だからちがうんだってば.

ブログ人から引っ越しました

市区ランキング

2009-11-27 21:51:36 | 生活
東京の住民生活満足度トップの街は武蔵野市
~2009年 東京都内生活者実感ランキングベスト20~
ということで,「住んでみてよかった都内ランキング」の1位はは武蔵野市だそうです.理由は,「個人商店や商店街の充実」「カフェや飲食店の数の充実」など生活関連の充実度なんだろうですよ.吉祥寺の影響なのかもしれないですけど,特別快速もとまる三鷹も人気なんでしょうねえ.マンション買う人もいるわけだし.

ワタクシ,関東圏では横浜市青葉区,杉並区,文京区,北区,足立区などに住んだことがあるのですが,堂々の18位にはいった北区で評価高いのが「日用品(食品や生活雑貨など)の物価が安くて買いやすい」ですって.すばらしいじゃないですか.さすが人情の町田端(←分かる人しか分かるまい).


1-1

2009-11-26 10:08:28 | 生活
ぼんやりとテレビのニュースを見ていて思ったこと.

住所は場所によって違うもので,町内に2丁目1番地が2ヶ所も3ヶ所もあるとさぞかし不便だろうなあ,と思うのですけど.

鳩山由紀夫首相は「地域があって国があるという考えで行動を進めたい。地域主権の実現は『1丁目1番地』だ」(時事

亀井静香郵政・金融担当相は…日本郵政グループの株売却凍結法案…について「内閣にとっても1丁目1番地。成立させるのは当然の話だ」と強調した。(日経ネット

増子経済産業副大臣(中小企業に対する法人税の軽減税率について)「まして今回のマニフェストの経済産業省分野のある 意味では1丁目1番地的なマニフェストでございます」(税制調査会第3回)

古本財務大臣政務官「特に寄附税制をどうしていくかなど、論点が幾つかあると思っております。ある意味で、これも民主党の1丁目1番地だと思います」(税制調査会第3回)

ある議員「最後にもご説明があった地方税制のことでございますが、大変期待をしております。まさにおっしゃるとおり、我々民主党政権の1丁目1番地だと思っております」(総務省・財務省合同政策会議(11月11日))

おやおや,と思っていたら,勘付いた方もいらっしゃったようで.
野田財務副大臣「民主党の政策の1丁目1番地は地方の税財源だとか年金だとか母子加算だとか、それぞれのお立場でみんなおっしゃるんです。だけど、1丁目1番地は、やりたいことの無駄遣いを改めて予算を組みかえるというのが1丁目1番地で、マニフェストの第1章はそうだと思っていますので、私はそういう観点で取り組むべきだと思っています。」(総務省・財務省合同政策会議(11月11日))
べつに民主党が嫌いだとかそういうことじゃないんですが,これでいいのかしらん,と思ったり思わなかったり.こちらの大屋先生のエントリ(とくに後半)もご参考まで.

確かに,なじまない

2009-11-24 18:57:39 | 経済学
極端大仏率より.
実は福祉だって教育だって社会基盤整備だって,当事者はみんなそれが神聖にして侵すべからざるものと思っているんだよね。
みんながどこかで「抵抗勢力」になるんだったら,ひとつひとつ審査するよりは,全部まとめて10%おふ!とやったほうが財政再建には資するかもね,という話もあるわけですな.


複数学位

2009-11-21 18:52:00 | 経済学
在学期間中に2つの大学のプログラムに参加することによって,両方の大学の学位を取得できる仕組みをダブル・ディグリー制度と呼び,大学間ネットワークが発達している欧州や,これを看板にして学生を集めようと思っている大学などではよく用いられているようですが.

東京大学公共政策大学院がシンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策大学院とのダブル・ディグリー制をスタートします

ということで,専門職大学院の一種である公共政策大学院でも,海外のポリシースクールと連携したダブル・ディグリー制度が発展していくのかもしれません.この制度では,単位の読み替え・互換を通じて,自分の大学で学んでいない学生に対して学位を出すことになるので難しいのかしらん,と思っていたら,すでに70件ていど実施されているんですってよ(文部科学白書2008,第1部第2章「大学の国際化と地域貢献」第1節「大学の国際化」21ページ).おやおや.


