

相変わらず淡白な感じは拭えないですが、今月号はギリギリで濃~い内容を誇っているかと思います。
相変わらず幅広いジャンルをフォローしつつ、随所で光る偏執的な要素はこの雑誌の持つ破壊力でしょう。

先の別冊「超常現象映画」でも大々的に取り上げれていた、日本映画史上最恐と誉れ高い『恐怖』は早く観たいですね。
久々に本当の意味で、良くも悪くも狂った映画の登場を予感させます。

読み応えがあります、じっくりと読みたいと思います。




キノコ恐怖症

2010-04-13 23:27:47 | 本・雑誌
仕事帰りに「東宝特撮映画DVDコレクション」の最新号を買う。

この最新号は、遂に登場した!って感じながも東宝特撮映画云々ではなく、日本産のホラー映画として最高傑作である『マタンゴ』です!

いや~待ってました!!

ビデオやLDは持ってますが、何故か今までDVDは買っていませんでした。

本作に関しては、また後日詳細をUPします。

ただ今言えるのは本作を観て、多くの人が「キノコ恐怖症」に陥ってしまった事実です。
本作はそれが事実であるのを実感させるまでに、おぞましいまでに怖いです。

まだ観ていないと言う方は、是非この機会に観て欲しい傑作であります。




素晴らしき超常現象映画の世界

2010-04-08 23:26:49 | 本・雑誌
仕事帰りに、かの映画秘宝からの別冊『怪奇・怨霊・宇宙人 衝撃!超常現象映画の世界』を買いました。

帰りの電車の中で、ペラペラと読んだのですが…。

コレは良いです!

今や封印されたような70年代のオカルト・ブームを彷彿とさせる、見せ物小屋的というか確信犯的で露骨な悪趣味さが心地良い。
それに記事の内容も本家・映画秘宝とは違い、良くも悪くも焦点を間違った記事の暴走具合も実に小気味良い。

昔ながらの「映画秘宝」の読者としては、コレがこの雑誌の指すべき姿であり、本来あるべき姿ではないかと思えてしまう。
最近の「映画秘宝」の今一つ煮えきれない方向性を思うと、この別冊の狂ったような暴走ぶりは読んでいて楽しい。

まだまだ読んでいない部分も沢山あります、非常に中身が濃~いのでじっくりと読みたいと思います。




新世代の台頭?!

2010-04-05 23:39:03 | 本・雑誌
仕事帰りに今月号のBurrn!を買う。

今月号の表紙は間もなく新作をリリースする、新世代メタル・バンドの注目株BULLET FOR MY VALENTINE。

バンドにとって「最高傑作」と誉れ高い新作への期待の高さか、メンバー全員のインタビューに加えて、これまでのアルバム・レビューと新作の全曲解説が載る気合いの入り具合。

良くも悪くも今のBurrn!という雑誌にとって、BULLET FOR MY VALENTINEと言うバンドは重要(先に発売されたMETALLIONを読めば一目瞭然)であり、最近のこの雑誌特有の「大人な事情」を含めても扱いやすいバンドなのだろう。
こう言うと随分皮肉めいて聞こえるかもしれないが、個人的には新世代のメタル・バンドとして重要なバンドであるという認識もあるので、このバンドと新作が良い意味で幅広い意味で売れて欲しいと願っています。

アルバム・リリースのタイミング、それに伴う広告料を含めた「大人の事情」もあるだろうが、これまでのBurrn!の懐古的かつ保守的な要素を生かすならば、今月号の表紙は新作をリリースする今こそ敢えてSCORPIONS(インタビューと別枠で大特集有り)でも良かったのではないか?!…とも言いたくなる。
ただ素直に新世代メタルをプッシュしている雑誌として体質改善をしているとも言い切れない、この焦点のズレ加減が今のBurrn!を象徴していると思う。

メタル雑誌としては、ページを埋めるための訳の判らない特集もなく、多少の偏りはあるもののメロディアスからエクストリーム系まで実に幅広いバンドを取り扱っているのは良い。
一体何が面白いのか判らない特集よりも、様々なバンドの「今の声」を聞ける記事の方がずっと価値があり、日本のメタル・シーンにとって健康的だと思う。
ただ、アルバム・レビューの点数の高さにはビックリしましたが(苦笑)。

今月号はメタル・ファンなら、読んでも充分に楽しめる一冊になっていました。



PS:売れないとヤバいんで(笑)。




美女と野獣?!

