【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

Out Of Control はイントロだけで往ける

2012年07月16日 | U2(Favorite Artist)
「Out Of Control はイントロだけで往ける」(井上秀二)

U22 - Out Of Control


自分のことながら、ファン心理ってのは異常ですね(笑)。
関係のない人からは、何が何だかわからないし、馬鹿としか思えないもんです。

「自分のことながら」というのがミソです。
最近のマーケティング本でよく書かれている「自分ごと化」ってやつね。

私はU2初来日を渋谷公会堂と中野サンプラザで体験して、「Out Of Control」のイントロを弾くThe Edgeの姿が今でも脳裏に焼き付いてますから。
「経験価値」ってやつですよ。

蛇足ですが、 渋谷公会堂は、やはり渋谷公会堂ですね。
文化マーケティングを標榜する私の見解は、「渋谷C.C.Lemonホール」はNG。
ネーミングライツというシステムは悪くはないし、サントリーの文化貢献や尖ったコラボレーションには目を見張るものがあるにもかかわらず、水前寺清子の連想が。。。
別に水前寺清子は嫌いじゃないどころか、子供の頃から強烈にイメージされてるけど、小規模ながらもロックコンサートの「殿堂」の一つだからね。
「♪ C.C.Lemon、ハイッ」じゃないっしょ。。。
お金を出せばいい、つー姿勢じゃなくて、ネーミングもそれらしい粋なもんにしなきゃね。
渋谷公会堂に戻って安心。

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2012年スタート 自分の「テーマ・ミュージック」って持ってますか?

2012年01月04日 | U2(Favorite Artist)
皆様、新年明けましておめでとうございます。
2012年(平成24年)がスタートしました。

今年最初の記事は、自分の「テーマ・ミュージック」についてです。
誰かに言われたり、メディアから得たわけでもないですが、
私は、自分の「テーマ・ミュージック」というのを決めています。
不特定多数の人達に対し、あまり大っぴらにアピールするようなもんじゃありませんけど。

「自分ブランド化」って結構前からよく語られていますが、
今や「ソーシャル・シフト」の時代。
先進的な企業では、個人のブランド化は当たり前。
個人のブランディングに音楽は最適です。
堅苦しい企業に属する人でも、ファッションでさりげなく自己主張する感覚でもいいので、何かしらの「マイ・テーマ・ミュージック」を決めるのもいいんじゃないかな、と思います。
(K大学のI先生、今井美樹の「プライド」でもOKっすよ-笑)

で、もし、「あなたが世界で一番好きな曲は?」と問われれば、
私が20代の頃に書いた自分の曲を挙げるでしょう。
書いたといってもコード進行と構成だけで、メロと歌詞はバンドのヴォーカリストが創った「共作」、つまり典型的な「バンド・サウンド」ですけど。
でも、その曲は当時、私たちの身の回りにいたり、ライブを体験してくれた人達の中、いや、自分自身の中にあればいいと思ってるわけで、広く世間に知らしめたいという考えはありません。

今の私の「マイ・テーマ・ミュージック」は、13年前から変わってません。
やはり、U2のこの曲(↓)です。

U2 - The Fly


これ位のミディアムテンポが最も気持ちよい。
ベースとバスドラの刻みが心地よい。
The Edge のベタなギターリフには親しめる。
ギターソロの部分でバッキングのギターを重ねることをせず、
リズム隊だけでスカスカだから、
かえってインパクトが強い。
これぞ、4ピースバンドのシンプルな味!
高音で歌われるリリックの「ゴスペル部」、

"Love we shine like you
buring star
We're falling from
The sky tonight "

愛、僕らはあなたのように輝く
燃えつきる星のように、落ちていく
今夜、空から

のフレーズが頭から離れない。
といったような「うんちく」はいりませんね・・・。

『ザ・ロック・ギタリスト』という本で、中山義雄氏が、U2のギタリスト The Edge について書かれたコメントを思い出しました。
以下、引用します(同書168ページより)。

音楽の<雰囲気>と<構造>を区分して見極めるのは知性。
その2つが生み出すチカラを感じるのは感性。
エッジのギターは、良い頭の訓練になる。

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U2「Achtung Baby <Super Deluxe Edition>」は食べきれないほど豪華

2011年12月19日 | U2(Favorite Artist)
まぁ、タイトルの通りです。

CDが6枚にDVDが4枚。
土日の昼、部屋の模様替えの作業を行いながらCD流してたんですが、とてもじゃないですけど食べきれないほど豪華です。

この「Achtung Baby」は1991年にリリース。
U2のアルバムでも特に好きでして、mixiを始めて間もなく、ハンドルネームを「アクトン・ベイビー」にしました。
しかし、バイリンガルで帰国女子の友人2名(ともに元、本物の「プラダを着た悪魔」)から指摘されたのでした。

