カルロス・ゴーン氏が108日ぶりに保釈された。(108、煩悩、ゴ~ン、とシャレたわけではあるまい)
不正とされた金額が大きいのはわかるが、人を殺めたわけでもないのにこれだけ拘留されるのは、果たして妥当なことなのか。(人権侵害ということになれば、北朝鮮や中国のこともそう強く言えなくなる…)
いずれにせよ、このあとの裁判を待つことになる。「勝てば官軍」という言葉があるように、またスポーツの世界でも「強いから勝つのではない、勝った方が強いのだ」と言われるように、裁判なら裁判で勝利した方が〈正しい〉ということになるの、だろう。
日大アメフト部の前監督・内田氏のやったことも、検察庁の結論は〈不起訴〉。あれだけ大騒ぎされながら、一体どういうことなのだろう。ひどいタックルをした学生と証言した他の学生、そして第三者委員会も間違っていたのか。
宝島社の広告にもあったように、かの湾岸戦争も、いわば米国の“イチャモン”で始まったようなもの(らしい)。(同じ目に遭わないため、北朝鮮も必死なのだろう)
似たような事例は、豊臣秀吉が千利休にイチャモン付けた「大徳寺山門事件」、そして豊臣家が徳川家からイチャモン付けられた「方広寺鐘銘事件」、がある。いやいやこれらも、本当に事実なのかどうか…。
2011年以来この時期、日本では東日本大震災関連の哀しい報道が多くなされる。その他児童虐待のニュース含め、何ともやりきれない気持ちになる。
「オジサン」と呼ばれるような年になれば、神経も鈍くなって、哀しいニュースなんぞ気にもならなくなるもんだと思っていたが、全然そんなことはない。哀しい事件が世の中からまったくなくなってしまったら、いやまったく知らずにいたならば、どんなに心穏やかに暮らせることだろう。(悲しいかな、実際にはあり得ないのだが)
〔写真は、朝日新聞のウェブサイトから〕