えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

MX-30 Rotary-EV

2024-01-12 | 車関連
マツダの力作であろうロータリーEVに試乗してまいりました。
何気に試乗車の数は多く、5キロ圏内に2台もありました。
仕事ついでにちょっと離れた店舗にお邪魔して、試乗の可否を確認すると快く乗せていただきました。

見た目はまんまMX-30です。
正直なところ、まじまじとMX-30を見たのは初めてかもしれません。
335iと並べてみると背の高さはありますから存在感こそありますが、あまりスタイリッシュではありません。(個人的な意見です)
しかし乗り降りするに高すぎる事もなく、かがむようなこともなく、乗りやすいものです。
そして走り出せば、まさにEVであってとても静かです。
トヨタ車や日産車の様なキーンという音があまり聞こえませんし、ロードノイズにしても少ないように感じました。
車体の重さを感じない走行感は快適の一言です。
あまりに静かなので、これロータリー回ってます?と聞くと、まだ1度も回っていないと言うので静かなのは当たり前なのかもしれません。
チャージモードを選んでもらい、積極的にロータリーを回してみると、予想以上にエンジン音が響きました。(まぁそれまでに静かな走りに慣れてしまったせい)
更に、ロータリーの振動をそれなりに感じ、ステアリングにも伝わるのは意外でした。
高回転として使わないチャージ用のものですから、もっともっと静かで振動がないものと勝手に考えていたのかもしれません。

日産のE-Powerに比べてどうか、ここが一番気になるところです。
エンジン音に関しては、レシプロエンジンに慣れているだけで、どっちもどっちなのでしょう。
振動に関しては、日産の方が加速に応じて回転数が比例する傾向にはあると感じますが、ロータリーがそう感じなかったのは短い試乗だったからか微妙です。
音と振動に関しては慣れてしまうと思うのですが、加速力が弱いと感じました。
これはレシプロ対ロータリーというよりも、モーターとバッテリーの性能差なのかと思われます。
正直なところ、E-Powerは現行車種でもいい加速をすると感じますが、MX-30 Rotary-EVの加速感は飛ばしたい人には足りません。
実用には十分ですが、胸のすく加速には程遠いと感じます。
加えて言うならば、回生ブレーキの味付けは自然でいいが、ブレーキの利きが悪い。
最近の車でこれほど踏むと意識した車は覚えていないほど。

もっとモーターを強力にして、MX-5あたりに積めば売れるのではないでしょうか。
それこそモーターを2つ(2倍)にしてRX-9なんていかがでしょう。
何にしても、E-Powerの歴史は伊達ではないと感じました。
コメント (2)
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