「ベイビーじゃねーだろ! ベイベーだろ!  ちゃんと発音せんかい!」

怖いですね・・・。「プラダを着た魔女たち」ですよ、まったく・・・。
で、「アクトン・ベイベー」に改名したんですが、この2人の女子しか「ベイベー」と呼んでくれません。。。
普段、ほかの皆さんからは、「アクトンさん」「アクトン先輩」「アクトンの兄貴」「アクトン会長」と呼ばれてるので、「ベイビー」か「ベイベー」かは大した問題じゃなかったわけです。
まぁいいか。

人と音楽のルーツを語り合う時、「自分のルーツはU2です」 と言うと殆どの方は 「えっ!」 という顔をされます。
(ですよね-笑、東北大学の澁谷覚先生)
そりゃ、私も60年代や70年代のロックやジャズ、もっと古いルーツミュージックとか好きですし、子供の頃はGSや歌謡曲が好きで、初めて自分で買ったシングルが森進一だったりします。
クラシックもオーソドックスな作曲家(ベートーベン、モーツアルト他)は、ソノシートでよく聴いてましたし。

でも、メンバーは同年代ですし、音楽的にも精神的にもストレートにインスパイアされたバンドは、やはりU2なんです。

この映像(↓)は、DVDのDISK2 に収録されている「ONE」の「レストランヴァージョン」です。

U2 - One - Anton Corbjin Version


今回の Super Deluxe Edition にはもちろん収録されてませんが、2006年には、「ONE」で Mary.J.Blige ともセッションしてるんですね。
Mary.J.Blige、完全にボノとU2を喰ってます。
U2の場合、過去、憧れの BB.King ともセッションして、一緒に来日もしましたが、やはり自分達を喰ってしまう偉大なアーティストでも、リスペクトすればどんどんセッションをする。
そういう姿勢には多いに共感できます。

Mary J. Blige, U2 - One




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U2来日特集-8年ぶりの来日-②

2006年12月30日 | U2(Favorite Artist)
 いやはや、色々あったこともあり、U2特集パート2(11月30日、@さいたまスーパーアリーナ)が遅れてしまいました(^_^;)。
 パート1の記事からも時間が経ってしまいました。
 そして、私の中に静かな感動を与えてくれたコンサートからジャスト1ヶ月。

 mixiの「U2」コミュニティでは、

  ①公演前の気持ちの高まりとコミュニケーションの盛り上がり(地方の方は上京の必要)
  ②開演前の気持ちの高揚(「今、現地に着いた」など)
  ③公演の感動の共有
  ④TV(『ミュージックステーション』『筑紫哲也 NEWS23』)出演でまた盛り上がり
  ⑤「終わってしまった症候群」
  ⑥ホノルル公演遠征組はまた盛り上がり

 という流れが見られました。そしてファンにとって今回の来日公演は各々のU2への愛着を強めたであろうことは言うまでもありませんね。

    


■11月30日のセットリスト

 まず当日のセットリストから。

  01. City Of Blinding Lights
  02. Vertigo
  03. Elevation
  04. Until The End of the World
  05. New Year's Day
  06. Beautiful Day
  07. Angel of Harlem
  08. The First Time
  09. Sometimes You Can't Make It On Your Own
  10. One Tree Hill
  11. Sunday Bloody Sunday
  12. Bullet The Blue Sky
  13. Miss Sarajevo
  14. Pride (In the Name of Love)
  15. Where The Streets Have No Name
  16. One

 Encore 1:

  17. The Fly
  18. Mysterious Ways
  19. With Or Without You

 Encore 2:

  20. Window In The Skies
  21. Desire
  22. All I Want Is You

 来日公演の3日間、セットリストは曲目と曲順が若干変わっている程度のようでした。

 オープニングが「01. City Of Blinding Lights」で、「02. Vertigo」が2曲目であるのは大正解。
 欲を言えば初期のナンバーは、代表的な「05. New Year's Day」「11. Sunday Bloody Sunday」も良いけど、セカンドアルバム「OCTOBER」から「Gloria」を、サードからは「Surrender」(映画『タクシードライバー』からインスパイアされて書かれた曲)を聴きたかったけど、現状の彼らの問題意識を考えれば仕方ないか。。。

などと書いているとキリがないので、演奏曲目については深く言及しません。

 音のバランスは全体としてとても良かったんですが、ボノがフルアコを持って歌う曲のとき、バランスが悪くなったこと(PAさんの力量、ハコの特性、客の入り具合等々の問題)、ぐらいは書いておいてもいいでしょう。特に私の<テーマ曲>の「17. The Fly」の時は残念でした。

 勿論、そのようなことなど全体の満足度に比べれば微々たることですけどね。
 ボノの声のコンディションもとても良かったと思います。「日本公演の時のほうが良かった」というホノルル公演遠征組の感想を聞いているとその確信は強まります。

