【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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「ブラック消費者」、あなたは大丈夫ですか?

2012年05月06日 | 徒然
関越自動車道の深夜バス事故。
亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。
私自身は事故の「当事者」ではありません。
もし、「当事者」、例えば自身や身内が被害に逢ったならば、運転手さんに怒るでしょうけど、「第三者」としてそういう感情が湧きません。
いや、「第三者」には違いないのですが、世の中で生きている上で、この事故とは決して「無関係」だとは思っていません。
私は人様の命を預かるバス運転手という職業ではありませんが、バス運転手さんのことが何だか「他人事」に思われないんです。
同情といった感情とも違います。
とにかく、色々と考えさせられることが多いです。
以下は、自分の考えを整理するのに、参考になる記事の一つです。

高速バス事故の「事故の責任」は、あなたにも私にもあるかもしれない。ブラック企業を生み出す「ブラック消費者」という問題

「本来はサービスの受け手と出し手は平等なはずです。お客様に感謝をするのは商売人としては当たり前ですが、消費者としてもサービスの担い手にも感謝をするのが当然ではないかと思っています。」

「社会全体で給料が下がっていく。給料が下がる中でやりくりをしなければいけない。だから、消費者とするとより安いサービスを提供する業者にいかざるをえない。そうなるとその業者で働く労働者にしわ寄せがくる。そしてその労働者に過重労働か賃金引き下げのプレッシャーがくる。するとその人自身がブラック消費者になって、飲食店で怒鳴る。――というバッドスパイラルが起きています。」

「より良いサービスにお金を払う、「適切に支払う」ということは私たちが今日から行動できることです。「安く」でも「高く」でもなく「適切に」です。ほんの少しのトレンドの変化が世の中を変えます。少なくとも今回の高速道路の事故を少しでも「自分事」と受け止めて、少しずつ行動を変えることが、このような悲惨な事故を減らす、遠回りなようで、一番確実な方法です。」


「企業人」としては、「お客様第一」だとか建前を強調し、自ら「消費者」となるやいなや、お店とかで傲慢な態度をとる「あなた」のことですよ。
私も昔はそうでした。でも今はそんなことしません。
「反面教師」を沢山見てきましたし、自分自身、後味が悪いことこの上なし、だからです。
もちろん、人間には「怒り」という感情も生きていく上で必要です。
「怒るべき」ときには怒ることは必要。
しかし、ちょっとしたことでキレるとか、自分の被った悪感情を関係のない人に伝染させること(負のスパイラル)は禁物です。

ギスギスはいけません(そういうのが「いい」と思っているような「迷惑企業人」が多いのが現状ですが・・・)。

立場を超えて皆が気持ちよく生きることができれば、世の中は良くなるに違いありません。

*タイトル写真は、大宮公園の新緑です。

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