部屋の片付けをしていて、野球関係のお宝Ｔシャツを全部引っ張り出してみた。
その中の１枚がこのサミー・ソーサのＴシャツだ。
日本じゃ知られた存在だから知っている人も多いと思う。
マーク・マグワイアと歴史的なホームラン・チェイスを演じたのは１９９８年。
マグワイアが打てばソーサも打って、ソーサが打てばマグワイアも打つという
超劇的なシーズンだった。
どちらかがホームランを打てばＮＨＫのニュースでも放送していたぐらいだ。
それまでのメジャーリーグのホームラン記録というのは６１本。
先に６２本を打ったのはマグワイアで、その後にソーサが続いた。
ちなみにソーサは６１号、６２号と１９９８年９月１３日に固め打ちしている。
最終的にマグワイアが７０本でホームランキングになり、ソーサは６６本だった。
このホームラン・チェイスによって、いつしか２人の間に友情が芽生え、シーズン中
にお互い連絡を取って励まし合っていたそうだ。
マグワイアが６２号を打った時の相手チームはソーサのいるカブスで、ライトのポジ
ションからソーサはマグワイアを祝福しにやってきた。
あの光景はＴＶで何度放送されて何度も見たが、“美しい”と思える光景だった。
で、Ｔシャツなのだが、数ある“お宝Ｔシャツ”の中で何で僕がこのＴシャツを載せたか。
ソーサのホームランと共に作ったＴシャツだからだ。
バックプリントだが、赤の×印と☆印はソーサがホームランを打つたびに書き込んで
いったもの。
最初の１号ホームランだけは製作側がプリントしてくれている。
このＴシャツには６２号までしか書き込むスペースがなく、あとの４本は自分で下の方に
書いていった。
１９９８年のことだから１０年も前だ。
久し振りに改めて見てみて、「言わなかったら、元々のプリントだと思うなぁ～」と。
実際今日最初に見た時は自分でも忘れていて「コレいいなぁ～」と思い、「あっ、コレ
自分でやったやつだわ」と確認したほどだったのだから（苦笑）
ちなみにこのＴシャツは１回も着ていない。
着るつもりもない。
歴史的な記憶とともに、たまにこうやって当時を振り返る。
白いＴシャツは大切に取っておいても黄ばんでくるのが残念です。
更に残念なのは、このＴシャツ以降、こういった遊び心のある野球Ｔシャツが出てない
ことです。
イチローがヒットを打つたびにこうやって×印とか、バットやボールの絵を描いていくとか、
チームが勝つたびに☆印を書き込むとかね。
１０年前ぐらいまではメジャーリーグのＴシャツやグッズでも面白いものがたくさんあった
んですが、今は機構や選手会が統一しちゃって味気ないものばかりになってます。
日本でもこういうものを作ればいいのになぁ～と思いますね。
この画像添付して１２球団に送ろうかな（笑）
