【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

「平井ソニーの試金石 定額音楽配信でアップルに対抗-市場の見方」 Bloomberg.jpより

2012年04月28日 | 音楽配信サービス
「平井ソニーの試金石 定額音楽配信でアップルに対抗-市場の見方(1)」

「本業」のエレクトロニクスに回帰、よりもこちらのほうが興味深いです。

「ソニーは傘下にレコード会社ソニー・ミュージックエンタテインメントを持ち、マイケル・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンといった大物アーティストの著作権を保有。本業のエレクトロニクスが赤字に悩む中、音楽事業は昨年10-12月期で首位の金融事業に次ぐ153億円の営業利益を稼いだ。」

「ゴールドマン・サックス証券の渡辺崇アナリストは「音楽コンテンツはソニー再生の切り札になり得る」と語る。さらに、携帯音楽プレーヤーの元祖であるウォークマンを大ヒットさせたソニーが、新たな配信手法でコンテンツ資産を有効活用することへの期待感を示す。」


今から2004年、AppleのiPod miniリリースの直前、音楽配信と携帯デジタルプレーヤーの消費者調査をしました。
当時、sonyのカニバリ(自社内競合)は酷いの一言でした。

おそらく縦割り組織の弊害が、sonyブランド失墜の大きな要因と考えてます。

「渡辺氏はしかし、ソニー内部では部門間の壁が依然高く、コンテンツ配信事業の展開も遅れているようだと述べている」

*タイトル写真は、自分がsony製品を初めて身近に感じるようになった「スカイセンサー」。

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またまた価値観のお話

2012年04月27日 | 徒然
香山リカさんの「ほどほど論のススメ」愛読してます。

「現代は、かつてのような「体制vs反体制」「保守vs革新」という単純な図式は成り立ちません」

ま、「保守 vs 革新」とか「右翼 vs 左翼」のわかりやすい対立構造なんて破綻してますよ、なんて私、20年以上前から言ってきたことなんですけど、昨年からの原発論議を見聞するかぎり、いまだに健在なんですね。。。

で、ここが大切です。

「橋下さんがベーシックインカムに言及したとき、支持者のなかに「すべての人を救おうとしているのか! アイツは共産主義か!」という批判が起こりました。手のひらを返したように、橋下さんを偽者呼ばわりする人も出てきました」

「橋下さんの打ち出す数多くの考えや政策に、支持者といえども1から10まで素晴らしいと思えるとは限りません。あらゆる点で納得させてほしいという姿勢が強すぎると、少しでも同意できないことが出てきたときに、一瞬にして憎しみや敵意に変わってしまうのが人間というものです


「内ゲバ」の論理はいまだに健在なわけです。
政治や経済の特殊と思われる事例でも、私たち一人一人の生活と無縁どころか同じこと。
なぜなら、個人も会社も学校も国家も、構成しているのは「人間」だからなのです。
私も長い間、悩んできたことです。何度も何度も失敗し、自分にあきれながら。。。

「以前から、日本人はカリスマ的な人が出現すると、考え方だけでなく生活スタイルまですべての情報を求める傾向があり、それを真似して安心する。これは芸能人に対するファン心理と重なる部分があります。
もちろん、趣味の範囲にとどめるならまったく問題はありません。
しかし、社会問題に対してまでそうした姿勢でいるのはいかがなものでしょうか。テーマごとに深く考え、自分の納得できるものを取捨選択し続けるのは大変ですが、それが自分の考えを形作ることになるのでしょう」

はっきり言いましょう。
会社でも学校でも社会のあらゆるシーンで、“カリスマ”は必要ないどころか、害悪でしかなくなりつつあるのです。

では、何が必要か?
それは価値観の多様性を認め合うこと。
そのためにはバランスのとれた人との距離感が大切で、そういう環境を創り出すこと。
それが無理ならば、思い切って自分の置かれる環境を変えることなのです。

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価値観の衝突と、自分の立ち位置

2012年04月27日 | 徒然
先週末4月21日のさいたまダービーの一件から考えたことを整理してみます。
ミシャ新監督のもと補強も奏功、前節まで2位の浦和レッズに対し、大宮アルディージャは絶望的な戦前予想を覆し2-0で勝利したのでした。

曇天で寒い午後でしたが、開場からキックオフまでの間、私はこんなものを食べてボーっとしてたのでした。

鶏塩ラーメン 600円


ミートカレー 550円

フットボールに関心のない方も、ニュースとかで試合開始前に大きな旗が客席の上でユラユラしてるのを観たことがあると思います。
その旗の中からの光景がこれです。


■4月21日の経緯

18:30キックオフの1時間15分前。乃木坂46様ご登場。
「スカパー!Jリーグ2012」のオフィシャルサポーターとのことでした。
会場では、写真撮影禁止のアナウンス。。。
(これだがら日本のゲーノー界って嫌いなんだよね。ま、遠目にしか映ってないんで大目に見てくれや・・・。それに写真を撮ろうなんて人、私の周りでは皆無でした・・・。私もファンでも何でもありません。ただネタのためにだけ撮りました)
試合中は満員だったのにホーム側はまだ空席が目立ちます。
去年のなでしこジャパン、佐々木監督(初代大宮監督)のときもそうでしたね。
 

