【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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「Web2.0でビジネスが変わる」

2006年11月28日 | マーケティング話
 昨夜(11月27日)、ビデオジャーナリスト神田敏晶さんの講演の講演を聴いてきました。神田さんとお会いするのはBarTube(旧「.Bar」)以外では初めてなんですが、彼のお話はとてもエキサイティングです。

 講演タイトルは、「Web2.0でビジネスが変わる」神田さんのベストセラーと同じです。
 今回は、以前書かせて頂きました、クリエーターマッチングのSNS「XSHIBUYA(クロスシブヤ)」と、東京商工会議所の連動セミナーでした。

 まとめをここに記すことはしませんが、問題意識を特に刺激した事柄をランダムにかいつまんで、自分の考えを記してみます。

■ユーザー視点のWeb2.0

 「顧客志向」「お客様第一主義」というスローガンを掲げながらも、実は「上司第一主義」という企業は多いですよね。(注)
 既存の発想に囚われ、「ユーザー視点=自社のメリット」ということに気がつかない場合は意外に多いものです。一つの例ですが、自社のホームページにライバル会社のリンクを貼るということ、これ、Web2.0時代には大切なことなんです。何故なら、「検索サイト」から来るユーザーは、あなたの会社(の商品)とライバル会社(の商品)を比較するケースが多くなるからです。一度「検索サイト」に戻ってしまったユーザーがあなたのサイトにまた来る確率は低くなります。しかし、リンクを貼っておけば、ライバル会社のサイトに移ったユーザーは、「戻る」ボタンひとつであなたの会社のサイトに再訪する確率が高まるんですね。
 一ユーザーとしての自分の行動を考えてみれば一目瞭然の「常識」です。

(注)私、井上秀二、「お客様第一主義」は掲げません。Win-Winの「対等なパートナー」と考えますので。それに出来もしない奇麗ごとをスローガンに使うのは大嫌いです。そんな建前の押し付けが教育・社会の荒廃を生むのです。もしスローガンを掲げるのなら、それを実行できる人だけで会社を運営すべきだと考えます。

■やっぱ、Productは基本だね

 昨今、「口コミ マーケティング」という言葉が氾濫していますね。しかし、よく考えるまでもなく、「口コミ」と「マーケティング」は対立概念なんです。形容矛盾も甚だしいですね。企業(サプライサイド)がプロモーションとして、自然発生的な「口コミ」をコントロールしようとする。ある意味、「天に唾を吐く」行為です。先日のNHK番組がらみの「女子大生ブログ炎上事件」を聞くにつけ(炎上させるブロガーは嫌いですが)、「アホやなぁ・・・」と思わずにはいられません。

 ブロガーはお金では買えません!

 ところで、「マーケティング・ミックス(4P)」って聞いたことがあるでしょうか?
 Product(商品)、Price(価格)、Place(流通・チャネル)、Promotion(販促・広告)。
 「口コミ マーケティング論者」の方が語るのは、主に「Promotion(販促・広告)」のフェーズですね。勿論、「口コミ」が発生するようなプラットフォーム、仕掛けを構築することは可能ですし重要です。「バイラル・マーケティング」「バズ・マーケティング」も頭から否定はしません。私も研究していますし、ある程度の「仮説」は持っております。

 しかし、最も大切なのは、「Product(商品)」なんです。「ヒットの必要条件」とでも言いましょうか。さらに「4P」がうまくミックスされて「必要十分条件」になるのです。

 良くねぇ商品なんざ、口コミの土壌があっても誰も取り上げねぇぞ。

 当たり前ですよね。その代わり、良い商品は、

 頼まれなくても誰かが勝手に言いふらすようになるんですよね。その「土壌」を整備すればいいんです。

 注意しなければいけないのは、コントロールしようとしないことです。コントロールしようとすることこそ、「天に唾を吐く」行為です(バレなくてもそのうち痛い目に遭うでしょう)。

