だからちがうんだってば.

ブログ人から引っ越しました

ふうとん

2007-11-29 23:14:00 | 生活

今日は移動日。なんですが少し時間ができたのでold beijingを見に胡同へ出かけてみました。北京は中国の首都として、また来年のオリンピックを控えて高層ビルが林立しているわけですが、故宮を中心とする環状線のうち2号線(だったとおもう)の内側は開発が制限されていて、故宮の北側には昔の街並みが残っています。近くまで行くと、観光客相手の人力車がたむろしていますし、うろうろしていると人力車の客引きのにいちゃんが寄ってきます。この胡同地域、観光目当てもあって保存しているのではないかと思うんですが、建物の外にエアコンの室外機が堂々と置いてあって、電力のメータも見えてて、確かに日常生活の息吹が感じられるところではあるのですが、いやでも観光資源にするんかいな、という感じです。old beijingを感じるにはいいところですけど。この地域は後海に接している(幹部の住んでいる中南海の北側に当たる)のですが、その川沿いは政策的にバーが多く立地していて、夜になるとなかなかのものなんだそうです。北京の若者のホットなスポットにしようとしているのか、観光客狙いなのかよく知りませんが、おねだんもなかなかなんだそうですよ。

ひととおり堪能したあとで、この北側にある鼓楼へ。故宮の中心線上にあって、かつては時を知らせるために太鼓を叩いていたという建物です。なんだかえらく急な階段で上へ登ることができて、上にはかつての太鼓がおいてあったり、水時計が置いてあったりします。この水時計は現役で(復元で)、時間を刻んでいるらしいのですが、観光客にわかりやすいようにという配慮で、えらく蛍光黄色な水が流れてます。なんなんだろう。この鼓楼から南を眺めると、故宮の北側に位置する景山公園を望むことができ、北側や南東の方角には環状線の外側に広がる高層ビルやアパート群を見渡すことができます。少し曇ってて風が強くて寒かったです。

鼓楼から降りて、天安門の西側にある本屋へ。この本屋、えらくでかい建物で全部が本屋という優れモノですが、とりあえず縁がありそうな1階だけ見て回りました。といっても中国語の本ばかりですけど。マンキューやスティグリッツの中訳本も並んでました。凄いですね。売れてるんですかね。けっこう驚くことは、座って読んでる人がいたり、意外と古い本がそのままだったりすることですか。あんまり日本の本屋と変わりないですね。

ご飯をたべたあとは西安へ移動。西安空港から西安の町は車で小一時間かかるのですが、畑が広がってて漠然と広くてなかなか中国らしいです(?)。西安に着いた時にはもう夕方だったのですが、そこからまたレセプション。唐時代の歌舞音曲を復活させたとかいう触れ込みの演劇も見られておもしろかったのですが、なんだか妙に現代的でした。妃の踊りということでえらく露出の多い服装で水芸っぽく踊ってたりして。あんなのなんでしょうか。それとも「シルクロードの出発点である長安」を目当てにやってきた欧米の引退者狙いでしょうか。実際、リタイアしたと思しき白人のツアー客が前の席を占領していました。ああいうのがオリエンタルなのかなあ。