で、浦和サポのゴール裏前でブーイング。拡声器で「売春婦!芝踏むな帰れ!」


試合結果はいうまでもありません。
折角、好調の浦和ですが、「ダービーで負けた」という結果にこんな反応(↓)。
私は気分良く帰ったので、色々あったこと、翌日に知りました。

帰宅後、情報収集したのですが、試合開始前からこんな事実があったようです。

▼大宮のDF下平選手によると、大宮の選手が乗ったバスがスタジアムする際、浦和サポからバスに唾が吐かれた

▼それを見た大宮の選手たちは「あれでみんなカチンと来て、『絶対に勝とう!』っていう雰囲気に」とモチベーションアップ。

▼敗戦後、ゴール裏に挨拶にきた浦和の選手たちに、水がまかれた(こちらは自分は確認してませんでした)。
<大宮・浦和>水をまく怒りの浦和サポーター

▼浦和の選手のバスがスタジアムを出るとき、一部の浦和サポがバスを囲んだ。
 監督と阿部選手が出てきて、浦和サポに事情を説明・説得した。
<大宮・浦和>浦和サポーターが横断幕でバスの出庫を阻止(Photo By スポニチ)

▼さらに、Twitterで浦和サポと思われる人物が、下平選手(ガンバ大阪から移籍)に「殺すぞ!」と書きこみ。
▼先取点を決めたチョ・ヨンチョル選手には差別発言の書き込み。

▼その書き込みに対し、下平選手がTwitterでひとこと「殺すぞはやめとき」
 さらに、ガンと闘っている塚本アンバサダーも怒りのコメント。
大宮のプレーヤーが浦和サポにTwitterで注意

<昨日行われた大宮と浦和の「さいたまダービー」は、チョ・ヨンチョルとラファエルがゴールを上げた大宮が、クラブ史上初となるホームゲームでのダービー勝利を達成したが、その熱さは試合後も止まらず、Twitterでは浦和レッズサポーターと思われる人物と大宮アルディージャの選手間でこのようなやり取りがあった>

<Twitterを用いた交流が早くから普及している海外では、選手とサポーターの間で行われるやり取りは日常茶飯事で、いわゆる舌戦的なものや、ファンの行き過ぎた発言を咎めるようなことも多々あるが、今回のようなことは日本では珍しいケース>


個人の心情としては、「下平君! よく言ってくれた」です。

■海外の価値観を全て持ち込めばいいのか?

「フットボールのピッチは闘いの場であり、神聖な芝にチャラチャラした人達が足を踏み入れるべきではない」

私も昔は浦和サポだったので、この価値観を当たり前と思っていたこともありました。
実際、浦和のホームでは、イメージキャラクターが試合前・後もピッチでアピールすることはありません。
大宮はじめほとんどの日本のクラブは、そうではありません。
むしろ、キャラクターによるファンサービスは普通です。


 
こいつ、何年か前、ラーメンを食べてた私のところにつかつかと近寄ってきて、(俺にも食わせろ)とアピールしてきました(笑)。
このアルディ君、先日もセレッソ大阪サポの皆さんに大好評でした。
にしても尻尾でけぇな・・・。

「フットボールの精神」も理解できないわけじゃないですが、“キャラクター王国”でもある日本なんですし、日本流でエンタティンメント化されたフットボールの楽しみ方、っていうのがあってもいいんじゃないか? というのが私の考えです。
まだ生で見たことのないJ2愛媛「一平君」のファンですし。

で、乃木坂46ですが。
個人的にはスカパー、嫌いです。
というかスカパーと大宮アルディージャの蜜月関係=有料契約者の顧客を囲い込もうという「マーケティング」には怒りさえ感じています。
おかげで、テレ玉(テレビ埼玉)の中継が激減しました。
「さいたまダービー」というキラーコンテンツのテレ玉中継がなく、「試合を観たいのならスタジアムに来るか、スカパーと契約せよ」という目的がミエミエの「囲い込みマーケティング」にはうんざりしてます(しかも、、、ナクスタの収容人員は2万人に満たず、ダービーのチケットの入手は大変・・・)。
大宮の集客を目的としたマーケティング課題は、まだまだエントリー層の拡大です。
君たちのマーケティングは間違ってるんじゃないかな!?


