所用がありまして,富士山の裾野まで行ってきました.三島まで新幹線で行ってそこから車なのですが,裾野のあたりは大学4年の頃に通った思い出があるので,ちょっと懐かしい感じです.用事自体は数時間で終わるものだったので,ちょこっとかつて通ったあたりに寄ってみました.「ここは変わらないなあ」という気分になるかと思いきや,かつて尾根にはさまれて畑と田んぼが開けていただけの集落にどでかい橋脚が数本その威容を誇っており,目を転じると尾根にはトンネルが通っておりまして,その部分だけは大変な変わりようでした.いったいなんじゃらほい,と思ったら,第2東名高速がちょうど通るところになっているそうで,確かに起伏が比較的小さくて人があんまり住んでないというところで使いやすい(?)ところなのであるなあ,と感心しました.二ツ塚峠や草花丘陵にも高速道路(こちらは圏央道だっけ?)が通っているところ,裾野の真ん中にも高速ですか.しかし,いまの東名裾野ICもかなりちかいところにあるんですがあれはあれでいいのかな?
市場で夕食用のホタテを買ってから,国営ひたち海浜公園へ出かけました.初めてだったのですがかなり広いところで,パークOにはちょうどいいんじゃないかなあと思ったり.それはともかく,ちょうどネモフィラとチューリップが見ごろでした.ネモフィラは水色の小さな花を咲かせるのですが,ひとつの丘の斜面に一面これが植えられていて,海の青とも空の青とも異なる,花らしくない意外な色で妙な見ごたえがあります.
チューリップのほうは松林の中に植えられていて,こちらは種類がいろいろで見ていて飽きません.種類のせいなのか栽培の技術なのか,満開となる時期が少しずつ違っているので,しばらくはいろいろなチューリップを楽しむことができるようになっているようです.毒々しいというような紅色のものから,清楚な薄色のものまでさまざまです.
ぐるっと一回りするとちょうどいい時間になったので同じルートで帰ってきました.ETC割引というのは強力なんですなあ.
「経済学者って偉そう」なんだそうですが,分業が進んで業務の専門化が進めば,「自分がそのことについては一番よく知っている」と思えるようなことができるのも無理からぬ話で,学者さんもその例外ではなく,偉そうなだけなら官僚だって会社員だってそうじゃん,と思ったり.まあどうなんだろ.セレクションバイアスじゃないかという気もしたり.えーと,どういうセレクションかはよくわかりませんけど.
しかしまあなんていうか,「ほとんどすべての規制は経済厚生を低下させる」というのはsecond best theoryとの関連でどうなんだろうとか,経済損失の計算ってそんなにできないよねとか,そういう考え方もあるのではないかと思料されるところ,それ言い出すと今度は「だから『使えない』んだよね」と言われちゃうのが落ちなので,やっぱりおとなしくしておくのが吉なんでしょうなあ.こんな記事書いといて矛盾してますけどね.