■音楽2.0

 ここが最も興味深いテーマなんですが、あえて3つのキーワードと、それらに付随することを列挙するのみに留めます(笑)。未来のことを真剣に考えておられる方は、ピンとくるでしょう。

 1.アーティストとコミュニティのネット複合型企業
 2.ビッグアーティストのインディーズ化
 3.好きなときに好きな音楽を好きなように売る(ユーザーは、同じように「享受」する)

 神田さんは、パリス・ヒルトン神田さんのブログご参照のこと)や、プリンス、イアン・ギラン(Smoke This!」)、ボブ・ディラン、マドンナのサイトを取り上げながら、これら「Web2.0」的なビジネスモデルを解説されました。

 これらのビジネスモデルが日本で、いつ頃までに、どの程度、普及・定着するのか?
 こんな大切な予測をタダ(無料)で知ろうなんざ、虫が良すぎますね、私も含めて(笑)。不肖、この私の研究テーマとさせて頂きます。既成の「ブランディング理論」を進化させた理論も必要になりますからね。

■マスメディアの行く末は???

 実は私、最近になってから『テレビCM崩壊』を読んだのですが、マス4大メディアの中で最も影響力の強いTV(とCM)が今後、どのような“姿”になっていくのか強い興味を持っております。テレビ東京系列の『田舎に泊まろう!』で、第一線にいるとは言えないような「芸能人」が、どんな山奥や離島に行っても「知られている」のはTVの功績ですからね。

 神田さんのご持論として興味深いのは、「ネット偏食」という概念です。「自分と近い、知り合うべくし知り合った人々」とのコミュニティ情報をキーとした「付き合い」が、“ムラ社会”“型社会”を形成していく。「自分に興味のある」情報・知識・知恵との接触が増えるということになりますね。

 そんな状況に対して、「自分の好きな情報だけと接触していたらいけないよ! 世の中にはまだこんなに色んなことがあるんだよ」ということを広く知らしめるのがマスメディアの役割となるそうです。“偏食の是正”ですね。神田さんは“ノイズ”と表現されてましたが、私の見解をミックスすると、“必要なノイズ”とでも言いましょうか。

 また、“貧乏人はデジタル、金持ちはアナログ”という未来予測は説得力がありますね。『日本経済新聞』が月々2万円になったらたまりませんけど(笑)。でも、それも非現実的な話ではありません。程度は違いますが、音楽関連商品ではすでにそういう兆候が見えてますしね。
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 まだまだ書きたいことはあるんですが、キリがありませんので・・・。
 今日も雨模様で寒い1日でした。。。
 と言ってますが、今日はまだ外出しておりません。
 自炊をしない私、これから夕食を食べに行きます。ではまた♪
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MySpace ってどうよ?

2006年11月10日 | マーケティング話
■祝!MySpace上陸♪

 いよいよMySpaceが上陸しましたね。
 私も本日、登録しました。

 CGM(Consumer Generated Media)、SNS(Social Network Survice)と言ってもMySpaceの場合は、

  ①招待制ではないので、誰でも参加できる
  ②国内にとどまらずワールドワイドな交流が可能

という特徴が強調されています。しかし招待制ではない、というのは危険な気がします。招待制(=クローズド)のmixi、つまり600万人近い登録者の「マス向けSNS」となると、成りすましや二重登録も多いですし、結構荒れること(=「2ちゃんねる化」)も多く、実際の犯罪の温床にもなっているのは周知の事実です。

 私の基本的な考えは、リアルの世界もバーチャルの世界も根本的には同じ人間の営為であり、プラスもあればマイナスもあるのは実社会と同じということです。ですから問題があるからといってSNSを否定しません(実際、私にもここには書けないトラブルもありましたし、それよりも遥かに多い「良き出会い」もあります)。
 ワールドワイドな交流については、英語でのコミュニケーションが当たり前にこなせる人には朗報でしょう。いかにも「インターネット的」ですね。ちなみに私にはほとんどメリットはありません。

 早速、登録した私のプロファイルです。(観られますでしょうか?)

