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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

キンモクセイの季節に

2012-10-08 10:02:14 | 
 
 花火だキャンプだ祭りだと、夏は家族サービスの時間が増える分、秋になるとその疲れがどっと出てくる。仕事もここんとこ結構いっぱい一杯で煮詰まってきていたため、この土日で旅に出ていた。

 在来線でまずは小田原。新幹線からはよく眺める小田原城を、約30年ぶりに訪れた。ただ何かのフェスタをやっていて、静に散策したかった僕としては、少々残念。そのあと海岸に出て、防波堤から海をしばらく眺める。いい天気の下、ボーッとしているのはいいものだ。
 ビジネスホテルに泊まることにし、夜は「伊炉里」という居酒屋で焼鳥に刺身。昼間さんざん歩き回って汗かいたので、ビールの旨いこと。

 翌日は御殿場線を国府津から沼津へ。電車の中で、隣りに座った20代の女の子2人と旅の話やら子供の話やら。結構盛り上がった。
 金太郎生誕の地と言われる駿河小山駅で途中下車をし、小雨の中、山道をしばし歩く。木の姿は見えないんだけどキンモクセイの香りがして、とてもいい気分。どうせ死ぬならこんな季節に、なんてこと考えていた。
 「加冨登(かぶと)」というおしゃれな店で、学生時代によく食べたニラレバ定食を。メニューの肉野菜定食も、懐かしかった。2年前に改装したそうで、それ以前は映画とかのロケにもよく使われていたとのこと。おかみさんとお姉さんも、いい感じの人だった。
 ついでに「丸中」という土産物屋さんに寄ったらそこもテレビに出るところのようで、ロケ時の阿藤海の写真なんか飾ってあった。わさび入りの最中「山そだち」というのを買ったらこれがなかなか。

 のんびりした電車に景色に、そしてほんわかした人たちにも会えて、またリフレッシュできたのでした。
 


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