だからちがうんだってば.

ブログ人から引っ越しました

金で幸せになるか。

2007-04-22 09:07:00 | 経済学
One of the famous questions in social science is whether money makes people happy.
論文のabstractがこう始まっている論文が勉強会で取り上げられました。「あなた幸せですか」などというアンケートをとってほかの要因で回帰するという分析は一時期行われていて、その類かなあと思ってのですが、そうではありませんでした。よかった。タイトルに「mental wellbeing」とあったことから気がつくべきだったのですが、このときの指標はGHQ-12(General Health Questionnaire)スコアと呼ばれるものでした。「money」の効果をidentifyするために、この論文ではwindfallを使うとしていて、それはなにかといえば「宝くじの当選」です。ははーなるほど。ややこしい回帰分析より単純な平均値の比較のグラフのほうが面白いという典型みたいな論文ですが、その結果によると、1000ポンド以上の当たりくじがあったひと、1000ポンド未満の当たりくじがあったひと、当たらなかったひとを比べてみると、当たった年の2年前と2年後のGHQ-12スコアは、1000ポンド以上のあたりがあった人に限って有意に改善(値は低下)しています。1年前と1年後の比較ではとくに変化は見られないということです。つまりは、当たって2年後にはmental healthが改善していると。ほほー。1年後の段階ではいろいろあって幸せにはなれないけども、2年経つと落ち着いてハッピーになる、ということだそうで。

ほほー、宝くじ当選ならランダムだしidentificationにはいいよなあ、と思うところですが、このデータにはサッカーくじが含まれているので必ずしもランダムでない側面が少しだけ混じっているという点、宝くじをどれくらい買ったかというデータがなく調整されていない点、が気になるなあというところです。マイナな点ですけど。しかしこのGardnerさんとOswaldさんはhappinessの研究を続けていらっしゃるようで、なかなか興味深いです。離婚と幸せとか。なんだそりゃ。

Gardnrer, Jonathan and Andrew J. Oswald. 2007. Money and mental wellbeing: A longitudinal study of medium-sized lottery wins. Journal of Health Economics 26, 49-60. [ScienceDirect]
Gardnrer, Jonathan and Andrew J. Oswald. 2006. Do divorcing couples become happier by breaking up?, Journal of the Royal Statistical Society Series A, 169(2), 319-336. [PDF]


医師の労働供給

2007-04-21 21:42:00 | 経済学

医師の労働供給の実証分析の論文はあんまりみかけたことがないのですが、勉強会のために論文を探していたら見つかったので読んでみました。ノルウェイの1,300人あまりの勤務医の1993-97年のパネルデータを使って分析したもので、あのBaltagiがfirst authorになっている論文です。パネルGMMを使って賃金率や所得の内生性の問題に対処してlife-time decision makingを考慮したというよくできた論文です。ノルウェイはほとんどが公立の病院らしく、サンプルに入っているお医者さんは公務員の勤務医になるので、労働時間が長くて残業代が出て時給が上がるというメカニズムがあるように見えるんですが、そこらへんはGMMで対処されてるとして、結果は労働供給の賃金弾力性が0.33と、通常の労働供給の結果よりはやや高めに出ています。高い賃金弾力性はフレキシブルな労働契約によるんじゃないかと書いてるんですが、ええと勤務医ですよね。そうなのかノルウェイ。

むしろ気になるのは標本統計のほうで、1993-97年ごとに標本統計が計算されてるんですが、平均年齢が40歳後半、標準偏差が8ちょっとなので、ちょっと年齢高目かなあと。月平均労働時間は170~180時間です。1日8時間週休2日で4週間とすると160時間ですから、残業もそんなにやってないというか、当直とかあったらそのぶんちゃんと休んでいるよなあという時間です。かくあるべきじゃないかと思いますが。このまえ自殺で問題になった研修医の労働時間は週87時間ですから、ざっと日本の半分ということになります。若者と一緒にしてよいかどうかわからないですが。でもまあ元気に診療してもらうんだったら週50時間弱くらいがいいですよねえたぶん。

