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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

破棄された詩のための注釈03

2020-07-30 17:51:16 | 破棄された詩のための注釈
破棄された詩のための注釈03

 「雨が、恋人がなかにいるのを見つけたときのように、窓を叩いた」ということばと、「額にはりついた濡れた髪」という剽窃されたことばを知っていることを示すために、男は額にはりついた髪を指でなで上げた。
 それから二人は近くのホテルへ駆け込んだ。
 ひとりが先に声を上げる、ひとりがそれをおしとどめ、追い越す。「作品と批評との、理想の関係のように。」

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