2010-03-20 23:04:58 | 本・雑誌
また急に春めいて来ました。

でも、明日以降は天気が崩れるのね…ホンマに不安定な気候は嫌になります。

そんな連休の初日、お馴染みの「映画秘宝」を買いに行きました。

今月号の表紙は、次世代の日本映画を背負うだろう女優・満島ひかり嬢。

それに加え、今後何かと映画とメディアで注目を集めるだろう、新世代のフレッシュな女優陣の特集が華やか。

あと『ウルフマン』の公開に併せ、秘宝ならではの「動物人間コレクション」は興味深い。

メジャーな名作だけでなく、秘宝読者ならお馴染みのカルトな傑作・名作・珍作までフォローするのは秘宝らしいものの、今となっては何か新鮮味に欠ける言うのも事実でもあります。
面白いけど…昔からの読者としては思う事が沢山あります(苦笑)。

それは他の映画雑誌では絶対に有り得ない(ショーケンのインタビュー!)、鋭い切り口とエグさ(「実録殺人鬼映画Best20」)は読み応えはあるし興味深いが…。
敢えて言わしてもらえば、若い世代の開拓は判るが突っ込むネタ的な部分としては、もう既にマンネリ化したと言う印象が拭えない。

「映画秘宝」として、その姿勢やポリシーとして絶対に外せない作品(ネタ)があるのも判るが、そろそろ新しい視点・価値感から作品を見つけだしても良いのでは?!

書籍紹介のコーナーにて御大・柳下氏ではないが、かのライムスター宇多丸の著書「ザ・シネマハスラー」を取り上げた段階でアウトだろう。

宇多丸さんの「ザ・シネマハスラー」におけるマニアックかつ偏執的かつ巧妙で笑える批評は、映画秘宝からの絶大な影響下にあるのは間違いないし、今や「映画秘宝」的だと言われそうなモノだと思える(宇多丸氏の明確かつ鋭利なコメントは小気味良く大好きです:笑)。
ただ、それを受けて「日本映画縛り首」は要らないと言うのは正直大いに疑問だ。
柳下氏、そして「映画秘宝」という雑誌が原点から貫いていたのはコレではないのか?!

今こそ、「映画秘宝」という映画雑誌の持つ存在意義を自ら問うて欲しい。
この雑誌が、牙を抜かれたら今までの積み重ねがご破算になってしまう筈だ。
雑誌という形態での限界、月刊誌のムックという形で本来の存在意義を発揮するのは、ムック時代からの読者としては何とも寂しく虚しくなってしまう。

決して退屈でつまらなくなった訳ではない、今でも充分に刺激的で面白いが、敢えて今だから自身の存在意義を問うて欲しいと願ってしまう。






変わらない事への信念?!

2010-03-05 23:17:56 | 本・雑誌
毎日超多忙です。

普段通りの事務的な多忙に加え、予想外の思わぬトラブルの連続…もう心身共に苦しく厳しい日々が続いてます。

そんなクラクラした仕事帰り、しっかりとBurrn!の今月号を買いました。

今月号の表紙は、いきなりのフィリップ・アンセルモ。

何故?!…と思ったら、近い内にPANTERAのリマスター&ベスト盤アルバムがリリースされるのねん(苦笑)。

PANTERAに関してはインタビューの内容とは違い、かなりナーヴァスに対応してきたアンセルモ。
そんな彼が、日本のメディア(と言って良いのかな?)に対して赤裸々かつ真摯に、あの時の状況を振り返るインタビューは興味深い。

しかし敢えて言わしてもらうと、かつてPANTERAの大ファンだった者としては非常に複雑な心境でもある。

今、どれだけアンセルモがエモーショナルかつ実直なコメント(聞き手があのハーネルでないのは大正解)をしても、今更全てが遅過ぎるかと思えてしまうのが悲しい。

アンセルモの、今後のミュージシャンとしてキャリアに平穏と幸ある事を願います。

あと、今回の読者人気投票。

大方の予想通り、復活・MR.BIGの躍進が目立つが、特筆すべきはOUTRAGEの高評価と大躍進にあると思ってしまう。

良い音楽、良いアルバム、そして良いライヴを披露している現役のバンドが、この雑誌特有の狂ったような偏執的な大プッシュ(確かに大々的に取り上げられてはいたが)は無くても、しっかりと正当な評価を受けている事実が嬉しい。
このような評価が出る事に、まだまだ日本のメタル・ファンは良い耳と目をしていると思えてしまう(LIV MOONの思わぬ意外までの高評価にもビックリ:微笑)。