  「Hello, 秀二!」

 やけに馴れ馴れしいですね(笑)
  「フィンガー5じゃアルマーニ」、なんて言うと引かれますな。。。

 さらにProfileをクリックすると、左下の部分に「秀二's Details 」。私のディテールですね。
 「独身」「水瓶座」はいいんですが、、、

  「子供はいらない」?だと?
 そんなこと誰が言ったぁ~? コラ~(怒!)


 全く失礼な!!! まぁ、気を取り直してですね、Profile編集をクリックすると、自己紹介のデータを書き込むようになっています。こんなのは他のSNSにもありますが、「I'd Like to Meet:(Friendになりたい人)」を事細かに書けるのはいいことでしょう。私の場合、mixiのプロフで、「2ちゃんねる色の濃い方」はマイミク登録お断りする場合がございますと書いたりしてますが、もっとポジティブに「友達選び」をすることは大賛成です。

■「音楽」「映像」機能は期待大か?

 「音楽」「映像」のカテゴリでは力を発揮することでしょう。「mixiミュージック」にはない機能は売りです。サイトで注力しているのもわかります。
 但し、「玉石混合」で「石」が圧倒的に多いインディーズばかりが溢れますと、丸山茂雄さんの「mf247」のターゲットと成り得るコアな音楽ファン(自分もプレーヤーか元プレーヤー)は別として、「マス」のユーザーは辟易して離れていくでしょう (インディーズ関係者の方、申し訳ございません。もちろん「メジャー」にも「石」はありますが、比率と絶対量では残念ながら。。。)。

 コアな音楽ファン以外の人達にとって「選択肢が多い」ということは、ベネフィットよりもノイズなんですね。私なんぞも、mixiの友人の日記にアップされたMySpaceやYouTube(違法ですが)へのリンクで「時代の半歩先を行くアーティスト」や爆笑モンのネタを知ることが多いんですが(こういうのを「口コミ」と言います)、自分でわざわざ探すような時間も手間もかけませんね。

 あとはJASRACさんとの交渉(ご苦労様でございます-汗)次第で、マス向けのJ-POP作品をどれだけアップ可能に出来るか? にかかってますね。

■後発「MySpace」の勝算は

 自分で調査をしたり他社の調査結果を見たわけではありませんが、今現在の私の仮説は、MySpaceの登録者数が「最大手」のmixiを追い抜いてトップの座を確保するのは難しいということです。
 個人的にはリスペクトしている孫さん、ゴメンなさいです。

 まずSNSはエンドユーザーにとって最初から「無料」です。「価格のサプライズ」は最初から戦術にはありませんよね。となると、「機能的ベネフィット」「感覚的ベネフィット」がまず重要になるわけなんですが、「機能」では後発ゆえの「優位性」はあるでしょう。しかし「感覚的ベネフィット」では?
 これは本来、調査をしっかりやってみてから書きたいのですが、現状それは無理なので私の知見で書かせて頂きます。

 「mixi」と「GREE」の最大の違いって何でしょうか?

 「機能」ではそんなに差がない中で、私が最も重視するのは「デザイン」とそれが醸し出す雰囲気なんです。

 今年の1月、お世話になっている大手音楽メーカーの方のご厚意で、mixi(当時はイーマーキュリー)の笠原社長のセミナーに参加しました。
 質疑応答のとき、ある参加者の方が仰っていたのが、「サイトにはトップ=経営者の色が濃く反映するものだ」ということでした。とても的を得たご意見です。

 mixiの笠原社長が仰られてましたが、mixiのデザインは女性スタッフに任せていたそうです。
 そして東大ベンチャーご出身の笠原社長は、一見すると、「笠原く~ん♪」とでも呼びたくなるようなフェミニンな雰囲気をお持ちの方です(笠原さん失礼しました-汗)。それでも名刺交換で一言二言、言葉を交わすと「やっぱ経営者だよな! 俺はかなわん-汗」なんですが。