マッチングの非効率性

2009-11-20 18:39:00 | 経済学
有斐閣が出している「書斎の窓」を眺めていて気づかされたこと.

少子化が進行していて,対策が必要だといわれているなかで,最近減少傾向にあるものの,25万件以上の人工妊娠中絶が行われています.この数字は厚生労働省の保健・衛生行政業務報告(衛生行政報告例)から入手可能で,2007年度についてはここに年齢別にも公表されています.他方,生殖年齢の約1割,140万組の夫婦には子供がおらず,そのうち,約30万組が不妊治療を受けていると推計されます(日経メディカルの内容見本より).30万人という数字の奇妙な符合には,なんともいえない切なさを感じます.


フォント

2009-11-20 13:53:24 | 生活
知ってる人は知ってる話.

某所に文書を送る必要があって,その指示書(?)をじろじろ読んでいたところ,送り先の団体の事務局のようなものが大学の先生の個人研究室内にあるので「○○大学△△気付 ××宛」に送れ,と書いてあったので,「○○大学△△先生気付 ××御中」と書いて送ったのですが,よかったんでしょか(いや,よくない).「気付」は「郵便物を、相手方の住所ではなく、相手の立ち寄り先や関係のある場所あてに送る時、あて先の下に書く語」らしいので,個人名の下に「気付」と書くのは変な話で,しかも団体宛に送っているわけだし…….「○○大学△△研究室内 ××御中」が正しかったのかしらん,と思っております.どうなんだろ.

大学には「先生」が何人もいて,院生時代から知ってるわけでなければ,お互いに基本的に「○○先生」と呼びかけることが多くて,違和感がとれないんですが,それはそれとして,対外的に同僚の先生を紹介するときに「こちらがうちの大学の○○先生です」というのは礼儀上どうなのであろうか,というのはここのところの疑問の1つです.会社だったら上司でも「これが部長の○○です」と言うのが当たり前だと思うのですけど.「先生各位」もどうかと思いますけど.

で,その指示書(?)にはさらに「FDにファイルを入れて同封しろ」とあってちょっとびっくり.機密文書でもないので添付して電子メールで送ればいいじゃん,だいたいこのご時世ではPCにFDドライブがついてないことのほうが多いのでは,と思いつつ,積んであるFDのなかから空いているのを探してUSB接続のFDドライブをひっぱりだしてコピーしました.「このご時世」と思ったものの,5年ほど前まではFDはちょいちょい利用されていたわけで,「ご時世」というほどではないかなあと反省したり.10年ひと昔とはよく言ったもので.いまは昔,ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」は320KBていどだったらしいですし.通常のFDの容量は1.4MBなので,MS-Wordで図をぺたぺた貼ったりすると入りきらないこともあるし,高速通信が発達したこともあってWordやExcelを圧縮・解凍というのもあまりしなくなっているところ,やっぱり使われなくなるのもむべなるかな.逆にいうと,最近の院生さん(学生さん)のレポートのたぐいをオンラインで提出されるとみょうにファイルサイズが大きくてびっくりすることもしばしばです.図や表の形式を変えてかっこよく見せるとか,そういうこと考えないんでしょうか.「いまの学生はPCなどの扱いに慣れてるから」とかいいますけど,たぶんに個人差が大きくて,文系だと(?)僕が期待するほどでもないのかしらん,と期待値を下方修正中の今日この頃.

さらについでに,今回の文書はフォント指定があって「MS明朝」で書け,とあったんですが,それもどうなのかと思ったり.ふつうのWindowsマシンなら入ってるでしょうが,MacやLinuxだと入ってないことのほうが多いんじゃないかしら.ちなみに最近の僕のお気に入り日本語フォントは「IPAフォント」です.とくにゴシック体はMSゴシックより細くてきれいだと思います.フリーだし.明朝体だとリュウミンっていうんですかね,マック使いの人のによく見るやつ,あれが好きなんですけど,買うほどでもないかしらん,と思っているところです.新書とかで見かける丸っこい明朝はどうなのかなー,と思うんですが,えーと,名前とかわかんないしまあいいや.


誰のせい

2009-11-17 09:40:11 | 生活
先日,電車のなかでぱったりお会いした先生と合意したこと.

