だからちがうんだってば.

ブログ人から引っ越しました

ぜんざい・続

2009-01-23 12:01:00 | Canada

たかばたけが「白菜あるのかあ」と言ってましたが,なんとかchoyとかいう名前で売ってます.中くらいのが1つで6ドル弱…というか,レシートによるとキロ3.29ドルで,1.8kgくらいのを買っていたようです.日本で見るのより小さいし,ちょっと高いと思います.甘いかっていうと,そうでもないように思います.冷え込みがどうのこうの,っつうか,マイナス10度とか20度とかの世界なので,輸入物の可能性も高いですしねー.どうなんだろ.大根は「daikon」という札のついたへにょっとしたのを売ってましたが,これは輸入でした.しいたけもあったかな.しょうがはでかいのがあります.

基本的に生鮮野菜はちょとお値段高めのような気がします.なんといっても安いのは牛肉です.アルバータ牛が有名なくらいの産地なので,100グラム100円くらいでけっこうなのが手に入ってしまいます.カタマリで売っているので煮込みとかいいのじゃないかとおもいますがやったことないです.食べきれない気がするので.このまえ適当に買ってきてカレーに入れたのをよくよく見たらサーロインだったりとか.ついでに調味料ですが,エドモントンはバンクーバーと違って日本人が少ないので,そんなにそろってるわけじゃありませんが,しょう油はふつうに売ってます.Safewayをうろうろしていたらポン酢を売ってて衝動買いしましたが,みりんはなかったです.豆腐はちょと固めのを売ってますが,杏仁豆腐みたいなフレーバーつきのの隣に何気なく置いているので注意が必要です.

あと,中華街にいろいろ売ってるかもしれないです.West Edmonton Mallにも中華街というか,中華街風のスーパーというか,がありますが,ここでじつはいろいろ買えます.すきやきのもと(割り下)が安売りになっていたので感動して買ってしまいました.そのほか,カレーのルーとか,冷凍のうどんや納豆とか,日本語表示のあるカリフォルニア米とか,ポッキーとか,割高ですけどあってびっくりでした.中華街といいつつ,日本・韓国をはじめとする東~東南アジアの食材をそろえているようです.ううむ.

おぜんざいの作り方については「がってんがってん」なんですが,電気ポットがないのでいかんともしがたいです.うち(?)には真空調理器があるので,コバヤシくんに相談してみます >たかばたけ.


Inauguration countdown

2009-01-18 23:50:00 | Canada

新大統領の就任式が火曜日ということでアメリカも大騒ぎですが,なんせ国境の南の出来事ですのでカナダの関心も高いようです.CBC Sunday Nightキャスター)を見ていたら,新大統領はカナダにとってどうなのか,という特集をやっていました.3つほどポイントがあるようです.1つめは経済政策です.議会が保守主義に走りかねず,カナダも加盟しているNAFTAがひょっとすると再交渉になるんじゃないかというあたりでしょか.2つめは環境政策です.カナダ,とくにアルバータ州はアメリカに多くの石油を輸出していますが,アルバータ州の石油はoil sandから採られることもあって,dirty energyとして環境の観点から評判が悪いようです.3つめは北極海の問題なんだそうですよ.うーむ.

経済政策といえば,齊藤誠先生の主張が非常に興味深いです.こちら

ぜーんぜん関係ないのですが,CBC Sunday Nightで,男子アイススケートの選手が少なくて困っている,という話もありました.カナダの男の子が氷の上でやるスポーツとアイスホッケーで,フィギュアスケートなんかやってたら変な目で見られる……というか,ざっくりいうと,ゲイだと思われるんだそうで.ははー.そういえば,大学でフィギュアをはじめたという知り合いがいますが,それを聞いたときの最初の質問は「えーっと,なんで?」だったような気がします.ううむ.