 遡って2005年7月、「インタラクティブ・マーケティング&リサーチ研究会(IMRJ)」(もう消滅しましたが)のシンポジウムで、GREEの田中社長がパネリストとして参加されてました。
 お話は出来なかったのですが、壇上の田中社長からは、(緊張もあったのでしょうけど)実直で努力家、とても真面目な印象を受けました。

 実は、私、mixi(2005年春登録)よりもGREEのほうが先でした(2004年秋登録)。招待されて登録してみたものの、「放置」していたのですが、mixiは招待者が会社で横の席に座っていたこともありすぐにアクティブ・ユーザーになりました。

 今でもそうかもしれませんが、当時は「GREEはビジネス」「mixiはプライベート」的な使い分けが一般的でした。
 機能では大差がないものの、デザインやユーザビリティから、ごく自然にそういう流れになって行ったのでしょう。
 GREEの印象は、「機能的でスタイリッシュ」。ビジネス・ユースに向いている、と私も考えてました。後になってから田中社長の「色」が反映しているように思いました。

 しかし、アクティブ・ユーザーになったのはmixiでした。こちらは笠原社長の「色」(デザインを女性スタッフに任せたことも含めて)が濃いですね。

 単純に登録者数で優劣をつけるのは何ですけど、マスの需要を開拓して捉えたのはmixiです。
 仮説段階ですが、日本人の心性とマッチしたのかもしれませんね。
 J-POP女性アーティストで日本一「好感度」が高いのが、超美人でも超エロいわけでも歌唱力抜群でもないaikoさんであるようにね・・・。彼女のような存在が本来の意味での「等身大」なのかもしれません。

 「感覚的ベネフィット」「デザイン」等が全てを決定するとは言いませんが、SNSサイトを比較する上でとても重要な要素(価値)であると私は考えます。その視点でMySpaceをざっと観たとき、

  ①IT分野のイノベータ、アーリーアダプタ
  ②洋楽も好きなコアな音楽ファン
  ③インディーズで一生懸命、プロモをしたいアーティストとスタッフ

の心を捉えることは容易に想像がつくものの、マス向けにヒットする(=登録者数が増えmixiをも凌駕する)ことは考えられません。
 もちろん、一定のポジションを確保することは間違いないでしょうけれど。

 ホント、調査出来ないのが歯がゆいです。(苦笑)
 もし時を経て私の仮説が間違っていたらその総括を書きます。

 今、最も怖いのは、夜になったことです。
 布団に入ると咳が止まらなくなるんです。(^_^;)
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「ORICON STYLE」PC向け音楽配信を終了

2006年11月02日 | 音楽配信サービス
 11月1日、オリコンさんがPC向け音楽配信事業からの撤退を発表されました。

 月間2,500万円の営業赤字を出しており、11月末で販売を終了、2006年9月中間期に特別損失3億1,000万円を計上する見通しとのことです。

■有料音楽配信市場、PC向けは「導入期→成長前期」

 (社)日本レコード協会さんの統計によると、2006年1~6月の有料音楽配信売上は、数量ベース179万回(対前年比162%)、金額ベース248億円(同174%)です。

 導入期から成長期に入った有料音楽配信市場ですが、日本の場合はモバイル先行でしたね。まだ構成比では数量で93.4%、金額で89.7%がモバイルです。

 但し、対前年比で見るとモバイルの数量154%、金額162%に対し、PC向け音楽配信(インターネットダウンロード)は、数量551%、金額457%

 つまり、PC向け音楽配信市場は、未だ導入期→成長前期にあるということです。
 導入期ということは、市場は今後伸びていくでしょう。
 昨年、私が前職で実施したユーザー調査でも、「PC中心の音楽配信利用意向が高いこと」がわかりました。

