<あらすじ>
女たらしの映画監督、やきもち焼きの夫、刑務所から出てきて間もないホットドッグ屋、強盗に失敗した少年など、現代の大都会で事情を抱える11人の男女と1匹の犬。午後5時から5時11分まで、わずか11分の間にそれぞれの人生が絡み合い……。

たった11分間の物語を、群像劇であらゆる角度から映しだしています。
11という数にこだわって、部屋番号も“11”
何気ない街の音や、さりげない台詞など、無意識に観客の心に残るように配されているので、しょっちゅう場面が転換されても迷うこともありません。始まりの5時の鐘の音も親切。

途中、直接映されるシーンはなくても、登場人物の視線、台詞や監視カメラのディスプレイ、スケッチブックの絵の中に表れる“黒い点”
それが一体何を意味しているのか、見ているこちらにはわかりませんが、ラストの映像の中にその正体を現したとき、思わず「そうだったのか~!
」と唸ってしまいました。
観客の視線を意識した緻密なカメラワークや場面転換など、巧みなところを言い出したら枚挙にいとまがありません。短時間の物語をここまでの作品にした監督に脱帽です
女たらしの映画監督、やきもち焼きの夫、刑務所から出てきて間もないホットドッグ屋、強盗に失敗した少年など、現代の大都会で事情を抱える11人の男女と1匹の犬。午後5時から5時11分まで、わずか11分の間にそれぞれの人生が絡み合い……。

たった11分間の物語を、群像劇であらゆる角度から映しだしています。
11という数にこだわって、部屋番号も“11”
何気ない街の音や、さりげない台詞など、無意識に観客の心に残るように配されているので、しょっちゅう場面が転換されても迷うこともありません。始まりの5時の鐘の音も親切。

途中、直接映されるシーンはなくても、登場人物の視線、台詞や監視カメラのディスプレイ、スケッチブックの絵の中に表れる“黒い点”
それが一体何を意味しているのか、見ているこちらにはわかりませんが、ラストの映像の中にその正体を現したとき、思わず「そうだったのか~!

観客の視線を意識した緻密なカメラワークや場面転換など、巧みなところを言い出したら枚挙にいとまがありません。短時間の物語をここまでの作品にした監督に脱帽です
