江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

図解 ひとめでわかるビジネス会計

2006-11-01 00:58:20 | ★★★★★繰り返し手にしたい一冊
図解 ひとめでわかるビジネス会計 (単行本(ソフトカバー))
田中 靖浩 (著)


場所:江東区図書館
再読:購入してもよいかも
推薦:会計の概略がつかみたい人

会計を俯瞰できます。
キーワードを説明するときに使うと便利そう。
心に残ったのをいくつか…

ROE<株主資本利益率>
=当期純利益/資本(株主資本)
=当期純利益/売上 × 売上/資産 × 資産/資本
ということで、ROEを向上するには
・売上に対する利益を向上すること
・資産に対する売上を向上すること
・負債を有効活用すること=レバレッジを効かせる!
↑最後のが目から鱗でした

PPM<製品ポートフォリオマネジメント>
・金のなる木(Cash Cows、成長率は低いが市場シェアが高い)事業で回収した資金を
・問題児(Question Marks、市場シェアは低いが成長率は高い)事業に投入し、
・花形(Stars、成長率、シェアともに高い)事業に育てることを目指す
・負け犬(Dogs、成長率、シェアともに低い)事業からは撤退
↑当たり前のことですが文字にすると再確認させられます

NPV(Net Present Value)<正味現在価値>
・将来のCIF(Cash In Flow)とCOF(Cash Out Flow)を現在価値に割り引いたもの
・IRRと資本コストが等しいとNPVは0になる
・投資判断はNPVが正でないとNG、すなわちIRRが資本コストを上回るということ

管理可能原則
・部門の評価は管理可能利益、管理可能費のみで判断すべきもの
・管理不能費は、例えば使用する建物が会社方針で決められたならそれについての減価償却は部門にとって管理不能
・責任と権限が一致しないといけないという当たり前のこと

EVA(Economic Value Added)<経済的付加価値>
・利益額や売上利益率だけで比較するのではなくて、
・RI<残余利益>(=利益額から資本コスト(投資額から導かれるこれだけは儲けて欲しいという額)を引いたもの)や、
・ROI<投資利益率>(=利益額/投資額)でも判断するべき
↑たまたま今儲けていたとしても、それはそれまでに膨大な投資をしているかもしれないので、それも考慮して比較しないと不公平ということ




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