そんな事を踏まえつつ、今月号のBurrn!はアタリ・ハズレで言うならば、幅広く様々なジャンルのバンドが取り上げられている事でもアタリ。

今月号の編集後記において、一体誰がこの雑誌における編集長なのか?と言う大きな疑問が持ち上がった事は事実だ(笑)。
雑誌の編集方針等において、もう誰かさんの厚顔無恥な自画自賛ぶりと、狂った迷走を糾弾するのもメタル・ファンとしてはウンザリしてしまっているのも事実。
今もメタルを愛してる人に、この雑誌のトップを務めて欲しいと願います。

とりあえず、今日はPANTERAを聴きながらBurrn!をゆっくりと読みたいと思います。


PS:コレぞヘヴィ・メタルのカッコ良さ! ゾクゾクします!!





映画愛の暴走

2010-02-20 21:56:17 | 本・雑誌
もう2月も下旬です。

何か…2月は調子悪かったなぁ~と実感(自嘲)。

仕事も何かと慌ただしく忙しいのですが、年度末モードに仕事が入り気味であり多忙さに撲殺されそうな予感と悪寒が…(苦笑)。

ってな事は抜きにして、今月号の「映画秘宝」を買いました。

表紙と特集は日本公開がやっと決まった、奇才ヘンリー・セリック監督と『コララインとボタンの魔女 3D』です。

今敢えてこの映画をプッシュして、セリック監督の濃~い特集をする辺りは何とも「映画秘宝」らしいと思いました。

この時点で「人形アニメーション」云々ではなく、映画に対する愛が既に暴走している。

あと、みんなが大好き“DEVILS PRESS”において、空前絶後のメガ・ヒットを記録した『アバター』が宇多丸と高橋ヨシキ先輩により、木っ端微塵なまでに血祭り(ヒロモト森一氏によるイラストは最高ですが:爆)に上げれています(笑)。

まぁ~御二方の言いたい事や指摘も良く理解出来ますが、『アバター』が「映画館にて(3Dで)観てこそ醍醐味がある作品」という意味では個人的には傑作であり、素晴らしい作品だったと思います。
でも、ソフト化でリリースされた時に本作の持つ意味は、色んな意味で問われるかと思います。

今言えるのは、SF映画の“新時代”を告げる傑作と言われるのは、かのアカデミー賞にて同じく作品賞(コレは快挙!)にノミネートされた、4月に日本公開が決定した『第9地区』であるのは間違いないのかと思います。
今から、公開を待ち望んでいた作品の持つ“衝撃”に備えたいです。

そして、「韓国暴力映画の系譜」。

今現在において邦画のメジャー作品の腐った没落ぶりを嘆く現状では、アイドルからスターまで出演してヒットを記録する韓国の現状は正直羨ましい。
日本映画はかつての栄光を亡くし“過去の遺物”と化して、韓国や中国をはじめとするアジア映画に置き去りになるのは時間の問題だろう。

ってな訳で、今月号も濃厚でエクストリームであります。
でも、今一つインパクトに欠けると言うか、ちょっと焦点がボケてしまう印象もあるのは事実。

何故でしょう?!

ちなみに今月号は近所の本屋で買ったのですが、仕事帰りに買ったのでは…あの裏表紙のインパクトはあまりに強烈でありました。
だって『隣の家の少女』ですよ、仕事帰りの電車の中では絶対に読めないですね(笑)。


PS:その『隣りの家の少女』の凄くイヤ~な予告篇。



PS:『第9地区』の「元ネタ」である短編。




Moneytalks

2010-02-05 23:13:59 | 本・雑誌
2月になっても忙しい。

否、2月になってから忙しい。

毎年の事ながら、年度末に入る2月はただでなくても色んな事が起きる。
今年も例年になく、非人道的なまでに多忙さに撲殺されています…。

そんな中でも、仕事帰りには今月号のBurrn!を買ってます。
20年以上続いた習慣とは言え、もうこうなると我ながら強迫的だと思いますわ(自嘲)。

さて今月号のBurrn!、表紙&巻頭特大特集はAC/DCであります。

AC/DC、悪くはないです。
ただ、今何故?って感じです。

まぁ~彼らは「生きる伝説」であり、コレがひょっとしたら最期になるかもしれない9年ぶりの来日公演を目前に控え、そしてDVD-BOXの日本盤が間もなくリリースされると言うタイミング…そこにイヤでも政治的なニュアンスを感じますね。