気になる(?)時給ですが、賃金を労働時間で割った時給は200クローネくらいなので、1クローネ20円とすると4000円くらい。180時間を乗じると月給72万円(税引き後)。すげー。なんかあれですね、覗き趣味の研究みたいですけど。労働供給の分析では、累進課税制度がとられている場合、税引後限界賃金率が労働時間に依存するので内生変数になっちゃうという問題があるんですが、この論文ではそこらへんは言い訳だけしてあんまり対処してないです。理由は「だってみんなずっと最高税率なんですもの」ということなんですが、ああそういうことですか。ま、医者の労働供給の分析って、高所得者の労働供給分析のひとつと位置づけられるということなんで。Showalter and Thurston (1997, J.Pub.E.)もそうでしたね。

うんまあでも、賃金を所与として労働時間を決めてるという話の論文なんで、きっとお医者さん受けは悪いでしょうね。むむー。

Baltagi, Badi H., Espen Bratberg and Tor Helge Holmas. 2005. A panel data study of physicians' labor supply: the case of Norway. Health Economics 14, 1035-45. [InterScience]
Thurston, Norman K and Anne M. Libby. 2000. Taxes and physicians' use of ancillary health labor. Journal of Human Resources, 35(2), 259-278. [JSTOR]
Showalter, Mark H. and Norman K. Thurston. 1997. Taxes and labor supply of high-income physicians. Journal of Public Economics 66(1), 73-97. [ScienceDirect]


ぐったり

2007-04-20 20:37:00 | 生活

今週からフルタイム(?)で授業が始まり、初めての大学での非常勤もあるわけですが、I先生みたいに「この大学に惚れた!」ということがあるわけでもなく、たんたんたたんとしております。初回は緊張するのと移動が遠いのとでぐったり気味。おかしいなあ。


否定的な性格

2007-04-19 09:58:29 | 生活

日本経済新聞の「やさしい経済学」に慶応の竹森先生が連載してらっしゃいますが,今日のもなかなか興味深いです.ハイエクが取り上げられているのですが,ハイエクの論理が「否定」にはじまるという話をして,経済学という学問そのものが否定的な性格を持っているというハイエクの考え方を説明しています.引用されているのはハイエクの1933年の論文から,

Indeed, it is probably no exaggeration to say that economics developed mainly as the outcome of the investigation and refutation of successive Utopian proposals-if by "Utopian" we mean proposals for the improvement of undesirable effects of the existing system, based upon a complete disregard of those forces which actually enabled it to work. (p.123)

Hayek, F. A. 1933. The trend of economic thinking. Economica No. 40, 121-37. [JSTOR]
記事の最後はこうまとめられています.

だから,夢を追う大衆,夢を安売りする政治家に経済学は不評なのである.


はんちゅー.

2007-04-12 16:03:26 | 生活

援助の関係(?)の仕事で朝から霞が関に行って,ランチを尊敬するIさんと食べようと思ったら,外務省の前の通りとか財務省と外務省の間の通りとかが封鎖されてて,警官がたくさん立ってました.街宣車は「北京オリンピックをボイコットせよ!」などと激しく怒鳴っていて,いったいなにごとかと思ったら,温家宝首相が来日していたのですな.こういうご時世(?)ですからモノモノしい警備もまたむべなるかなといったところですが,あの街宣車というのは,財務省と外務省の交差点のところでは小さからぬ音量で主張なさるわりに,道が封鎖されているとなると右折して政府刊行物センターの前を通るときにはすっかり静かで.農林省や計算省に訴えてもしょうがないと思ってるんでしょうか.

この温家宝首相なのですが,農村視察のときに予定外のところで突然車を降り,農村の実態を見ようとしたとか(たいがい地方政府が「見せたい」農村をアレンジしているんだそうで),農村の実態を見て涙し,状況改善を固く約束したとか,なんだか立派な人らしく,「平民宰相」と呼ばれてるんだそうです.原敬か.温家宝さんが立派なのはそれはそれでいいんですけど,ええと,ワタクシここらへんの事情に疎いのでよくわからんのですが,社会主義だか共産主義だかの政府は労働者だかプロレタリアートだか呼ばれる人たちが運営するんじゃなかったかと思うので,そういう国の首相って,ほとんど定義によって「平民宰相」じゃないかと思うんですが.ま,農村戸籍のある人たちは二等公民とか呼ばれる国なのでよくわかんないですけど.

