除夜の鐘を打ってみよう!ということで,近くの本土寺に行ってきました.本土寺では除夜の鐘を108つを超えて打たせてくれるというので,あたふたと11時ごろから出かけてみましたが,なんだか門が閉まっていては入れませんでした.参道の無料休憩所に寄ってみると,おばちゃんに甘酒を勧められ,「ああ.40分くらいにならないと開かないのよねえ」といわれてしまったので,甘酒をいただきつつ休憩所でおばちゃんたちを観察しました.休憩所ではNHKの紅白歌合戦をやってて,おばちゃんたちが「SMAPって何人いるんだっけ」「あらやだ5人よ.でもわたしはきむたくはちょっとねえ」という会話を,石油ストーブに背を向けて輪になって話しておりました.日本の正しい年末ですね.時間になったので門のところに並んで,少し待って境内に入りました.
除夜の鐘はちいさい鐘楼のなかにあって,千葉県内にある数少ない文化財のひとつだそうです.1回100円以上のお気持ちということなので,それを渡して「ごーん」と打つのですが,けっこうな人数が並んでいたので,前の人の余韻が消えないうちに打たざるを得ず,そこらへんちょと風情がなかったかなあとおもったり.人が多いのでしょうがないのですが.
そのあと,本堂におまいりして帰ろうと思ってまた行列に並んでいると,どうみてもここらへんのちょっとしたやんきー風のにいちゃんねえちゃんたちがうろうろしていて「あけおめー」とか言ってました.なんだありゃ.ぼくのすぐ後ろに並んでいた夫婦は,シンナーで歯がやられた感じの(推定)19の純情を貫いて子供をもうけた感じの(推定)もとやんきー(推定)っぽかったです.どうなんだろうなああいうの.
行列したおかげで常磐線をえらく待たされそうだったのでタクシーで帰ったのですが,近くには東漸寺という有名なお寺もあるそうです.こちらも葵の御紋があしらってあって由緒正しそうな雰囲気です.次はあちらで.
帰ってから「美の壷」をしみじみ見て寝ました.ひょうげもん織部についてはモーニング連載中だし.ってか,年末年始の番組って意外とNHKとテレ東がよさそうな気がするのは,若くないってことかね.