だからちがうんだってば.

ブログ人から引っ越しました

みんなのうた.

2007-09-27 22:30:47 | 生活

gooランキングより.

なんでまっくら森の歌・メトロポリタンミュージアム・トレロカモミロ・算数チャチャチャがないかね.算数チャチャチャはすごいですね.「ルート2たす1ぶんの2たすルートの2」をとくのに「分母子を約せば」ですからなあ.分母子って.中学のときのK喜多先生に教えていただいたのをよく覚えています.

これらのうた,某動画共有サイトで見れるんですが,なんだか気が引けるので気になる人は自分でDVD買ってください.こういうサイトもあるけど.なんでCDしかないんだしかし.


谷保天満宮

2007-09-22 22:38:59 | 生活
お祭りなんだそうで,露店が大学通りに出てるんですが,あんまり広くない歩道に店が出ているので歩きにくいことこの上ないうえ,なんとなく「せれぶ」な感じが漂うこの通りに露店は似合わないような気がするなあと思ったり.まあいいんだけど.あの露天商の方々,どこからやってきたんだろう?

「農家切り捨て論のウソ」

2007-09-21 22:34:00 | 生活

あの明治学院大学の神門先生が,日経BOに「農家切捨て論のウソ」という記事でインタビューに応じていらっしゃいます.『食と農』などの一連の論文を読んだ身としては,ほうほうふむふむ,というところで,零細農家切捨て論を「第一、あれは大衆迎合的なマスコミが作り上げた“お涙頂戴”のストーリーでしょう。」とあっさり言い切るあたりに研究者の自負がにじみ出ていて小気味いいくらいのものですが,あんまり知らなかった人にはびっくりなはなしかもしれないです.これまでの本ではあまりでてこなかった話題としては,現代日本人が「辛くて厳しい“本当の農業”の担い手にはなれないと、見切りをつけ」られているなかで,研修生目的で流入している外国人就労者の扱いと,それが農業経済学会では取り上げられないという問題でしょうか.外国人就農者については,労働者保護を訴える厚生労働省や,就業問題全般にいろいろいいそうな計算省,入国管理をあつかう法務省,「当事者」の農林省がそれぞれなにを考えているのかよく知らないのですが,問題になっているということはどこかが対立してるのかなあと思います.こちらについても知ってる人はおせーてください.

しかし,農業経済学会で発表できないんだったら,日本経済学会で発表すればいいのに.春の招待講演とかで呼んだらさぞかしおもしろいと思うんですが.どうでしょう?

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉) 日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2006-06-24

『生物と無生物のあいだ』

2007-09-20 22:22:00 | 生活

「極上の科学ミステリー」として絶賛の嵐,と評判の福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』を読みました.帯に出ている惹句を見ると,文字通り「生物とはなにか」についていろいろ書いてある本かと思うのですが,意外とそうではなくて,ポスドクから若手研究者がどのように研究を進めているか,査読の仕組みとはどういうものか,論理的な思考や実験デザインとはどういうものか,ということがけっこう書いてあって,そこはそこでおもしろいです.そういう業界にいるからかもしれませんが.あのストックとワトソンがあんなことしてたなんて!野口英世ってそうなんだ!といったおもしろさがあったりします.

「生物」の本としては,分子があんなにうろうろしているなんて!という驚きびっくりがあり,「動的平衡」というマクロ経済学で聞いたような概念が出てきたりしてそれはそれで興味深いです.帯に書いてあるような褒め言葉が当てはまるとはあんまり思えないのですが,でも生き物に興味ある人には非常におもしろい本でした.

研究者にとって自分の論文が望みどおりの専門誌に採択されるかどうかはまさに死活問題である.発見の優先権はもちろん,昇進やグラント調達などすべてが発表論文,すなわちピア・レビューという公正な手続きを経て専門誌に掲載された論文の質と量で(多くの場合,量だけで)決まるからである.だから研究者が「業績」といえば,それは通常,刊行された論文数ということになる.(中略)ここに非常に微妙な問題を含んだケーススタディがある.(pp.102-105)

このあとがおもしろいのですよ.ふふっ.

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891) 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2007-05-18

NHKで沢内村

2007-09-19 23:30:00 | 医療

ショパンの事情で早めに帰って「ためしてガッテン」など見ていたのですが,志の輔はいいですね.いやそういう話じゃなくて.番宣に気がついたので「その時歴史が動いた」を見ました.しかしこの司会のヒト,むかし問題起こして引っこんでませんでしたっけ.いいんですが.

さて,タイトルは「赤ちゃんを死なせない~乳児死亡率ゼロ・ある村の記録~」ということで,乳児死亡率ゼロを早い段階で達成した沢内村のはなしでした.村長の深沢晟雄がえらかったというはなしでなかなか感動的で,そのこと自体にとくに何も言うことはなくて,ええもう見てくださいな,子どものいる親なら号泣するよな,ってなもので,その頃の保健婦さんがご健在でしかも日本語がきれいというあたりも感心すること頻りなんですが.