でも、スカパーというステークホルダーの意図で、大宮のホームゲームのイヴェントに出演することになったのが乃木坂46。
彼女らには罪はありません。
2ちゃんねるの書き込みにもありましたが、15歳とかの女の子のパフォーマンスに、いい大人が差別的言辞を弄したり、妨害したりというのは何とも大人げないな、、、と思います。
しかも、浦和にとってはアウエイです。
(何年か前、やはり浦和サポが新潟で、SMAPの中居某にブーイングしたと聞きましたが、それは中居某が読売ジャイアンツの話をしたからだそうです。それは仕方がないです。中居某が「勘違い野郎」だったからです。読売ジャイアンツファンの皆さま、気をつけませう・・・)

マスコミ報道では浦和サポの妨害は酷かったとの論調ですが、現地にいた感想をいうとこんな感じです。
たしかに耳障りな妨害もありましたが、浦和サポ全体として統一した行動ではなかったと私は感じました。
むしろ、この日のゲーム・プレゼンターである「ステラタウン」の社長のご挨拶へのブーイングに怒りを感じました。
実際、乃木坂46のパフォーマンス中、静観している人達のほうが圧倒的に多かったのを確認しました。

浦和の選手だってこんな感じです。


ま、こんな写真もあるんで浦和の一部サポはお怒りだったのかなと。
でも、いくら試合前だって、いいんじゃやないですかね?

「ダービーは戦争である」

なんて声も聞きます。
しかし、例えばスペインなどは、フットボール以前の歴史で実際の戦争・紛争があったわけで、現代になって「代理戦争」という形でフットボールの試合があるわけです。

「リアルの戦争・紛争」⇒「フットボール」

という図式があるわけですね。
「代理戦争」ってたしかに物騒ですけど、リアルの戦争よりははるかに平和的です。
いっそ、世界中の戦争が、フットボールとかスポーツの試合で肩替りしてくれるのなら、世界は平和になるんですけどね。

で、日本で「フットボールは戦争だ」という人達の思考は、海外の逆の図式なわけです。

「フットボール」⇒「戦争」

日本国内で内戦ってありましたっけ?
せいぜい、明治維新後の西南戦争ぐらいじゃないですか、大規模なのは。
しかも、薩長土肥の日本政府の仲間割れで、地域間紛争ではありませんでした。

国内で仲が悪い地域ってどこでしょうか?
私の知る限りでは、青森県の南部と津軽。
長野県の北部と南部。
長州と会津とか。
山梨県民は「武田信玄」と呼び捨てにはしません。今でも「信玄公」と呼びます。しかし群馬県では「信玄」は侵略者であり嫌われています。
ほかにもあるかと思いますが、せいぜい日本ではそんなもんでしょう。

さいたま市でも旧大宮市と旧浦和市はカラーが全く違います。
でも、欧州のように「ダービー=戦争」という図式を持ち込むのは無理がありすぎます。
フーリガン的な行動もそうですが、元々、争いの火種のないところに、そういう価値観を持ち込んで自らを高揚させるのはどうかな? と思わずにはいられません。

ワールドカップの世界で通用するようになるには、フットボールの文化の醸成が必要です。
クラブもサポーターも欧州のようなノリと空気感が必要かもしれません。
しかし、ポジとネガ全てを輸入すればいいということはありません。
日本の風土・土壌にカスタマイズすべきです。
ワールドカップで醜態をさらしたチームの監督の命が狙われるブラジルのような国にはなってほしくはありません。
Jリーグ観戦を始めてからの私の基本スタンス、それは「相手選手、サポーター、クラブへのリスペクト」です。
このスタンスが自分の中でブレるとき、観戦は楽しくないものになってしまいます。

「フットボールのために国家がある」というのはクレージーな倒錯です。

たとえワールドカップで優勝するような国にならなくても。
いや、日本人の流儀で世界を制覇することも可能かもしれません。
女子の「なでしこジャパン」は、それを達成しました。

■「一部サポーターの暴挙」といういい方

「一部サポーターの暴挙」というのは、マスコミはじめ多くのサポーターコミュニティで使われている言葉です。
便利な言葉ですね。
サポーター・ファンの数が増えるほど色んな人がいるのは当たり前です。
数年前、さいたまスタジアム2002に向かって、雨の中を歩いているとき、車が停まってくれて「乗ってきませんか?」と声を掛けられ、ありがたく同乗させていただいたことがありました。
「浦和レッズサポーター」にもこういう親切な方はいます(開始時間ギリギリだったので、親切なその方は少なくともクレイジーなサポではありません)。
土曜日の一件でも、選手に水をかけたりバスを囲んだのは数十名に満たない少数派だったはずです。
しかし、そういう「ごく一部」の人達でも、クレイジーな行動をとれば、サポーター・ファン全体がネガティブにラベリングされてしまいます。

で、相手選手への差別的発言や、施設での破壊行為に対しては、クラブから厳重な処分(観戦禁止など)が科されることもありますし、刑事罰が適用されることもあります。
しかし、こういった行為は一向になくなりません。
それはなぜでしょうか?

