連日の猛暑、そんななか合間をみては、
粛々と「きものお片付け」を続けております。
何枚もののきものを出して思うことは、
どのきものも「愛しい」ことよのう。
今回の「捨て規準」は
「同じようなモノはどれかを整理する」ことです。
若い頃から、「これがいい」となったら、
同じような色、デザインを何枚も
ゲットする傾向があります。
たとえば高価な黒のドレスを購入したとします。
それを着て汚すのはモッタイナイ。
同じような安いものをもう一枚購入する~~。
欧米の貴族!は、本物ダイヤのネックレスは
金庫に仕舞っておき、
パーティなどでは同じデザインの
ニセモノを使ったといいます。
まっ、そんなようなもの~~???
というか、単にセコイというか。
そんなわけで、
「絞りがいい」となると何枚も。
そのなかの何枚かを泣く泣く処分、~~辛い
トキメキ、なくなったわけじゃないのよ。
わが家のリストラクチュアリング、
再構築にはだれかに泣いてもらわないといけないの。
一番泣いているのはワタシなのよ、わかってね。
と言い聞かせます。(誰に?)
色の傾向としては、きもの初期は紫、
でもこれは似合わないと判明したので、
あっさり処分できました。
浅葱、黄土色、今では鴇色、ピンク~~と、
似合う色、好きな色、変わっていくのですが、
やはりこれも増えすぎたので、どれかをリストラ。
柄では更紗に、琉球柄に縞、格子~~。
万筋から白黒、黄土色まで、縞のオンパレード。
ここからも何枚か、さようなら
このように、同じモノが何枚もある傾向を
「コレクター」とも「固着傾向」とも言い、
「子どもの頃手に入れられなかったものにこだわる」
「完全主義」
などと問題傾向のごとく言われております。
ワタシ、小さいときには
「きもの着るのむしろ嫌だったし」
「完全主義には程遠い」のよね。
かの脳学者の茂木先生によると、
「あるものにこだわる、
執着することから世界を広げていくことで、
脳の働きはどんどんよくなる~~」
そうであります。
茂木先生も、蝶のコレクトから興味を広げ脳科学に進んだそうで、
私はキモノから脳科学者に~~??
ワタシ、こちらの説をダンゼン信じます。
コレクト趣味は人間だけの特徴でもあるそうだから。
いや、コレクトの理論武装より、
今は捨てることの意義、意味重視でしょう。
ええと、なんだっけ~~。
すっきりして頭が整理される、だっけ?
いや、単純に、もう仕舞う場所がない。
しかし同じような傾向のもの始末して~~、
しばらくすると、また、
同じようなモノをゲットするのではないか
との一抹の不安が。
買うは安し、いや易し、捨てるは難し。
お片付けの旅は、続くのでした。
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