この沢内村,豪雪地帯で,KOMATSUがブルドーザを貸してくれたとか,乳児医療費の無料化に引き続いて高齢者についても無料化も進めたようなところなんですが,豪雪地帯で冬は炭焼きで生計を立てているような村のどこにそんな財源があったのか,というところが非常に気になりました.沢内病院の医師も保健師(保健婦?)も手弁当でがんばりました,というところもあるのでしょうがいやしかしそれだけかと.ほかへの経費をそんなに削ったのかとも思いますが.やはりここは国庫支出金+地方交付税の合わせ技が使われたんじゃないかと思うのですがどうなんでしょ.誰かおせーて.

沢内村奮戦記―住民の生命を守る村
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1983-03

「民意」

2007-09-15 18:57:57 | 生活

諸般の事情で飲みすぎたような気がして,よろよろと起き出してテレビを見ていたら,安倍首相が突然辞任したことについていろいろやってました.猪口元少子化相とかでてましたが,なぜここで杉村くんを出さないかと.ある意味,もっとも「庶民的」なひとだとはおもうんですけど.この手の番組に出るときだけメガネをかけて知的な感じをだそうとするひとよりはおもしろいんじゃないかなー.いやまあどうでもいいんですが.で,そのなかで,かつては「嫁にしたい女優ナンバーワン」だったこともある女優さんだかタレントさんだかがこう言ってたので仰天しました.

わたしたち国民としては,民意がどこにあるかわかんないんですよね.

ある意味,非常に含蓄に富んだ表現でございまして,公共選択論の立場から得られる示唆は多いのではないかと思われますが如何.すげぇ自己言及だな.

別所家の活躍

2007-09-14 18:49:00 | 生活

飛行機の中で見た『憑神』で妻夫木くんがかっこよかったので,原作の『憑神』を買って読んでみました.なんといっても別所彦四郎直篤が活躍する(?)物語ですから,読まないわけには参りますまいて.映画とストーリーはそんなに変わらないのですけど(当たり前か),映画を見ているだけにイメージが映画に引っ張られるような気がしました.原作→映画のほうがよかったかなー.

わが別所家の祖は,去る元和の大坂夏の陣において,畏くも権現様の影武者を相務めました.その折に,わが祖は御本陣に攻め寄せた真田幸村の軍勢と戦い,権現様の身替りとなってみごと討死いたしました.権現様はその手柄をことのほか嘉せられて,別所家に御影鎧役を賜ったのでござります.(p.123)

もちろん小説でございますから.


新臨床研修制度

2007-09-13 12:52:14 | 医療

研修医制度において,研修する病院が選択できるようになった,てな話を聞くと,ミクロのマッチング理論とかやってるひとは「おお.Rothのはなしぢゃな」と思うのでしょうが,臨床研修の目的はちゃんとした医者を育成するというところにあるわけで,マッチングがうまくいくアルゴリズムの問題だけではなさそうな気がするのですが,マッチングの「評価」という点からだけでも研修医間や診療科間の格差の発生というのはどう評価されるんでしょーか.効率的な配分ではあるけれども必ずしも公平ではないよね,という典型的な話じゃないかと思うんですが.えーとそこらへんに詳しい人がいたら教えてください.Harvardで院生やってたりするのかしらそういう人は.

ということで,日経メディカルのアンケート結果を読んでみて,ぜんぜん知らなかった話といえば,「バイトなんてしないでちゃんと研修してほしい」ということで導入された研修医への給料が「研修医が指導医より待遇がいい」という状況を作っていたりとか,「専門バカにならないためにいろんな診療科を回ってほしい」ということで導入されたスーパーローテート方式でけっきょく何もできないままにおわっちゃうという限界があるとか,そういうのがあります.えーと言われてみればそのとおりなんですけど,という話ばかりなのですが,どーなんでしょーか.モデル化するんだったら,研修終了時にある閾値以上の技能を得るという制約があるとか,技能の修得には固定費がかかる(規模の経済だかlearning by doingだか)とかなんだかそういう仮定を置くんでしょうけど,しかしまあこうみると実際の制度を作るってのは難しいんですなあ.むむむ.


総長

2007-09-13 12:30:10 | 生活
ゲンダ先生のサイトを見ていたら,「なんで東大だけ総長なんだ!」というコメントが来ていて,ちょと気になったので検索してみました.すると,東京大学基本組織規則第4条は「大学法人に、法人法の定めるところにより、役員として、その長である総長、7名以内の理事及び2名の監事を置く」としていて,正式名称はやっぱり「総長」らしいです.国立大学法人法のほうを見てみると,第10条「各国立大学法人に、役員として、その長である学長及び監事二人を置く。」という規定があります.あれ?ってもんですが,国立大学法人法のほうは,「長を置く」ということを規定しているだけで,その長の呼び名を規定しているわけではないのでしょうねえ.「総長」という名前が長らく使われてきていたわけだし.

いやそれだけのはなし.有名人は大変だなあ.