“上からの罰則”だけでは、あらゆる犯罪がなくならないのと同じことです。
今まで、ことが起こるたびに、「一部サポの暴挙」ということで、話が済んでいた感が否めません。
肝心なことはサポーター全体とクラブが一体となって、内部から一部のクレイジーな行為を排除することでしょう。
私の肌感覚では、バス囲みに対しても8~9割の浦和サポは否定的です。

もちろん難しいし時間はかかります。
一フットボールファンの私が今まで語ってきたのは“虫の眼”の視点からです。
“鳥の眼”でみれば、欧州や南米のフットボール文化を取り入れ、スタジアムでごく一部の熱狂サポーターがなにかしでかし、それが内外から批判を受ける、という価値観の衝突も一つのコンテンツであるからです。
しかし、浦和に限らず、Jリーグのクラブでこんな問題がマスコミで報道されれば、フットボール観戦を楽しむという文化の醸成はますます困難となってしまうでしょう。
決して、サポーター内部の内紛など期待していません。
クレイジーな熱狂が“かっこいい”と評価されるような環境を、時間をかけて改善していく「雰囲気」と「空気感」の醸成が必要なのです。

誤解のないように言っておきます。
たしかに先週土曜日の試合開始前と試合終了後、前記のような事態が発生しました。
しかし、実際、現地に足を運びましたが、決して身の危険を感じるようなことはありませんでした。
子供連れの皆さんも安心して楽しめるのが、日本におけるフットボール観戦なのです。

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新緑の季節

2012年04月26日 | 徒然
雨で風も強くなりそうですが、今日もこれから外出です。
そういえば、GW間近だったんですね。
忘れてました。。。

*タイトル写真は拙宅のマンションの踊り場から撮った公園です。

<おまけ>先週の土曜日に撮った(曇天でしたが・・・)、見沼田圃の菜の花です。


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あらためて自己紹介いたします(プロフィール)

2012年04月25日 | 自己紹介
4年間の会社勤めを終え、4月からフリーランスとなりました。
あらめて私のプロフィールを掲載いたします。
配布しておりますペーパードキュメントに加筆し修正したものです。
マーケティング業務の経歴と、カルチャー関係の経歴がクロスしております。
そのほうが私らしいと思います。
(“新しい”ものって簡単には受け入れてもらえませんが・・・)

早々、ソーシャルメディア・リサーチ、ソーシャルリスニングの仕事も始めております。
パートナー企業様との業務委託契約ですが、そちらのサービスも超オススメです!

「ロジカルシンキングは人を黙らせることはできるが、人を動かすことはできない」

ロジカルシンキングの大切さは私も強く感じてはおりますが、私の“強み”は「ラテラルシンキング」です。
垂直方向のロジカルシンキング、水平方向のラテラルシンキングのミックスこそが大切と考えます。
しかし、物事、そんなビジネス書に書いてあるようにうまくいくことはまずありません。
「ラテラルシンキング」でアイデアを創出し(仮説)、コミュニケーションにおいて「ロジカルシンキング」を駆使する(検証)というのが私のスタイルです。

業務についてのご質問などございましたら、お気軽にご連絡下さい。
お問い合わせはPCメール、携帯メール、携帯電話にてお待ちしております。
(ブログのコメントではお受けしておりません)

■プロフィール

1984年 立教大学文学部日本文学科卒業
(在学中はポスト”東京ロッカーズ”のバンド活動、イヴェント企画・運営)

卒業後、印刷会社営業、証券会社のシステムエンジニアを経験

1988年 (株)矢野経済研究所外注社員(~2001年5月)スポーツ市場、アパレル市場を主に担当

1996年 The Visitor(元「横道坊主」ドラマー結成のインディーズバンド)のマネージメント(~1999年4月)

2001年 (株)ガウス生活心理研究所にて定性調査業務

2002年 (株)飯原経営研究所(星光堂子会社)にて、音楽シンクタンク業務(~2006年9月)

◆関連会社「スターショップ」新業態開発プロジェクトの実務責任者(2002年11月~2003年11月)

◆DVDカテゴリのリサーチ・フィールドワーク(2002年11月~2003年1月)

◆【依頼調査】アイドルDVD市場参入可否についてのリサーチ・コンサルティング(2003年5月)

◆その他、星光堂本社へのマーケティング・サポート、「スターショップ」販促支援業務に従事

◆マーケティング・グループ チーフ(2003年11月~2006年9月)
音楽総合ポータルサイト「OngakuDB.com」モニタ会員対象のインターネットリサーチ責任者
合計23本の有料マーケティングレポートの企画・制作・営業を担当
*使用集計ソフト:SPSS、Excel統計

