ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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日本の女は昔も今も美しい―装いの文化史

2015-07-14 09:20:09 | アート・文化

 

きものを着るようになって興味の幅が大きく広がりました。

江戸時代の文化や装いが面白いと知ったのもきもののお蔭。

色っぽいキモノ講座ー流行を作る女たち」

 「江戸時代の流行と美意識」より。

昔から女はおしゃれに余念がない。

江戸時代の女って、薄化粧が身上、その秘訣を知るためにノウハウの本がひっぱりだこ。

そのコツは、一度ぬった白粉を、拭い取るんだって。

そうすることで、薄いベールで覆ったような、底光りする肌の白さが現れる、というわけ。

今は、薄付きのファンデがあるから、わざわざ拭いとらなくてもいいようなものけど、ちょっとやってみようかな。

日本の女性の肌って、これはもう世界に誇れる美しさ、だからね。

こんな役に立つ??知識がいっぱいの面白い本を、

知人が送ってくれました。

 

「江戸時代の流行と美意識ー装いの文化史」(村田孝子・谷田有史著・三樹書房)。

お二人はポーラ文化研究所とたばこと塩の博物館関係人たち。

 

いや、これはもうページを開くたびに、ため息ものの写真や絵が満載。

江戸時代に花開いた「美」への強烈な思いを、髪型、化粧、もちろんきものに至るまで、面白く、解説してあります。

一日眺めていても飽きない、というか、見るたびに発見が。

 

ファッションは、伝統も大事だけど、どんな時代でも異装、これまでとは違い排斥される装い、を取りこみながら変化していく~~。

など、今のきもの文化と同じ。

きものもファッションだから、変わっていくのは必然かもしれません。

 

 

 

それにね、男性の「厄病本多」という髪型は、わざと毛の量を少なくして、「病み上がり」のように見せたんだって。

うーん、「病み上がり」を装い、女心をくすぐったのか~~。高等戦術だ。

芳年などの浮世絵師が書いた風俗三十二相といった迫真の浮世絵がずらりと載っていて、ページから出てきそうよ。

貴船と鶴亀の刺繍、船頭の立体的な刺繍が素晴らしい。

花魁に芸者、歌舞伎役者など、井嶋先生の講座でも思ったけど、改めて、本でまとめてみると、江戸時代の「美意識」ってすごいもんだなって感じます。

そういう美のDNAを受けついでいる私たち、日本の女性って、もっと誇りを持っていいよね。

いや、もう十分に持ってる?

欧米の!ファッションもステキだけど、やはり日本人は、きもの着てこそ、でしょう~~。

こちらは、紫苑の櫛のコレクションの一部。

でも、おしゃれができるようになったのは、もちろん戦乱の世が終わって、平和な時代が続いたからから。

それまでは闘いに出る男のほうがオシャレだった~~。

平和って、大事。

いや、そんな〆ですか。

江戸に、おしゃれに、日本文化に興味のある人は、お宝ものの一冊です。

どんなに書いても書き足らない、ぱらぱらとでも見るのが一番。

 「江戸の結髪師たち」

髪が女の命なら櫛は~~」

 

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