ぜんざい

2009-01-18 23:38:00 | 生活

日本からおみやげがわりに個包装の角餅をもらって,真空パックのぜんざいももらったので,フライパンで餅をあっためてぜんざいに入れて食べちゃいました.ワタクシ,けっこうな年になるまでぜんざいと雑煮の区別がついておりませんで,それはなぜかというに,正月の雑煮がどうもいまいち好きではなかった(こういうやつ)ので,正月からぜんざいを食べてたからだと思います.ぼくが幼少のみぎりには(?),元気な人が多くて,年の暮れにはもちをついて小豆を煮て,餡入り餅を家で作っていた関係上,餅も餡も大量にあったわけで,雑煮食べないんならぜんざい食べてればいいや,てなものだったのではないかと.

で.真空パックぜんざいのほうはあっさり消費しちゃったのですが,角餅のほうはまだ残っているところ,スーパーをうろうろしていたら "red beans" を発見したので,ぜんざいを作ってみました.だいたいが週末はぼんやりネットサーフィンくらいしかしていないところなので,ぜんざいなんてのはちょうどいいです.ネットで検索してみたところ,作り方にもちょいちょい流派(?)があるようですが,まあ要するに,小豆を煮て砂糖を放り込めばよいだけの話(乱暴な).こちとらひまちゃんなので,1カップの小豆をたっぷりの水に入れて一晩つけておいて,火にかけて沸騰させて水を捨て(茹でこぼす,というらしいですね?),ふたたび水を入れて沸騰させて水を捨てること3度,ちょっとひたひたくらいの水を入れて本格的にしばらく煮て,頃合いを見て小豆と重さにしてほぼ同量の砂糖と塩を少々入れてふたたびくたくたと煮れば出来上がりでございます.そういえば子供のころ,石油ストーブに黒豆と小豆がかかっていたような記憶も.

えーと,結論からいうとなかなかおいしかったでございます.はっはっは.ちなみに今日の晩ごはんは白菜と豚肉の挟み蒸でございまして,こちらも切って入れて火にかけるだけだったりします.はっはっは.


いがらし

2009-01-17 23:16:00 | Canada

カナダで生活をしたことのあるひとから,冬の寒さについて「冬の寒さはねー,命にかかわると思ったね.気温がプラスになるとあったかいなー,と思うようになる.冷蔵庫・冷凍庫というのはモノを冷やしすぎないための道具だからね」という話を聞いておりまして,その当初は「なんてこというんだべらぼうめ,妙なことぬかすと承知しねえぞ」と江戸っ子らしく思っていたのですが(?),この週末は文字通り風向きが変わったらしく,東部がやたら寒いわりに(あのニューヨークも寒かったみたいですね)アルバータ州は比較的穏やかで,気温はプラス数度まで上がっております.するってえと不思議なこともあるもんで,「あら,今日はあったかいんじゃないのかしら」と思ってしまうのですねー.不思議ですねー.でももっと不思議なのは,まだ気温は一ケタ台なのに,半そでで外を歩くカナダ人ですね.そこまで暖かくはなかろうと思うのですけど.

さて,初めて海外で生活するひとからちょいちょい伺う「困ったこと」の1つが,髪切りというか散髪というか美容院というか,です.村上春樹とカンドリ先生の話(ご存じでないかたは『やがて哀しき外国語』を参照のこと)では,「どういうsmall chatを展開するか」というのがテーマになってますが,なんといっても日本語でもどうしたものかとおもっているひととしては(「傾向と対策」参照)そこそこ難しい問題です.盆正月の(?)帰国時に切っちゃうとか,日本人の散髪屋さんを見つけるとか,写真を持ち歩くとか,カタログを出してもらうとか,いろいろ解決方法はあるそうです.で,ここのところやや髪が気になってきたので,予約の要らなさそうなところにひょっこり入って切ってもらいました.前回は身分証明書の写真を見せてどうにかしてもらったのですけど,今回は「むー」と思っているうちに,おにいさん(ベトナム人らしい)が「この写真みたいなshortでいいのか」というので,「あー,じゃあそれで」と言ったのが運の尽き(?),じょきじょきばりばりざっくりと切られて,いがらし…ではない,いがぐりというかなんというか,になりました.支払いをしようとしたら,店のおばちゃんに"a compeletely different guy!"と言われたことから想像もつこうかと言うものです.

