【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

クラプトンの80'アナログでまったり

2013年05月06日 | 徒然
GW最終日。
昨日(5/5)も今日のような湿気のない晴天。
午前中、自室の整理をした。
古い新聞・雑誌を処分したり。

こんな日はアナログLPに針を落とすのがいいと。
クラプトンの1980年のアルバムを聴きながら。

たぶん、こんな時期に買ったと思う。
この季節のこんなまったりした日、
この曲がとてもしっくりくる。

Eric Clapton Hold Me Lord.wmv


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ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989 (SPACE SHOWER BOOks)

2013年05月06日 | 書評
1969年から89年まで。
良質なポップカルチャーが誕生する「ケミストリー」を、
音楽プロデューサーのレジェンド(ご本人はそういわれることが不本意でしょうけど・・・)
、牧村さんがご記憶を書き連ねた本書は、
なくてはならぬ書籍であるのは言うまでもないが、
今、この時期にこそ世に出た意味をかみしめてみる。
実は、色々と考えることもあり、
いまその「意味」をここで簡潔に述べることはまだできない。

2011年に「未来型音楽レーベル」(牧村憲一・津田大介両講師)の講座を受講した自分なので、
牧村さんの思想は、ほんの僅かながらだが理解はしているつもりだ。
ここ数年の津田大介さんとのコラボでわかるに、
牧村さんのスタンスは明確であるのにもかかわらず。

ひとつ言えることは、
本書は単なる過去の「記録」でもなければ、
著者の「回顧録」でもないということだろう。
それは帯の津田さんの「ご紹介」を読めばわかる。
が、津田さんの意の通り、若きアーティスト、ミュージシャンたちが、
本書を糧にしていくことは難しいかもしれない。
にもかかわらず、本書はアーティスト、ミュージシャンには必携の書だ。

経済・社会状況、産業構造、時代観が変わろうとも、
お金があってもなくても、
良質なポップミュージックを追及するポリシーと姿勢は変わることがないからだ。
釈迦に説法かもしれないが、後世に残るような作品、
いや、後世にの残る残らないに関わりなく、
「ケミストリー」であるからには、
アーティストだろうプロデューサーだろうがスタッフだろうが、
「たった一人」で作ることなどあり得ないという、極めて当たり前の事実だ。
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一人の音楽ファンとしても本書は貴重だった(笑)。
はっぴいえんどのレコーディングマジック。
鈴木茂作曲の「8部音符の詩」をセンチメンタル・シティ・ロマンスの演奏で竹内まりやが歌った「ロフト・セッションズ」の7曲目の存在。
ギターを弾始めた自分が最初に覚えたAm7とD9のコードワークは「BANDWAGON」1曲目の「砂の女」だったけど、やっぱ名作なんだなと。
自分がファンである内田樹氏がドラムを叩いていたこと。
80年代、自分がファンだった猪瀬直樹(現東京都知事)の『ミカドの象徴』。同書で初めて知った「ミカド」というアーティストを思い出したり。

正直、本書は牧村さんの記憶から紡ぎだされる多彩な方々のお名前を系統図にでも記しながら読まないと理解しづらい。
それを短い章でまとめたのは編集者の力量か。

最後の相倉久人氏との対談は珠玉もの。
牧村さんのトークに引き出される形で、
今に至る音楽の諸相と本質をラジカル(本質的)に突いていらっしゃる。

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