昼間はかばん持ちの仕事をして(?),ランチはハワードジョンソン財大プラザ上海(上海財大豪生大酒店)(ぐるなび)のなかのレストランでいただきました.このホテル,ハワードジョンソンと名前がついていますが,途中に「財大」とあることから分かるように,上海財経大学の敷地内にあります.こっそり聞いたところによると,財経大学の資産土地運用の一環だそうです.学内にコンビニやカフェが進出してきただけでびっくりしていてはいけませんなあ.上海の大学といえば復旦大学と上海交通大学が人気で,財経大学は3番手らしいのですが,社会科学に強みを持つ大学としてビジネス界に強いことで知られており,だからということでもないのでしょうが,資産の有効活用も進んでいるようです.
上品な(回らない)上海料理を堪能して,午後もかばん持ちの仕事を誠実にこなしました.
夕食も同じくハワードジョンソン財大プラザでいただいたあと,上海雑技を見に行きました.ERA-時空之旅(観光局の紹介,上海なび)というもので,タイトルからはミュージカルかなにかかと思いますが,要するにサーカスです.ただのサーカスではなく,しるくどそれいゆのなんとかさんがどうしたこうした,というもので,技自体は上海雑技なのでしょうが,その演出は近代的で,ストーリーの設定がいちおうはあったり,音楽・背景映像・照明は伝統的なものではありません.「お行儀が悪い子はサーカスに売っちゃいますよ」のサーカスがイメージさせる寂しさや悲しさは(中原中也の影響か?)微塵もなく,現代的なエンタテイメントで,ええと要するに「うおー,すげー」の連続でした.個別のショーについて上海なびにいろいろ乗っていたので説明は省略ですが,「凌空?燕」という,天井から吊られた輪に長いリボンを引っ掛け,そのリボンを使って一組の男女が飛んだり回ったりするのは圧巻でした.手をリボンに巻きつけた男性が足首だけで女性をぶら下げてくるくる回ったりとか,どうなってんでしょうか.ええと,日本語がうまくないのでなにがなんだか分かりませんが.鍛えられた肉体による意外な展開でした.