   

■客層

 私はスタート30分前に到着したんですけど、まずは観客ウォッチングを(笑)。

 mixi「U2」コミュでのアンケート結果によると、「18~31歳」が6割を占めていますが、これは「10、20代」で7割を占めるというmixi参加者特性を反映した結果であり、会場で見た結果は、「30代、40代」がボリュームでしたね。

 特徴として、男女ともファッションはブラック・グレー系のシックな方が多かったことが挙げられます。つまり自分に近いということ、その場に居て違和感を感じることがなかった=居心地が良かったことは個人的にとても良い発見でした。

 ロック系のコンサートで主流を占めるような「いかにもロックです」、ジャラジャラ・・・というファッションの方々は自分の見た限りでは1人見かけた程度でした。

 ごく自然な「ドレスコード」とでも言いましょうか。

(注) 私は★自己紹介の写真(セーター、レザージャケットともにブラック)に、ボトムはブラックのレザーパンツといういでたちでした。

 2点目の特徴として、外国人が多かったことが挙げられます。
 私が20代の頃、ライブで外国人バンドと対バンしたときも、「君のU2のギタースタイルは好きだ」と言っていただいたり、英会話学校に通っていたときもハワイ出身の米国人講師とU2の話題で意気投合したこともありました。日本よりも欧米での評価の高さを実感してきましたが、今回の公演でもその感を強めました。

 最前列で熱狂するスタイルをとらない私は、割と後ろのほうで体で軽くリズムをとりながら楽しんでいたんですが、アンコールの「19. With Or Without You」のときだけは、4人組の欧米人の方々に誘われ、肩を組んで歌っていました(笑)。

   

■いつの時代もCoolであり続けるブランド、U2

 当日の客層は「30代、40代」がボリュームと書きましたが、アップルとのコラボレーションなどで確実に「底辺の拡大」を図っているのがU2です。そして何よりも若年層が観て聴いてもCoolなイメージを与え感動も与えることができる。

 U2よりも強いブランドである「The Beatles」との違いは、20年以上もメンバーチェンジを経ることなく時代の先端を走っている、曲を作っている、ライブ・ツアーを展開しているということでしょう。

   

 過去のステージより遥かに凝ってお金をかけた演出も、ゴージャスさを顕示する「ロックミュージシャン」たちのそれらとは違い、表現活動をはじめた初期衝動の発展型=時代との整合性であると私は解釈しています。

  
  (『世界人権宣言』より)

<ツアーTシャツ買いました>

  
 このTシャツを買うために1時間並びました。風が吹いてなかったのは幸い。(↓)

       

<U2と共に送る生活>

   
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U2特集-8年ぶりの来日-①

2006年12月12日 | U2(Favorite Artist)
 ご無沙汰しておりました。
 インドの山奥で修行してきました。ウソです。(^_^;)

 でも、11月30日のU2来日公演(@さいたまスーパーアリーナ)には行って参りました。
 今日はU2特集です。

 「早くもネタ切れか?」ですって?

 いやいや、ネタは無尽蔵にあるのです。
 むしろ「出し惜しみ」しているくらいです。
 1年半前にmixiにはまって、生まれて初めてCDや書籍のレビューと日記を書き始めて覚えた快感は尽きることを知りません。疲れますけどね。。。

 ちと、会社を辞めて2ヶ月以上サボリすぎていたので、取り組むべきことに集中しようと、、、という言い訳はやめましょう。
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■アーティスト・ブランディングのお手本

  iPodの広告にU2の音楽が挿入されただけではないかと思うかもしれない。
  しかし、独立、創造性、自己表現、本物、気鋭、商業主義に屈しないなど、
  全く共通の価値観を体現する2つのブランドのコラボレーションは、実に
  絶妙である。iTunes限定アルバム・リリースやU2コラボ限定iPodなど、
  巧みなプロモーションもまた、このキャンペーンをさらに強固なものにした。
  コラボの相手がブリトニー・スピアーズだったなら、このような形では語れ
  かっただろう。

(『テレビCD崩壊』Joseph Jaffe著、織田浩一監修、西脇千賀子・水野さより訳、翔栄社 2006年刊 238頁より)

 昨今、マーケティングの世界では「自分ブランディング」なんて言葉がチョコット流行ってます。

  「ケッ! 今頃になって何ぬかしやがる。。。」

と思っている私ですが、昔から私個人の“テーマソング”は、U2のThe Flyという曲です。

    人は請い願うだろう
    人は這いつくばるだろう
    愛という険しい側面を 
    壁を這う蝿のように
    わかりきったことさ

    愛、ぼくらは輝く
    燃え尽きる星のように
    落ちて行くのさ
    空から・・・今夜

       *「The Fly」(補訳:柴田英里)より

 mixiのハンドルネームも、この曲が入っているアルバム「アクトン・ベイビー」(1991年)を使ってます。

 私の肩書きは、「アーティスト・ブランディング アナリスト」です。

 「君の肩書きは長すぎる」「ビジネス上はもっと短くて覚えやすいように」と、よくビジネス書に書いてあるようなアドバイスを頂くことがよくあります。ありがとうございます(感謝)。

