日々是愉快♪

笑いながら愉快に生きていけたらいいなぁ~

落合監督発言に思う。

2008年06月19日 | 野球
今週の火曜日に中日の中村紀洋がホームランを2本打ったんですよ。

対西武戦でしてね。
西武リードで勝利濃厚だったんです。

ノリは7回に同点2ラン、そして最終回にサヨナラアーチをかけたんです。
サヨナラホームランは、歴代3位の9本になりました。
ちなみに1位はオリックスの清原で12本、2位は現楽天監督のノムさん
で11本。可能性としては1位に踊り出ることもあり得ます。

でね、その試合後の落合監督のコメントがありまして・・・。
「去年はまだ『俺は中村ノリだ』という意識があった。今年はない」という
ふうに言ったんです。

これねぇ・・・、「ちょっと待てよ」と思いました。

現役時代の落合は、『俺は落合だ』って思ってたはずなんですよ。
ロッテ時代に三冠王になり、中日行って、そして巨人から日ハムに行って、
引退するまでその気持ちは変わらなかったと思う。
自分自身にこだわり続けていたと思う。

その落合があんなコメントするとは正直ガッカリでしたよね。
やっぱ監督になると個性的な選手って邪魔になるんですかね?

『俺は中村ノリだ』っていう意識があっていいじゃん。
その意識があったから、ノリはスターだったんですよ。
“いてまえ近鉄”を象徴する豪快な選手だったんです。
打ったあとにバットを放り投げる姿がサマになってたんです。

確かに自惚れがたたり、どの球団も声をかけてくれなくてどん底を味わった
から謙虚になったのはわかる。
テスト生で中日に入り、野球をやれる喜びを感じているのも観てて分かります。

かつては球界最高年俸5億円をもらってた男が、400万になったんですから、
そりゃ大変だったでしょうよ。

けどね、中日に入ってからのノリには少なからず淋しい思いをしています。
やっぱね、かつての豪快さが無いんだよね。
なんか優等生になっちゃって・・・。

サードの守備もね、派手さと堅実さを併せ持つ数少ない魅せることの出来る
選手だったんですよ。

監督落合にとってはその方がいいんでしょう。
ひとつの駒として働いてくれる方がね。

けどね、野球はファンあってのもの。
選手の個性を引き出す指導者がいてもいいと思う。
個性的な選手が多いと刺激し合うんですよ。
強烈な個性と個性とが切磋琢磨するから面白いんです。
そういうチームが過去にたくさんあったでしょう。

12球団見渡して、『俺は○○だ』って自他共に認める選手ってどれだけいる
でしょうか?