「おいおい誰が指導したんだよこの論文」という雰囲気になったら大変困るのでそれは避けたい.誰しもそれなりに事情があるわけで,You may take a horse to the water, but you can't make him drink という話.もっとも,「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」とも言うわけですが.


続・事業仕分け

2009-11-15 10:28:27 | 生活
行政刷新会議の事業仕分けについては,オープンな場で議論されることが望ましいという意見や,オープンだからエンジョイプレイ…ではない,スタンドプレイに走りやすく衆愚政治そのままだとの話や,少しくらいスタンドプレイがあってもきっかけ作りや政策形成の方向性の転換にはいいんだとか,そうかもしれないけど対象となる事業規模が少ないので意味がないとか,いったん振り子を逆に振ること自体が意味があるんだとか,そもそも予算編成過程における位置付けがよく分からんとか,いろいろな見方があってどれもそれなりに一理あるところなのですが.さて.

「13日の仕分け結果の詳報」より.

 【地方交付税交付金】概算要求は自治体への配分額で15兆7773億円。地方債を発行し公共事業を行った自治体には、元利償還金の一部に相当する額を交付税に上乗せして配分していることなどが「政策誘導」「恣意的な運用」と批判された。判定では18人全員が「見直しが必要」と指摘、ただ「交付税の総額を圧縮」としたのは6人にとどまったことなどから、結論は「抜本的な制度見直しを行う必要がある」となった。
三位一体の改革とかいって一つの内閣が重要課題の一つとしてとりあげて議論したような内容を1時間くらいがやがやいって決まるものか,と思ったり.地方交付税の現在の実態としては,補助事業の裏負担を足し上げた上で単独事業に相当するようなものを足して計算しているわけで,制度設計自体からして政策誘導,ということは時の内閣の政策目的に応じた恣意的な運用になっているわけで,そこから否定されるとなると,税収格差が地方によってあるなかで補助事業を展開するというさまざまな政策分野でのやり方そのものを見直す必要があるわけで,いやそれを見直してもいいんだけども,その結節点というか,残差みたいにして決まっているところだけ採り上げて「こりゃひどい」といっても話は始まらんですよな,ということには,ご説明に行った官僚以外には気がついていなかったのか,それとも気がついていたけどそれをいったら仕分けにならんから黙っていたのか,どうなんでしょう.ま,中継を聞いていたわけでもなんでもないのでなんともいえませんけど.


 【競争的資金(若手研究育成)】博士課程修了者らに経済的不安を感じさせず研究に専念させることなどを狙った特別研究員事業(要求170億円)は「雇用対策の色合いが強い」「民間に資金を出してもらえないか」との意見が相次ぎ、予算削減となった。若手研究者養成のための科学技術振興調整費(同125億円)と科学研究費補助金(同330億円)も削減との結論。
雇用対策の色合いが強い,って言われても,「出口」のことを考えずにうかうかと大学院の拡大を進めて,猫も杓子も……と言ったら言い過ぎでしょうけど,大学院をやたら作って定員増やして,定員を埋めなきゃ交付金を減らすよと脅したり…ではない,誘導したりして大学院生を増やしておいて,就職口のないポスドクがそこらへんにうろうろしているところでは特別研究員事業は雇用対策そのものと言われてしまえばまあそのとおりの話.民間に資金を出してもらえないかと言われても,今後活躍するかどうか分からない(活躍するかもしれない)ポスドクをわざわざ雇おうとする民間企業はそれほど期待できないわけで,広く言えば基礎研究は民間部門がやらないから公的部門がやるほうがいいですよね,とおんなじ理屈が成り立つはずのところ,そこから否定されては,ぐうの音も出ないですね.ぐう.博士課程まで行ってみて専攻に見合う就職口がなかったら学卒とおんなじ扱いでもいいから就職して,それでも就職口がなければ生活保護でも何でも受けて,という方向に政府が向かうんだったらそれはそれで一つの見識だとは思いますが,そうすると,数少ない就職口を求めて博士課程での競争が激しくなって質が向上するかもしれないし,大学院に行くような間抜けが少なくなってより生産的な分野に労働力が回ってけっこうなことである一方,多少なりとも規模の経済の効果の働く研究という分野での質の低下は避けられないだろうし,そうすると将来の大学教育の質も落ちるのではないかしらんと危惧されるところ,そのころに今の政権にいる人たちが責められる気遣いはほとんどないので,仕分け人的にはそれでいいんでしょうなきっと.あ,博士課程の人間が減れば,議員さんが落選したあとに大学に就職しやすくなる,というメリットもありますか.