■プレーヤー企業の合従連衡・淘汰

 いくら「導入期→成長前期」にあって伸び率が高いといっても、PC向け音楽配信は数量で1,200万回、金額で25億円の極めて小さな市場です(2006年上半期)。

 まだ小さな市場のパイをめぐって数多くのプレーヤー企業がしのぎを削っているのが現状です。しかも「商品」となる楽曲での「差別化」は難しいですね。
 皆さんよくご存知の「iTunes Music Store」がマーケットリーダー。そして「mora」が続きます。他社の今後の動向については様々な憶測が飛びかっています(内容はここでは書けません)。

 各社とも、採算をとれるようになるまでの資金調達力、財務体力の強化に必死でしょう。そんな中で企業体力の強いオリコンさんが、1年8ヶ月という短い期間で撤退を表明したのは何故なのでしょうか?
 「月間2,500万円の営業赤字」に至った背景を数字でアナライシスすることはここでは出来ません。但し、ユーザー調査結果(2005年実施)から得られた私の知見により推測できることはあります。

■ブランド力とユーザー特性

 昨年8月、「iTunes Music Store」上陸直後に行ったユーザー調査によると、アクセス比率が最も高かったは「Yahoo! ミュージック」。次に高かったのが「ORICON STYLE」でした。
 但し、楽曲購入比率が最も高かったのが「mora」、上陸直後にもかかわらず「iTunes Music Store」が2位につけました。

 「Yahoo! ミュージック」と「ORICON STYLE」の特色を一言で言うと、

  ユーザーからのアクセス率は高いものの、楽曲購入率は低く、しかもその差は大きい

ということです。

 一般的に有料音楽配信サイトでの楽曲購入(ダウンロード)は、年齢層別では「10代」が最も低く、年齢層の上昇に従って増加する傾向にあります(2005年調査結果)。

 年齢層別に各サイトでの購入傾向を見ると、「ORICON STYLE」では「10代(特に男性)」の購入比率が高く、「30代」「40代」で著しく低くなっていました。対照的なのが「iTunes Music Store」でした。ちなみに「mora」は「10代」の購入比率が高かったものの、「30代以上」で比率が著しく下がることはありませんでした。

 ここから言えることは、「10代」からのアクセス・楽曲購入が高い傾向にある「ORICON STYLE」は、不利なポジションにあったということです。

 今年7月のネットレイティングスさん調査結果によると、「ORICON STYLE」への家庭用PCからのアクセス数が増加しているとのことでした。しかも、「総ページビュー数の35%を19歳以下の閲覧が占めている」とのこと。
 ネットレイティングスさんは「ORICON STYLE」を、「10代の熱心な利用状況の例があまりない中で、ポータルサイトとしてユニークな存在」と位置づけていました。

 ところが、これは有料音楽配信にとって必ずしも好ましいとは言えない傾向だったのです。

 そして最も大きなマイナス要因として考えられるのは、ヒットチャート情報発信企業(しかもビジネスモデルはB to B)としての圧倒的なブランド力と、「楽曲販売」という新規事業のミスマッチではないでしょうか。

 もちろん、最新のヒット曲を見に来たユーザーが、簡単なクリックで楽曲を購入できるという利便性はあります。しかし、ユーザーがサイトを訪れる目的(意識的・無意識的を問いません)を、「購入」というアクションに結びつけることは簡単なようで難しいんですね。その上、最新のヒットチャート情報に最も敏感なのは「10代」です。

 第一に、長い歴史に培われた大きなブランド力が柔軟性を欠いていた
 第二に、ユーザー特性を新規事業に活かすのに無理があった

 今回の残念な事態から私が導き出した知見は上記2点です。
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 現在、私は、前職でのユーザー調査とは一線を画した上で、2006年版ユーザー調査の準備を進めております。コラボレーション企業様のおかげでより充実した調査結果を得られることは間違いないものと確信しております。
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