◆講演
【消費者の音楽CD購入状況と音楽配信の今後】 早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所 CRM研究会様(2005年12月)
【CDショップにおける試聴機利用調査レポートご報告】エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社様(2006年2月)

≪飯原経営研究所在籍時の有料販売レポート一覧≫
1.CD・DVDショップの「防犯タグ」に関する消費者調査レポート
2.音楽配信に関する消費者調査レポート
3.「OngakuDB.com」モニター会員 基本調査レポート
4.レンタルDVDに関する消費者調査レポート
5.音楽とカーライフに関する生活者調査レポート
6.音楽DVDに関する消費者調査レポート
7.想い出の音楽に関する生活者調査レポート
8.2004年 リスナーの印象に残った音楽調査レポート
9.2004年 年間注目アーティスト好感度調査レポート
10.音楽の楽しみ方 基本調査レポート
11.音楽CD情報入手経路調査レポート
12.CD専門ショップ利用調査レポート2005年版
13.CDショップにおける試聴機利用調査レポート2005年版
14.携帯型デジタルプレーヤーに関する生活者調査レポート
15.音楽とリラクゼーション調査レポート
16.着メロ・着うた使用実態調査レポート
17.2005年上半期 シングル売上ベスト50位 認知度・好感度調査
18.音楽配信サービス利用実態調査レポート
19.音楽CD購入についての調査レポート
20.2005年 ユーザーが選ぶ「ベスト3」楽曲調査レポート
21.CD専門ショップ利用調査レポート2006年版
22.CDショップにおける試聴機利用調査レポート2006年版
23.女性50アーティストブランド価値評価レポート

2006年 (株)飯原経営研究所閉鎖によりフリーで活動

◆講演
【SNSの広がりとマーケティングの方向性~mixiを中心に~】ブランデッド・エンタテインメント研究会様

2007年 『音楽配信サービス利用実態調査レポート 2006』、『音楽パッケージ商品購入実態調査 2007』(企画・調査設計・集計・分析・レポーティング)
一般社団法人 音楽制作者連盟様(当時)「明日のプロダクションを考える会」調査企画サポート

2008年 統計解析を強みとする、あるマーケティングコンサルティング会社に入社(事業開発部マーケティングプランナー)
*使用集計ソフト:Excel統計、SPSS、JUMP (多変量解析)、KeyGraph(価値センシングのフリーソフト)

2009年 特定非営利活動法人ミュージックソムリエ協会(CDショップ大賞企画・運営)事業化サポート開始

2012年2月 電子書籍(無料)『コンテンツを求める私たちの「欲望」』をブクログよりリリース
この書籍に私の思想が凝縮されております。
文学、社会学、音楽社会学を、自分史と絡めて論述するという“新しい”スタイルです。
処女作ですので自分の全てを“さらけだす”コンセプトです。
ですので、商業出版向け、一般読者向けの「マーケティング」はしておりません(笑)。
ある意味、インディーズのアーティスト気分でリリースしました。

2012年3月 あるマーケティングコンサルティング会社退職 (*マーケターの集団ではなく、集計・統計解析専門の会社でした。そのニッチな分野では超エクセレントな会社でしたが、なにぶん、ソーシャルシフトの時代に逆行した超クローズドな組織なので、宣伝してあげたい気持ちは山々なんですが、社名は伏せておきます。検索されないように。もったいないですね・・・)

2012年4月 マーケティング・アドバイザーとして独立

コンテンツ関係に比重を置いたプロフィールですが、B to C の一般消費財・サービス、B to B の生産財のマーケティングにも強いですよ!
マーケティング業務ではそちらの経歴のほうが長いですから(笑)。

■連絡先

Mail : sinoue0212@goo.jp
Cell Phone : 090-8177-6694   inoue_hooigan@ezweb.ne.jp
  
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「働き方のリスク分散」

2012年04月25日 | 徒然
我が意を得たり!

「生け贄スタイルの理論と実践」(家入一真氏)

「月30万の給与で一つの会社に全人生突っ込むくらいなら、例えば起業なりフリーランスなり誰かのお手伝いなりで月10万の仕事3つこなした方がリスクヘッジになるんじゃないかな。明日会社があるかも解らない時代だしね。会社飛び出すとか一見リスキーだけど。」

「食うための仕事、趣味を兼ねた仕事、未来のための仕事、なんて分けたりも出来るし、収入の上振れ幅も可能性も、就職して一社に居続けるよりは大きいんじゃないのかな。むしろ一社に居続ける方が今の時代はリスキー。共倒れだってあり得る。」