 しかし、いいのです。何故ならU2に、

  「シティ・オブ・ブランディング・ライツ」

という名曲があるからです。だからいいんです。(半分は本気で言ってます)

■ブランド劣化することのない世界的ロックバンド

 1983年、3枚目のアルバム「War」がリリースされ、「New Years Day」で一躍日本でも知名度が高まりました。小林克也さん司会の『ベストヒットUSA』の影響も大きかったです。

 U2が日本で有名になる少し前、当時の私(大学4年生)が加入していたバンドが、遠藤みちろうさん(当時「ザ・スターリン」)と非常に近い関係にありました。遠藤みちろうさんがとてもU2のことを評価しているという話を聞いたあたりから、私は注目し始めましたのです。

 丁度、名阪ツアーで京都の宿でメンバーとTVを観ていてそんな話になりました。みちろうさんも、みちろうさんの山形大学の後輩のMさん(当時のバンドのヴォーカリスト)も東北出身なので、

 「アイルランドの灰色の空、日本の東北地方と通じるものがあるんだなぁ・・・」

なんて漠然と思ってたもんです。

 1983年の初来日には、卒論の締め切りをものともせず、渋谷公会堂、中野サンプラザに観に行きました。チケットが入手できなかった中野サンプラザ公演のときは、

 「ユーニ、あるよ、ユーニ」

と声をかけまくっていたダフ屋さんから、1万5千円でチケット買いました。2階席の最後部でも満足でした。

     

 今回の来日ではテレビ朝日の『ミュージックステーション』に出演したU2ですが、日本のテレビに出演したのは23年ぶりのことです。

 23年前の初来日のときは、『夜のヒットスタジオ』に出演しました。
 当時、大学生だった私の周りの多くの人たちのU2に対する評価は低かったのを覚えています。特にテクニック的な面。つまり、「下手だ」というわけですね。
 また「ローリング・ストーンズ」のフリークなどにU2を嫌う人が多かったですね。

 当時のU2は、パンク・ニューウェーブにカテゴライズされるバンドでしたのでそれもよくわかることでした。「上手いバンド」なんてほとんどいませんでしたから。

 彼らの基本価値、特に演奏力などですが、確かに“オールドウェイブ”の人たちから眉をひそめられるのもわかりました。私もU2がロックンロールナンバーをカバーしたブートレックのライブ盤を持っていますが、とても聴けたものではありません。

 彼らの基本価値の基礎を作り支えてきたのは、まぎれもなくサウンド・プロデューサーだったのです。当時はスティーブン・リリーホワイトですね(その後、ブライアン・イーノ)。

 もちろん、ボノとメンバー各人、バンド自体が輝く原石であったことは確かでしょう。詞も曲もメッセージと精神性・・・。

 私が、“ブランド”としてのアーティストを語るとき、アーティストとはメンバー個人のみならず、表には出てこない数多くのスタッフ・クルー・関係者の総体と考えます。

 ブルース・スプリングスティーンの来日公演を観にいった私の兄は、SEにU2の「Sunday Bloody Sunday」がかかっていたと私を馬鹿にしたもんです。。。
(スプリングティーンが、U2のプロデュースをしたかったことは有名。U2の観念価値をわかっていたのですね)

 だからこそ、20年以上の時を経て、“時代”にビビッドに反応し、表層的なサウンドを変化させながらも、コアな基本姿勢・ポリシーを何ら変えることなく、見事なブランド・リニューアルを図り、セールス的にもグラミー賞22回授賞というビッグバンドになったのは嬉しいかぎりなんです。

 ヴォーカルのボノは1960年生まれ。学年は私と一緒です。ラリー(Dr)も。そしてアダム(Bass)は一学年上、エッジ(G)は一年下。
 U2のメンバーは私と“同世代”の人たちです。

 彼らは世界的なロックバンドのメンバー、私は日本人で取るに足りない一般人です。
 しかし、全く違う立場、違う場所で違う時間を過ごしたはずなのに、こう思うのです。

  奴らが尖がって活躍している。俺も尖がってていいんだよ。

 そして、『ミュージックステーション』でエッジが言った一言。

  Be yourself.

 パート2(②)は、来日公演の模様を中心に書きます(演奏曲ごとに細かくは書きませんが)。

   1983年、大学4年生当時の私です(学生証用写真)
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