中学生だった自分へ

　休校期間も終わり、中学生たちの通学風景も以前のようになってきた。
　当たり前ながら、男子は男子同士、女子は女子同士で歩いている（一人ぼっちもたまにはいるが）。その様子を見ていると、自分の中学生時代を自然と思い出すことになる。
　若気の至りと言うのか、先生を小馬鹿にし、女子に対しても後ろから髪の毛を（軽く）引っ張るなど横柄な態度をとっていたもの。今にすれば実に失礼なこと、バカなことをしていたものだと思う。できることなら今からでも本人に会って謝りたいほど。とは言え男子に比べてずっと〈大人〉だった女子からすれば「ガキだからしょうがないな」とでも思われていたに違いない。（ホントにガキだったなあ）
　時代が昭和から令和に替わっても、同じようなことは学校で繰り返されているのか。女子の中には、男子からあまりチョッカイ出されるんで不登校になる子もいるかもしれない。
　だから中学生の男子たち、（いずれ素敵な女性になるんだし）女子には失礼なことしちゃいかんぞ、と声を大にして言いたい。そして中学生だった僕自身、にも。