sunaharayくんも書いてますが,いま博士課程にいるひとや,出てすぐの人にとっては生活にかかわる問題で,すでに投下された人的投資をどうしてくれる,と思ったり.ま,移行過程の話なので,望ましい政策ならば,理論的にはそこへ補償を行っても割に合うはずなんですがね,どうなんでしょうな.

この事業仕分け,内閣が国会に提出する予算の策定過程の一環のはずです.すでに所管大臣が激怒しているとかいう話もあるところ,大臣のあいだでいがみ合うような様子を,透明性を保って公開することにどれほどの意義があるのか分かるような分からないような.そういう透明性と,説明責任ってもちょっと違うものではないかしらん,と思ったりします.国会議員だったら,予算案が提出されたところで国会で審議して修正させればよいのじゃないか,と思うのですけど,ええと,議院内閣制で内閣が多数派与党から構成されていればふつうはそのまま多数決で通っちゃうわけで,そうするとやっぱり予算案の段階が重要なんですかね.

というか,ほんとに生活に不自由が出るまで増税を受け付けないほど,日本の有権者は馬鹿じゃないと信じたいんですが,慈悲深い議員さんたちはどうしても増税したくないんでしょうねえ.

自治体クライシス 赤字第三セクターとの闘い (講談社BIZ)伯野卓彦.2009.
自治体クライシス 赤字第三セクターとの闘い (講談社BIZ)
ルポというかノンフィクションというか,として面白かったです.増税という選択肢は初手から考えられないようですね.



事業仕分け

2009-11-10 21:27:42 | 経済学
中央政府レベルでも事業仕分けをすることになったようで,誰がどれくらいやるのかでもめたとかもめないとかいう話もあったやのことですが.
事業仕分け、対象候補240を選定 ワーキンググループが報告(Nikkei Net)

をみると,「薬価などの診療報酬や地方交付税、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)も盛った。」とあるのですが,たしか,地方交付税交付金は基準財政需要と基準財政収入の差として決まるという建前になっていて,たぶん実態的にも都道府県・市町村がどういう事業をどれくらい行うか,税収がどれくらいあるか,国からの補助金などがどれくらいつくか,と同時決定的なところがあるので,地方交付税だけ「仕分け」するのは無理なんじゃないかと思うんですが,そこらへんどうなんでしょう.

まさか,「地方交付税交付金は仕分けの結果,必要なくなりました」とかいって,その分がぜんぶ地方債に切り替わる,なんてことはないと思うのですが.国の財政状況をよく見せるにはいい手段かもしれませんけどね.あ,国庫補助金に切り替えるというのもありますか.


過橋米線

2009-11-07 19:18:24 | 中国
過橋米線といえば,数年前に雲南省に出かけたときに食べてみてなかなかおいしかった麺料理で,いっしょに行ったD先生がたいへんお気に入りだったことが思い出されるところです.で,その名も「過橋米線」という雲南料理屋があるのを発見したので行ってきました.秋葉原のほうが本店(?)で,吉祥寺にもあるようですが,ここは行きやすさを優先して日暮里へ.そんなに大人気な店だとは思ってなかったのですが,念のために電話してから行ってみると,案の定(?)空いてて,しかもお客さんは中国系とみた.日暮里駅前はなんだかぴかぴかしたビルが立ってて往時の(?)下町っぽさや怪しさはどこへやら,なのですが,でも2階が雀荘だったりしたのでやっぱりそんなにオサレな街ではないってことで.当たり前ですか.

おとくなコース料理を頼んでみたら,けっこうな量が出てきたし,それぞれにかなりおいしかったです.「間違えて作ってしまった」小龍包が出てきて,人情の街日暮里の面目躍如(?).昆明で食べたときには,唐辛子と山椒が舌をぴりぴり刺激して,泣きながら食べたものですが,そこは日本向けに抑えてあってよろしかったです.

まあでもなんに驚いたかって,日暮里駅の変わりようですか.