それにしてもFacebookやってると色んな「出会い」ってあるものかと。
先日、読んだ津田さんの『動員の革命』で津田さんと対談されてた方だったんですね。
家入さんって。
気づきませんでした(笑)。



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自らのクリエイティビティを認識できないのは機会損失でしかない

2012年04月25日 | サブカルチャーから捉えた日本人像
「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信がない──Adobe調査

Facebookで津田大介さんが紹介されていた記事です。
経済産業省がいくら「Cool Japan」とか言ってわが国のカルチャーを輸出産業のメインに据えようとしても、根本的な問題がこれじゃないかと思います。

▼ケン・ロビンソン博士のコメント
「本当にクリエイティブな人はほとんどいないという、大きな誤解があります。実際にはみな素晴らしい素質を持っています。すべての人がそれを開花できていないだけなのです。こうした誤解の要因の1つは、我々の教育システムが、学生に本来備わっているクリエイティブパワーを引き出せていないことにあります。それどころか均一性や標準化を推進しているのです。結果的に我々は、人々が持つクリエイティブの可能性を伸ばすどころかつぶしてしまっています。今回の調査で明らかになったように、クリエイティビティーよりも周囲と合わせることを優先するような人々を生み出しているのです」


日本人は自らのクリエイティビティに自信がない。
この記事を読んで、やはり教育の問題が根幹かなと思いました。
拙著の39ページ(PDF版)にも書きましたが、まず「多様性」を「育む」ことが肝要。
しかし、そのままやってもダメ。
何せ、「同調圧力」は日本人の基本的心性。
それが、明治維新以来の富国強兵と殖産興業、さらには戦後の高度経済成長の推進エンジンでした。
まず、必要なことは「多様性」を育む(クリエイティビティの発揚と自己認識)ための、「多様性」を「認め合う」土壌づくりが肝要と考えます。

と言っても時間はないですからね。
今の子供たちが社会の構成メンバーの中心として活躍するときの長期的視点も大切ですが、今の私たちの自己認識、これを改めていかないと。

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アイドル文化とGS(グループサウンズ)

2012年04月21日 | サブカルチャーから捉えた日本人像
TVでAKB48とか観てると、「こりゃGSですね」とよく思います。
コスチュームのことですけど。
GSとはガソリンスタンドのことではありません。
1960年代のグループサウンズです。
(私はタイガースが一番だったかな。プロマイド集めに熱中してました)

■GSはヴィジュアル系の源

昨年発刊された、サエキけんぞうさんの『ロックとメディア社会』。

サエキさんが教鞭をとられている獨協大学での全学総合講座(メディア社会とロック)を基にされてますので、とても整理されていてわかりやすい書籍です。

1965年5月にリリースされた田辺昭知とザ・スパイダースのシングル「フリフリ」がGSの始まりといわれているそうです。
その初期形態がベンチャーズ的なエレキ・サウンドのブームを継承しつつも、ビートルズ、ローリング・ストーンズといったボーカル中心のロックンロールを土台にしておらず、欧米のロックバンドスタイルがそのまま輸入されにくかった当時の状況については、同書で詳しく述べられています。
70年代を目前に、GSがポシャッた経緯も詳しく述べられています。
そのあたりのことは、『創られた「日本の心神話」』の内容ともリンクします。

で、ヴィジュアル系バンドは、ついに開花することのなかったGSの遺伝子を受け継いでいるとのサエキ氏のご指摘(「ヴィジュアル系=GSの子孫」論)はすんなりと理解できます。

「GS全盛時の持ち味」=「中性的な甘酸っぱさ、軽さ」
 ⇒ 当時のロックが潜在的に持っていた黒人音楽志向性とは相容れないもの(同書206ページ)

で、ヴィジュアル系バンドは、経済効果としても音楽の生産量としてもGSの何十倍のスケール。
海外進出でも成果をあげている事実は、日本独自に発展した音楽文化が、自動車のように経済効果をあげられることを実証。
拙著でも書きましたが、もともと日本の文化にはユニセックス的な指向性があって、世界からも高評価を得ています。
歌舞伎とか典型的ですが、結構、倒錯的なものを当たり前のものとして持っているわけです。

GS以降、3~5年の期間で興隆や衰退を繰り返し、「洋楽をベースにしたポップス」という分野が、J-POPの登場までジャンルが普遍化してこなかった経緯についてご興味のある方は、同書をお読みください。

■アイドル=ロリータ文化は日本の普遍的文化

さらに、アイドルもそうなんじゃないかな? と私は考えます。
アニメとともに、日本独自の発展を遂げてきたアイドルですが、さえき氏の定義を引用します。

・「アイドル[IDOL]」という言葉は英語で「崇拝の対象になる人」
・そこから派生して「人気のある芸能人や多方面で活躍する歌手、タレント、声優」を指す
・狭義には「少女性・少年性の魅力を強くアピールする歌手、タレント、声優」