温家宝首相のお名前は,テレビなどでは「おんかほう」と読むわけで,金さんでも中国人なら「きん」さんで,韓国人なら「キム」さんになるんですねえ.や,約束ごとのはなしなんでべつにいいのですが,温家宝首相の英語表記は「Wen Jiabao」なんだそうで,「うぇん」さんなんですね.ファミリーネームが「温」さんだと思うのですが,「姓―名」の順で書くみたいですねえ.当たり前のような当たり前じゃないような.むむ.や,まあそれはそれでいいんですが,いつのまにか中国と日本で漢字の読みが乖離してしまってるのは中国語ができないひとにはなかなか不便で,中国に行って英語ができる中国人に「諸葛亮の出師表を成都で見たのだが」とか,「蘇東坡の詩はすばらしいと思う」とか訴えようとしても,「しょかつりょー」とか「せいと」とか「そとーば」とかいう発音では通じないわけです.で,どうするかというと,そこらへんの紙に漢字で書くわけで,傍から見てると,中国人と日本人が英語しゃべりながら漢字を書いてるという状況で,いったいなにがなんだか,ってなものです.ま,韓国やベトナムだとそもそも漢字がそんなに残ってないらしいですけど.

ということで,なんの仕事だったかと言えば,「論文の書き方」の講義に行ってきました.そんなん,こっちが教えてほしいわ.……といっていてもしょうがないので,えらく時間をかけて準備しましたが,やっぱりうまくいきませんでした.がっかり.ちなみに資料はこちら(PDF).英語のスクリプトまで作っちゃったのに(泣)


NEO Season 2

2007-04-10 23:40:00 | 生活

サラリーマンNEOのシーズン2が始まりました。NEOといえばあの「自分探しに出た女性がついに自分を発見しましたというニュースです」で有名なわけですが(?)、沢村一樹はどこへいこうとしているのでしょうか。計算しつくされた台本がよいですね。男性陣がしぶくていいですね。舞台から来た人が多くて。いやでもまあとにかく、原史奈中田有紀がでてるというだけですばらしい。意外と南野陽子もよかったです。深夜ラジオで「ナンノこれしき!」とか言ってたヒトが沢村一樹と踊ってんだもんなあ。すげーよなあ。

「すげーよなあ」って「いろいろな意味に受け取れますね」。うん。


自治体病院の給与

2007-04-09 13:28:36 | 経済学

医師確保へ苦心の高給 自治体病院2倍の差 政投銀調べ」という記事が出ていて,城西大学の伊関先生のコメントが出ておりました.内容はというと,

自治体病院に勤める医師の給与は都道府県によって2倍の開きがあることが、日本政策投資銀行の調べでわかった。北海道や東北を中心に医師不足が深刻な地域ほど給与は高い傾向があり、自治体が「高給」で医師をつなぎとめている実態が浮きぼりになった。
ということでして,「三重県尾鷲市の市立尾鷲総合病院は、05年に年収5520万円で産婦人科医を雇った。しかし医師は院内に寝泊まりしながら年に数日しか休日がとれず、1年後に退職した」というニュースで話題になっていた自治体病院の実態を調べたものです.この政策投資銀行のレポートなるものがすぐには見つからないのですが,昨年末に「自治体病院の民営化に関する一考察(PDF)」が『地域政策研究』に出ているので,その続報ではないかと思われます.このレポートも2次医療圏ごとに病床数をまとめたりしている,えらく力技な論文だったりするわけですが.

給与水準が地域によって……というより労働条件によって異なるのは補償賃金仮説で主張されているところではないかと思うのですが,あまりよろしくない労働条件を所与とすると給与だけでも増やさんとなあ,というロジックそのものは分かりやすいわけです.で,これが地方財政を圧迫しているということらしいんですが,こういう自治体病院の医師・看護師の給与分って国庫支出金や地方交付税で措置されてんでしょうか.されてないと思いますけど.どーなってんでしょうかここらへん.自治体には病院の設置義務は多分ないので,単独事業ってことになるんでしょうが.ううん.これを機に集約化を進めざるを得ないことになっちゃうんでしょうか.

