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読み終わりました、「世界の終り・・・」

やっぱ、いいね、
村上春樹の小説は。

賢くて、美しいよ。
むかしほど、切なさを感じなかったのは

きっと自らのエイジングに慣れたからかもしれない(笑)。
時間の有限性にも

われわれは慣れることができるのだ、
若さを失いながら老を受け入れることで。

死が不条理ではなく、むしろ
好意でもありうるという場所に来たからか(笑)。

不死というのが贈与物でありうるのは、
物質と名声に恵まれたごく限られた人々へのものであって、

われわれには、
自己の限定性とパラレルな

時間の限定性である死が快適なのだろう。
さてさて、

次は、なにを読むかな。
「ねじまき鳥」かなーっ。


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