えー,ことほどさように短くなってしまったのは高校以来ですが,髪が硬くて立っちゃってちょっと怖いおあにいさん風になってしまいました.あとえーっと,ちょっとおでこが広くなったかしら.ううむ.髪も寝ててくれるとそんなでもないんですけどねえ.


新年セール(続く)

2009-01-10 22:12:00 | Canada

12月26日はクリスマスにもらったプレゼントの箱を空ける日ということでBoxing dayというのですが(ほんとか?),クリスマス明け26日からカナダではBoxing weekなどと銘打った大セールが始まります.クリスマスプレゼントは当然のことながら25日までに買わないと意味ないわけですから,26日以降はもっぱらただの(?)バーゲンで,26日の朝一番からあちこちのお店は大騒ぎで日本で言うところの新春初売り大セールもかくやという状況です.26日から突然50%とか70%とかのOFFなのですから.

もっとも,今年は不景気で,クリスマス商戦のころから「Boxing week並みの値下げ」を打ち出した小売店もあったようです.「北米のクリスマス商戦のウェイトが高い」というのはマクロ経済統計のはなしをすると聞くことはあるんですが,なるほどねーです.

で,このBoxing weekがいつまで続くのかしらんと思っておりましたが,近くのドラッグストア(どこにでもあるShoppers)でみたところ,ちょうど1週間くらいで今年は1月2日までと言ったところのようです.なんですが,ちょっくらWest Edmonton Mallに行ってみました.このMallには最近,Sony Styleが復活していて,いま使っているWalkmanのヘッドホンの一部がなくなっちゃったので,それを買いにいくついでです.通りにはあんまりひとがいないんですが,さすがにWEMにはうじゃうじゃと人が集まっていました.モールの真中にはスケートリンクがあり,こちらもちびっこたちがそこそこ滑ってました.アウトドア用品店を覗いてみたら,クリアランスセールを続行中で,売れ残ったと思しき靴とかジャケットとか手袋とかがそこそこ割引されていました.ほかの店でも,70%offが続いているところがありました.このセールしばらく続くんですかね.目当てのSony Styleはあっさり見つかって,所望の一件も入手できました(最後の1個だったけど).日本で買うとLサイズを使うのに,こちらだとMサイズでよいのね,とかどうでもいいことに感心しながら使っております(ノイズキャンセリングホンの端っこの部分です).

ぜんぜん関係ないですが,SonyといえばVAIO Type Pがひじょーに気になっています.ネットブックと言われる製品群が出る前にFMV-BIBLO LOOX Uを買っちゃっていて,拙速だったかとおもっていたのですが,むー.


「お知恵拝借」?

2009-01-09 01:37:00 | 生活

どこぞのタルトみたいな名前の人からメールが来ておりました.知らない名前だったのと,件名に「お知恵を拝借したい」と書いてあったので,原稿か講師かなんかの依頼かしらえらくなったものですねわたくしもむふふ,とか思いつつ読んでみたところ,書き出しはなにかの依頼っぽいものでした.しかし読み進めていくと,途中に「特別にナントカシェア」をお願いしたいというようなことがありまして,この「シェア」というのは株式のことかしら,怪しい出資話じゃないかしら,Medoffさんも捕まったというのにあらあらどうしましょ,と考えを改めました.で,書いてある企業名から検索してみると,あながち架空の会社でもなく,実在の新興のコンサルティング会社だかなんだからしく,むむっこれはベンチャー企業であるね「貯蓄から投資へ」の時代でもあるしたまにはいいかもしらんとさらに考えを改めました.くだんのサイトを見てみると金融情報などを提供しているらしく,こりゃまた付加価値の付けやすいんだかつけにくいんだかわかりませんなあ,と考えていたところ,メールの文章をよく読んでみると「月額これこれ」との表現がありました.出資話にしては月額はなかろうとおもってじろじろみてみたところ,「シェア」は確かに株式のことなんですが,察するにこの企業が提供している金融情報サービスを買え,という勧誘のようです.なんだ営業だったのか.「お知恵拝借」はメールを読ませるテクニックだったのかもしれないですねー.

