澤地さんの講演は、予定の午後3時45分を越えて、4時ごろに無事終了しました。
あの一度聞いたら忘れられない、可愛らしくも艶やかなお声とともに、演壇を去られました。
およそ1時間50分の講演の後、澤地さんは休む間もなく、サイン会です。
こちらも大変な事になっています。書籍販売コーナーは、すごい人盛りです。
多くの方がお目当の著書を、我先きにと買い求められています。
そしてその著書に、著者である澤地さんのサインをと、長蛇の列です。
まじかで澤地さんを見ようと、たくさんの人たちが群がります。
携帯カメラやデジカメなどで、ツーショットを狙う人たちも多かったです。
わたしも、大和高田市から来られた方に、澤地さんとのツーショットをと依頼されました。
澤地さんは、その容姿の美しさからも、女性の憧れです。
また男性の方も、「澤地さんの著書を読んで感動しました」と熱心に話しこまれ、握手まで。
サイン会は午後3時58分頃から、午後4時27分頃まで続きました。
澤地さんは1時間50分の講演の後、30分間もサイン会です。どんなにお疲れだったろうと、思います。
それでも澤地さんは、50人以上はいたでしょうか、みなさんからのプレゼントや話しかけに、
苦しそうな表情一つ見せられず、やさしく包み込むような笑顔で、応対されていました。
澤地さんの著作群を、お読みになった方々はすでにご存知のとおり、
日本の歴史・太平洋戦争の〝常ならぬ死を遂げた人たちを、生き還らせる証言者〟ですよね。
昨年の講演会でお話された品川正治さん。この方も、歴史の生きた証言者として、
戦死された戦友の無念を無駄にすまいとして、経済界を中心として戦争反対を訴えておられます。
昨年の講演会も、653人の大盛況でした。
今年の講演会は、昨年のおよそ1.6倍にあたる 、1100人を越える人々の参加がありました。
澤地さん、どうかいつまでもお体ご自愛下さいと、お見送りし・・・
午後4時40分頃、「斑鳩の地」を後にされ、近鉄奈良駅に向かわれました。