サエキ氏は、日本のアイドル文化の特徴を、以下のように的確に私的されています(黒字部分は引用個所)。

おそらく日本のアイドルのコンセプトの軸は、「永遠に少年、少女であること」は変わらない。日本人は、世界でも有数の「老けない」ルックスを誇る民族だ。加齢からの解放は、ある意味人類共通の願いでもあり、今やアイドルという存在が、年齢から解き放たれたイメージの追求役を担っているともいえる。(同書266ページ)

サエキ氏は、人類の普遍的な嗜好として世界に通用しうる日本のアイドル文化が内包するものを、「ピーターパン的シンドローム」と名づけています(「ピーターパン」については、拙著のPDF版85ページで「ピーターパンシンドローム」に言及しています)。

90年代後半、わが国の“ディーヴァ”ブームと比較すると、アイドル文化との明らかに相違点が見られます。
“ディーヴァ”のキーポイントは、卓越した歌唱力とファッショナブルなストリートファッションですね。

で、現在のK-POPですが、これはアイドルではなく“ディーヴァ”です。
KARAや少女時代の特徴は、ヒップホップ色の濃い楽曲で、アメリカ風のセクシュアルなダンスをこなし、ルックスも粒が揃っている。
明らかにアイドルとは違います(昨年書いた拙著では、まだこのあたりが混同したままでしたね・・・)
ディーヴァのファンは女性が圧倒的ですが、現在のK-POPでもその傾向。

「本来はロリータ的魅力で男性ファンが多いモーニング娘。やAKB48のマーケットとは別途に存在している」(同書267ページ)のがK-POPマーケット。
このことはしっかりと押さえておいたほうがいいと思います。

冒頭、「AKB48とか、アイドルってGSですね」と書きましたが、コスチュームでもスタイリッシュに洗練されたK-POPと日本のアイドルは明らかに異なります。
日本のアイドルってGSなんですよ、ミニタリー風なコスチュームとか。
もちろん、日本の誇るももクロもそうです。

音楽性とファッションセンス。
日本独自のアイドル文化の産物であるAKB48の楽曲を、海外アーティストがディーヴァ的に解釈するとどうなるか?
それがこれ(↓)です。
カッチョええっすね。

フライングゲット (Flying Get) / AKB48 Cover by GILLE


「気になる話題&おもしろ動画」で見つけました。

ロックとメディア社会
サエキけんぞう
新泉社

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与野の防衛隊は突破され、「赤軍」の大宮侵攻は時間の問題・・・

2012年04月18日 | 徒然
「浦和から多数の赤軍が京浜東北線にて北上中」

大宮公園を目指して約3000人が集結の模様

「去年までいたペドロビッチは更迭され、シベリア送り」

「ゲバラとスターリンの区別もつかないバカ共に負ける気か!」

「お前らな、乃木坂46に恥かかせる気か?」

「駅前のマツキヨで綿棒買ってやるから来いよ!」

「みうらは雁坂峠で行方不明、西野は赤軍ピンポンダッシュが怖いから電話にもでやしない」

「頑固なのは見沼のラーメンだけでいい!」

「勝つドッグでも食べながら楽しく観戦したいんだ・・・」

「弥生ちゃん、泣かないで、もうすぐ東は帰ってくるわ・・」

「ホームゴール裏まで赤軍に侵入されて、負けるなんて孫になんて説明すればいいんだよ」

「勝って、孫に赤軍より我が軍のほうが強いんだって自慢したいんだよ」

「土曜日は勝とうぜ」

総統閣下は大宮アルディージャにお怒りのようです


約2週間、パラレルワークでパワーポイント漬け・・・。
(でも、内容は刺激的で面白い!)
肩が凝り凝りですが、、、
土曜日は、美味しいラーメンかエスニックフードを食らい、ビールを飲んだ後、じっくり観ることにします。

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4月になって思うことなど

2012年04月01日 | 徒然
4月になりましたが何か?
私は約4年ほど草鞋を脱いでおりました会社から出ました。
この4年間で得たものは少なくはありません。
ポジとネガの色々な思いはありました。
が、そんなことをここで書いていてはキリがありませんし、そんなヒマもないのが実情です。
こんなときによく言うような「心機一転」とか「頑張ります!」という気分でもないですね。
そもそも、「頑張ります!」なんていうと、それが潜在意識に刷り込まれて、「頑張る」ということが「目標」になってしまいます。
それは、「手段」が「目的」と化してしまうことなので、はっきり言っていけないことなのです。

ま、会社もそうですが「組織」というのは「個人」と同じです。
「家庭」もそうですね。
「組織」も「個人」と同じように実に多様で、1社1社みな違います。

ほぼ4年間、私は“本音”をさらけ出すような付き合いは社内で極力避けてきました。
社員20数名の社内で瞬く間に情報が伝播するというリスクもありましたし(苦笑)。
このブログも含めて、割と自分の出す情報はコントロールしてきたつもりです。

