えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

再び/2度

2020-06-14 | お気に入り
早めに就寝し、4時半に目が覚めた。
たまにあるのですが、どうも歳を取ったと感じる部分でもあります。
私の場合、大抵目が覚めた途端に空腹を覚えるので、誤魔化してもう一度寝るのが困難です。

そうして思い付いたのは、プライムビデオです。
観たいと思っていた映画がまだ配信されておらず、おすすめとして出てきたものから何故か「大統領の料理人」を思い出したのです。
調べてみれば、2年半ほど前にシアターで観賞し、その年の一番と感じた作品でした。
しかし、その作品のレビューは必ずしも良いものばかりではありませんでした。
不思議に思い、見直してみたのです。

頑なに、素朴で美味しいものを食べさせる料理人がいて
その料理と、料理人としての理念に共感する大統領がいる
それを妬み、体制を変えさせるほどの風が巻き起こる

とまぁ映画ではこんな話なのですが、実際のキャラクターとは大きく違うものらしい。
私は実際の話とも知らずに見ましたので、単純に楽しめたのかもしれません。
「料理を愛した一人の女流シェフの物語」としか私は見ませんでしたから、痛快に思えましたし共感さえしたものです。
エリゼ宮内での特殊な事情はさておき、料理人としての生き方は振り切っている程に清々しい。
この主人公の媚びない生き方は、エンターテイメントとして良いものになったと感じます。
温厚であったという実際の料理人(ダニエル・デルプシュ)そのままのキャラクターであるよりも、楽しい作品になったと思うのです。
2度見ても、やはり良い作品であったという感想に違いはありません。

タイトル画は、大統領の夜食として提供した「黒トリュフのタルティーヌ」

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