まあでもしかし,なんで「コンサルティング」や「シンクタンク」みたいな他人の仕事にけちをつける仕事が若者に人気なのかよくわからんですねー.他人のことは言えた義理じゃないし,社会科学の研究者なんて覗き趣味の最たるものではあるんですが.あらあら.


Yellowknife (4)

2009-01-01 23:29:00 | Canada

3夜にわたってオーロラ見物を堪能して,4日目は直行便でエドモントンに戻るばかりです.が,飛行機が午後の便で,外は相変わらずの寒波だったのでB&Bのなかで待たせてもらうことにしました.

オーロラは太陽風の荷電粒子がどうのこうので発生するらしいです.UCLAがこの2008年7月にメカニズムを解明したらしい(Technobahn記事)というところをみると,細かい仕組みは最近まで分かってなかったみたいです.磁場とか磁力線とかは高校1年の物理以来あまり触れてこなかった(お世話にはなってるんでしょうが)のでぜんぜん分からんのですが,発行の仕組み自体は蛍光灯と同じで,オーロラの色が違うのはプラズマ粒子が衝突する相手の分子の種類によって色が違うためで,大気中の分子の組成(酸素とか窒素とかの比率)が高度によって違うために,おおまかにいって発生する高度によって色が違います.今回よく見た緑色のオーロラは酸素分子との衝突によるもので,地上200kmから100kmの低高度のものだそうです.オーロラの原因となっている太陽風は,荷電粒子うんぬんというあたりから想像されるように,衛星の通信やGPSに悪影響を与える可能性があります.そのため,太陽風がどんな状況かを観測しているところというのがあって(情報通信研究機構とか),たぶんその副産物としてオーロラ予報というのがあります(だとえばアラスカ大学フェアバンクス校).イエローナイフのオーロラ予測になっているかどうかはよくわかんないですけど.ついでに,このアラスカ大学フェアバンクス校地球物理研究所には赤祖父俊一先生というオーロラ研究の大家がいらっしゃいます.「アカソフってロシア人の名前みたいだよねー」と罪深きことを思ったりしたのですが,すごい先生なんだそうですよ.(『北極圏へ―オーロラと地球温暖化に挑む』などの一般書も書いておられます).

というようなことをツ魔から教わったりしつつ,また,B&Bのオーナー夫妻にコーヒーをいただいておしゃべりしつつ,午前中を過ごしました.冬はイエローナイフの町は真っ白ですが,夏になるとこの宿の庭には花が咲き乱れるそうです.また,このオーナーは犬の親子を飼っているのですけど,とくに親のほうはえらく賢くて,客が入って行ったくらいではほえたりしないし,なんと日本語の「お手」や「お座り」ができます.なんてこった.

空港までまたオーロラビレッジのスタッフに送っていただいて,小さな飛行機に乗ってエドモントンに戻ってきました.オーロラビレッジのスタッフさんにはなぜか小柄でかわいらしい女性が多かったです(もちろん男性スタッフもいましたが).なんでなんでしょ.8月から9月にかけても営業中だそうですので,また機会があれば,というところです.

と,思ったら1月1日でした.昨年のことについてはいろいろな方にお世話になりましてありがたく感謝いたしております.そのわりに「実り多き」ということにならなかったのは残念です.はあ.