日本の医療サービス提供市場は,地域的にはmixed oligopoly(混合寡占市場)に近いのではないかと思うんですが,そういう方面の理論分析とかあるんでしょうか.混合寡占市場というとどうしても公企業の民営化という話になっちゃうんですかねえ……とおもって検索したらすぐ引っかかりました.はー便利な世の中になったもので.Hotellingって,G大学のSくんが好きじゃなかったかしら.でもまあ病院の場合,公営と非営利民営の組み合わせなので理論的にはよくわからなさそうな気もしますなあ.

Dor, A. and Watson, H. 1998, Welfare Consequences of Alternative Insurance Contracts in the Mixed for-Profit/Nonprofit Hospital Market. Southern Economic Journal 64, 698?712.
Calem, P.S. and J.A. Rizzo. 1995. Competition and specialization in the hospital industry: An application of Hotelling’s location model. Southern Economic Journal 61, 1182-1198.


なんなんだOffice2007

2007-04-08 18:26:00 | 生活

いろいろ事情があって,ちょっと前からMS Office 2007を使っております.Ultimateというのを持っているのですが,あんまりいろいろ入れてもしょうがないので,Word, Excel, Powerpoint, Accessだけインストールしました.あまり深く考えずについ新し物好きで導入してしまったのですが,これがなかなかクセモノです.いやたぶん便利になってるんでしょうけど.

僕が使ってみて一番感じた変化は,ツールバーと呼んでたもの(?)がなくなって,リボンとかいう仕組みに変わったことで,ながらくメニューに親しんでいた身からは「脚注のスタイルを変えたいんだけど」とか「単語の最初の大文字を小文字にそろえたいんだけど」とかいうちょっとマイナーな機能は探すのが大変です.そこまでして変える意味がきっとどこかにあったんでしょうが,というか,初めて触るひとには親切なのかもしれませんが,なんだか戸惑います.

それから,ファイル形式が変わりました.他人に送った時に読んでもらえないとしょうがないので,97-2003互換形式で保存するので実害はないのですが,エクスプローラから新規作成すると新しい形式でファイルができてしまうのでなんだか不便です.今回は拡張子が違うので上書きしてしまう心配はないのですが,逆に2個ファイルができちゃうわけで.

周りに使ってる人がいないのでよく分らんのですが,このOffice 2007がよく止まるんだこれが.最近のはえらくスペックが上がっているのかもしれず,ぼくが普段使ってるマシンは4年以上前に買ったものじゃないかと思うのですが,それでもPentium 4の2.41GHzでメモリは1GB積んでるんですが.これにWinXP乗せて,常駐してるのはウィルス対策とGoogle desktopとThunderbirdと,そんな重いのはないはず.これでExcelのファイルを4つくらい開けて(全部で8MBくらい)iTuneでも開いてると,Excelを保存するときにぴたっと止まってしまうってのはどういうことか.いまも,Powerpointのそんな大きくないやつ開いて,新規にもう一つ作りつつ,印刷しようと思ったら止まってしまいました.なんなんだ.謎.ってかね,Office 2003のときはサクサク動いてたっつうのに.

あー.それから,なんだかおしゃれになったのかどうか知りませんが,ExcelのグラフとかPowerPointの背景とかに用意されている図柄(?)が変わってしまいました.Excelのグラフなんて,いまでも白黒印刷することのほうが多いので縦横斜め線を入れられると分かりやすいんですが,グラデーションだか何だかになって,小さい棒グラフだとさっぱりわからん.PowerPointのほうは,単純な背景がなくなっちゃって,おかげでカスタマイズもしにくいんですけど.どーなってんのや.


泣ける本『小児救急 「悲しみの家族たち」 の物語』

2007-04-07 14:33:18 | 医療

産科や小児科が足りないというはなしはここ数年問題になっているところですが、その関連で先週に引き続き、読売新聞社の記者さんの本です。内容は、amazon.co.jpからコピーしてくると、「誤診、たらい回しなどで幼い子供を亡くした2家族と、激務によって自殺に追い込まれた小児科医のエピソードから、日本の小児医療の現状を描いた。家族や関係者らが悲しみを乗り越え、小児救急制度の改革に向け立ち上がるまでを追っている」というものです。ぼけーっと報道など見ていると、医師に対する不審を抱く親と、軽症でもつれてくる親に反発する医師という構図があったりするような気もするのですが、この本に出てくる人たちは、それぞれが遺族でありながら、その悲しみを越えて、「よりよい制度作りに取り組んでほしい」という活動をしておられます。子供がいなくても、子供がいればなおさら、泣ける本になってます。どんなことであっても確率的に悲しい目にあうひとは存在するのは確かなんでしょうが、その気丈さたるや。

