えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

HONDAの選択

2024-06-28 | 車関連
個人的な感想から言ってしまうと、選択を誤ったのではないかと思っています。
ホンダがN-ONEのフルモデルに外板を変えずとしたことは、財政状況からいって仕方のなかった事と認識されています。
そもそも、N-ONEは初代で終わる可能性が濃厚であったものを、何とか中身だけでも一新して生き残らせるといった方法を取ったものです。
あの当時、N-WGNとの統合という噂があって、先にフルモデルチェンジをしたWGNの売れ行きが良ければそうなった事でしょう。

しかし幸か不幸かN-WGNは人気を集めることなく、外板をキャリーオーバーしたN-ONEに中身を入れ込んだのでした。
新しいN-WGNは、見れば分かりますがコストを削ったモデルであり、N-ONEと比べてお得な設定になっています。
ホンダとしては、同じようなフォルムを持つ2台を揃えておく時代ではないと判断し、N-WGNに統一を図ろうとしたのです。

細かいことまで知りませんが、NGNを残しONEを消すというのは販売台数の関係であったとも聞きます。
セールスマン曰く、都市圏以外では圧倒的にWGN人気は高かったと言います。
ですので内部では致し方のない選択であったと感じていたようです。
しかしWGNをあの中途半端なリアデザインとしたこと、これが敗因であったと考えられます。
N-ONEを使っていた者が、あのデザインに落ち着くというのは考えにくいもので、統合させれば必ず他社に取られることとなるのは確実でした。
そこでネオクラシカルなN-ONE好きならば、もしかしてこのまま行ってもいいかという事になったのかもしれません。

それでもいいと買った人はいるでしょう。
しかし幾ら中身が良くなっていても、同じ見た目は飽きたという人が殆どだったのではないでしょうか。
2020年に発売となった現行型ですが、初代モデルも含めここに来て街で見かける頻度がぐんと減ったように思います。
初代が2012年の発売でしたから、同じ形を12年見せられたことになるものです。
面白いものでフルモデルで外装を変えていたら、それが良くも悪くも刺激になるもので悪ければ初代が見直されていたり、良ければ先代を慕われるのでしょう。
MINIがずっと同じ形で売っていたとか、ビートルもしかりなんてことありますが、時代が違います。

私が言いたいのは、選択を誤った様に見えるという事です。
N-ONEのデザインを作り込み、N-WGNと統合したら良かったと思うのです。
幾分高くても仕方ありません、国士無双であるジムニーの様に何かをキラリと光らせる必要があったのではないでしょうか。
軽自動車に定評のあるホンダにだから、できることの一つだったと思うのです。
今からでもどうでしょう、JG5。
シビックSiよりも断然売れると思うのです。(まぁシビックはエンジンを乗せればいいだけですけど)

タイトル画は、好評だったとみられる初代N-WGN
コメント
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