私の退職の件、オフィシャルではほぼ直前に社内でアナウンスされましたが、なんせ情報伝播が異常に早い“社内文化”でしたから、昨年末から割と浸透していたはずです。

で、僅か数名の方の間で、昨年末から一昨日の期末納会の酒席までの間、“本音”トークの機会がありました。
そのほんの僅かながらも貴重な機会で感じたこと。
それは、コミュニケーションには“経験値”の占める比重が高いんですね、ということでした。

社員の構成は、マネジメント層が「団塊ジュニア」。
実働部隊が「団塊ジュニア」と「ポスト団塊ジュニア」だったんですけどね。

80年代前半生まれの「ポスト団塊ジュニア」の人達とはそのような機会はなかったんですが、おそらくあったとしても、私が彼ら彼女らのことを頭で理解することはできても、私の考えや立場を彼ら彼女らに理解してもらうのは難しかったと思います。
それはそれで、いたし方のないことなんですけどね。

やはり“本音トーク”ができたのは、結果的に「団塊ジュニア」世代の方々だったんですが、それは世代の特徴といったような話ではなく、単純に人生や仕事の経験値の問題でした。
特に、学卒後、いくつかの会社勤務を経験してきた方々とはスムーズに本音のお話ができた気がします。
新卒とか第二新卒で、ほぼその会社のことしか知らない人達ではなく。
でも、彼ら彼女らのことを非難しているわけじゃありませんよ。
私自身の“器”のこともありますし、十分な時間と、そういう会話が可能な社内文化があったらわかりませんでしたけどね。

さて、これからですが。
私は“アイデンティティ人間”です。
そのあたりは拙著の第1章に書いてありますが、仕事でも私生活でも一貫したアイデンティティを持って生きているつもりです。
職場や家庭や仲間内で“キャラ”を見事に使い分ける世代の方々とは違います。
(そういう意味では、“インサイダー”として生きるには、私にはきつすぎる会社でしたけどね・・・苦笑)

今日は休日ですが、休日でも仕事と同じモードです。
これは4年間の自分にはなかった“本来の自分”の姿です。
私の趣味のひとつにJリーグ観戦というのがありますが、実際、スタジアム観戦をするようになったのは2004年なので8年前からです。
それまでの私は、仕事一辺倒(好きな仕事でしたからですが・・・)で、正直、マズイ! いうことがありました。
今だから言えますが、パワハラまがいで部下に悪いことしちゃったということもありました。
自分の至らなさなのからですけど。。。
「これじゃマズイ! 何か趣味らしい趣味を持たないと自分は崩壊する」
と思って、友人の誘いもありスタジアム観戦を半ば無理やり趣味にしたというわけなんです。

ま、本来そういう人間だったわけで、そんな私が好きなはずの仕事を好きになれないという、とても不幸な状態にこの4年間あったわけですが、それは会社が悪い、という話ではありません。
私が“インサイダー”として、彼ら彼女らの“世界”を尊重しつつ、自分のパフォーマンスを発揮するという“器”がなかったこともありますし、何よりも“相性”の問題であり、それはどうしようもないことなのです。
若い人には、まだ理解出来んことでしょうけどね・・・。
自分の下の世代とのギャップや、外の世界とのコンフリクトに悩み抜いたりしないと(笑)。

今は趣味を持ちつつも、自分のパフォーマンスを思う存分発揮したいですね。
というよりも自然にそうなります。
長年封印してきた楽器プレイや、曲づくり、英語の勉強にも意欲的です。
そのあたりのタイムマネジメントは、その会社から得られた貴重なスキルで感謝してます。

あと、サッカー観戦を“表の趣味”とすると、“裏の趣味”っていうのもあるんですけどね。
このブログをずっとお読みの方には、何となく察しがつくかもしれませんが。
昨年末からの退職準備のため、それどころじゃなくなっちゃたんですよ、くそったれが(笑)。

拙著を読み返すうちに浮かんできた、「生活者心理分析」の私オリジナルのフレームも考えてます。
mixiを通じて、“日本の定性調査の神”である油谷・梅澤両先生の薫陶を受けた知人のマーケターから貴重なご示唆を頂いたのは嬉しき限り。
最先端の定性・定量調査のメソードを使った仕事にも関わりますが、やはりベーシックな理論構築は大切。
それも一人でできるものではありません。
理論構築にアドバイス頂いた知人とのネットワークを駆使し、若造どもの度肝を抜くような“我々世代”マーケターの底力(プロジェクト)も見せつけます(笑)。

おっと、もう3時!
こんな話書いてる場合じゃない。
出掛けんと。
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