今月号においては、新譜(傑作と誉れ高い新作)をリリースしたばかりのWIG WAMやGAMMA RAYの大きなインタビュー&特集記事がありながらも、敢えてAC/DCをあんなにも大々的に取り上げる意味が不明確であり、時代の最先端をいく「ヘヴィ・メタル雑誌」という意味では“退化”だ。

AC/DCは凄い。
理屈云々ではなく、素晴しい。
それはメタル・ファンなら誰でも知っている。
それが今現在の彼らを伝える記事や特集ではなく、回顧録的なLIVEレポートや年代表等ばかりでは、いかに彼らが偉大であってもその“凄み”が伝わる記事と特集ではないと思う。

結局、Burrn!という媒体は「そういう雑誌」に成り下がった事実の露呈だ。

今月号は良い記事もあるが、同時に訳の判らないANTHEMのバカげたインタビュー(DIR EN GREYのLIVEレポートの方が重要!)を含めて退屈な記事も多くて非常にアンバランス。

でも、喜国先生のマンガは笑えました。
日本と欧米における、ロック・スターに対する認識の違いだろう。

今月号は散漫、焦点がブレまくっていました。
コレが今の日本最高峰のメタル雑誌です。


PS:コレはカッコ良い!



でも、まんまJUDAS PRIESTの「Metal Go…」って言うのは野暮か(苦笑)。

ぶたのたね

2010-02-03 22:28:56 | 本・雑誌
姪っ子に、絵本をプレゼントする事になりました。

ヨメがネットで検索していて、ウチにあるこの絵本を思い出して、この絵本がどんな絵本であるのかを今読み直して倒れておりました(笑)。

コレは、我が青春の絵本であります。

僕がまだ10代の頃。
保育士の勉強をしていて、その課題の中で「自分で紙芝居を作ろう」というのがありました。

それは来る現場実習の際、子ども達の前で「読みきかせ」をする為。
予め、自分が選んだ絵本をベースにして「紙芝居」を作り、実際に先生や他の学生の前で実演する…という実にハードルが高い課題でありました。

今思うと、結構酷というか、何かとハードルの高い課題が多かったです。
図画工作、創作ダンス、演劇実演、ソルフェージュにピアノの弾き語り…よくそう言った課題をこなして来たものです。
今なら絶対無理やわ(自嘲)。

さて、「紙芝居」作りの課題ですが、みんな絵本の選定に苦しんでいました。
先生側より、「アンパンマン等のキャラものは厳禁」という指令も出ていたし、他の学生と出来るだけ被らない作品を選びなさいとも言われ、そのハードルはどんどん高くなっていまいた。

そんな中、僕が選んだのが他ならぬ『ぶたのたね』でした。
まぁ~当時からヒネくれていた僕、普通の絵本を選んでも仕方無い、どうせならインパクトと笑いが取れるモノが良いと、図書館や本屋さんを巡っておりました。
そこで、この『ぶたのたね』を発見したのです!

もう「コレや!!」と思って買いました。



絵もとっても可愛いです。
しかし、本作が最も素晴しいのは「ストーリー」です!!

ホンマに良く出来ています。
物語はいたってシンプルなのですが、秀逸なのが本作に登場する主人公・鈍足でベジタリアンなおおかみくんのキャラ。
間抜けで憎めないおおかみくんなのですが、彼を待ち受ける「衝撃の結末」は今でもインパクトが充分かと思います。
笑えますが、その結末は色々考えさせられます。

そして出来上がった『ぶたのたね』の紙芝居を持って、課題の実演、そして現場実習へと行きました。
子ども達だけでなく、そして先生(担当の講師だけでなく実習先の保育士さん達)や学生からも大ウケして大爆笑となりました。
おかげで高い評価も頂きました。

それもこれも、この『ぶたのたね』という素晴しい絵本との出会いがあったからです。

もうアレから20年以上。
姪っ子へのプレゼントをキッカケに、何とこの“続編”が出ていた事を知りました。
それも2冊も?!

何と続編のタイトルも、「またぶたのたね」と「またまたぶたのたね」と言う、そのまんまのタイトル。
何でも、主人公のおおかみくんはやっぱり何にも学んでいないらしい(苦笑)。
20年経った今、その姿が何か自分とダブるというとアカンか…(没)。
早く読んでみたいです。

子どもだけでなく、大人も読んでも充分に楽しい絵本です。
是非、機会があれば読んでみて下さい。

コレを、姪っ子が気に入ってくれる事を願います。