安田純平さん帰国/プロ野球ドラフト会議行われる

１０月２５日（木）
　今日も気持ちいい秋の一日でした。
　さて、安田さんが乗ったトルコ航空機は本日午後６時半、成田空港の駐機場に到着しました。約５分後、安田さんが搭乗ブリッジの途中に設けられた階段を下り、報道陣の前に姿を見せました。
　黒いＴシャツ姿。頭髪と長く伸びたひげには白いものが目立ちました。報道陣の呼びかけには応じず、ワゴン車に乗り込みました。
　妻で歌手の深結（みゅう〈Ｍｙｕ〉）さんは、空港内の待合室で午後７時半すぎから報道各社の取材に応じ涙ぐみながら頭を下げ、「先ほど無事に安田と対面できました。たくさんの皆さんにご心配をかけ、ご迷惑をかけ、この場を借りておわび申し上げます」と話しました。
　続いて、安田さんの「おかげさまで無事、帰国できました。可能な限りの説明をする責任があると思います。折を見て、説明させていただきます」というメッセージを紹介しました。
　空港の廊下で互いの姿が見えた瞬間、駆け寄って抱き合い、「おかえりなさい」「ただいま」と声を掛け合ったということです。
　安田さんの様子については「長い監禁生活で体力が落ちているようです。かなりやせていました」と明かしました。安田さんの母親が作ったおにぎりやきんぴらごぼうをおいしそうに食べたといい、「あたたかいお風呂に入って、お布団で寝て欲しい」と夫を気遣いました。安田さん無事に帰国が叶いご家族と再会出来て本当に良かったですね。ゆっくりと体を休めてください。
　また、プロ野球ドラフト会議は本日東京都内のホテルで行われ注目の大阪桐蔭・根尾昂内野手（3年）の交渉権を中日が獲得しました。
　ドラフト1位指名で中日、日本ハム、巨人、ヤクルトの4球団が競合し、一瞬の静寂の後、最初にくじを引いた中日与田監督がこん身のガッツポーズをしました。与田監督は「絶対に外せないという思いがあった。ほっとしています。（くじは）下から2番目を引いた。自信はありました。スーパースターのような選手なので、これからの野球界を背負ってほしい。いろんな形で活躍をしてほしい」と話しました。
　そして、もう一人注目の金足農高・吉田輝星投手は外れ１位の指名で日本ハムが交渉権を獲得しました。
　それから、ソフトバンクは１位で東洋大・甲斐野央投手を指名し、交渉権を獲得しました。
　事前に１位指名を公表していた兵庫・報徳学園高の小園海斗内野手はオリックス、ＤｅＮＡ、広島との４球団競合の末、広島が交渉権を獲得しました。２度目の入札でも立命館大の辰己涼介外野手が楽天、阪神、巨人との４球団競合となり、楽天が当たりくじを引き当てました。甲斐野は３度目の入札で単独指名でした。甲斐野投手ソフトバンクで頑張って欲しいと思います。