小児救急特有の難しさというのはいろいろあるとは思うのですが、僕がポイントかもしれないと思ったのは次のようなことです。小児科の場合、患者であるこどもは自分の感覚を正しく表現できないことが多くて、そのぶん保護者の役割が大きくなるようです。もちろん大人であっても自分では判断できないから医者にかかるわけなのですが、子供の場合は抵抗力が弱いなどの事情により急変も多く、また経験が少ないことから救急になりやすいみたいです。で、結果として夜間救急の半分以上がこどもということになるわけですが、このこども100人のうち5人ほどほんとうの「救急」が混じっているのであながち追い返せないと。「親が救急と思ったらそれは救急だ」という話が出てきますが、そうなんですがなかなかに難しいところであるなあと。

「子供が元気になってしまうと親も小児科のことを忘れてしまいがち」というのはしょうがないっちゃしょうがないところかと思いますが、この本で強調されているのが医者と患者の歩み寄りという話ではないかと思います。患者のほうからは、あるていどの医療知識を持つことのほか、集約化のために病院が少しくらい遠くなるのに耐えるとか、診療報酬引き上げを認めるとかという話も出てきます。現在の公的医療保険制度を前提とすると、ありていにいって増税なわけですが、これまでいかに安く上げてきたか、というのの裏返しかもしれません。公債発行というかたちで将来へ回していたぶんも入ってるかもしれませんが、つまり、医者が受け取ってしかるべきものを低い保険料というかたちで患者側が受け取ってきたのかもしれないなあというはなし。「医者は金持ち」という話もあるのでよくわからんですが。心あるお医者さんなんかは「診療報酬の引き上げとか言うな。そういうこというから医者はさらに信用されないんだ」などと思うようです(amazonの書評欄にも)が、病院経営等を通じた影響も考えれば、医師の奉仕の精神ばかりに頼るわけには、制度的にはいかないんじゃないかなあと思ったり。「医療需要の価格弾力性」はあんまり信じてませんが、「補償賃金仮説」はまだ説得力があるかなあと思ってるので。

いやなんにしても、子供さんのいるひとには泣ける本じゃないでしょうか。読んでほしいとも思いますけど。いやしかし、やっぱり想像力って大切なんですねえ。

読売新聞 医療ルネサンス
3月29日付 [解説]減少する救急病院

小児医療改革・救急プロジェクト
二次医療圏毎の小児救急医療体制の現状等の評価に関する基礎的研究 (PDF)
小児救急医療支援事業の推進(新エンゼルプランの進捗状況) (PDF)

小児救急 「悲しみの家族たち」 の物語 鈴木敦秋.2005. 小児救急 「悲しみの家族たち」 の物語.講談社

Prosper

2007-04-06 23:51:05 | 生活
えー、世の中にはそそっかしいヒトというものがいるものでございまして。というと「時そば」のマクラみたいですが、いやこんなに身近にいるとは思いませんでした。どのくらいそそっかしいかというと、昨年は授業資料をTeXで作ってPDFに変換していたのですが、いつのまにかPDFだけ残してTeXのほうを削除してたというくらいそそっかしいんですよってそりゃワタシだよ(泣)。と、いうことで気を取り直して授業資料など作ろうとしております。なんだか新規の非常勤があったりして昨年に勝るとも劣らないくらい自転車操業なんじゃないかという心配をしているところですが、えーっとワタシは比較的コマ数が少ないんですかそうですか。ほんとに?

ということで、せっかくなので、これまではseminarクラスで作っていたTeXの授業資料をprosperクラスで作ってみようと思ったのですが、OSの再インストールをしていたせいかどうかどうにもこうにも動かないので、TeXの再インストールから、PSTricksパッケージのダウンロードからごぞごぞじてたらすっかい時間をとってしまいました。でもまあ結局できたのでよしとしましょう。Distillerのデフォルトペーパーサイズをかえとかないとなんだか変になっちゃうですね。