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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

音の窓辺(オノマトペ)

2016-06-26 09:38:43 | 言葉/ナンセンス
 
 日本語は世界でも類を見ないほどオノマトペ(擬態語・擬音語)が多いんだそうです。その数4千を超える、とか。さすが〈言霊の国〉と言うべきか。
 そのオノマトペを考えていたら、漢字とイメージ重なるのでちょっと並べてみます。

  もりもり森  もくもく雲  なみなみ波  かたかた固  ふうふう風  ひゅーひゅー冬
  おやおや親  ころころ轉  すかすか粕  ふさふさ房  とんとん頓  おいおい老い
  めんめん麺  ひしひし菱  こうこう光  さわさわ沢  ちりぢり塵  すいすい推
  しんしん寝  かんかん缶  きんきん金  ぎんぎん銀  つるつる蔓  ますます増す
  ねえねえ姉  ひらひら平  さらさら更  つうつう通  のうのう能  しみじみ地味
  かつかつ渇  きりきり錐  ずきずき傷  ありあり蟻  まじまじマジ ……

 オノマトペと漢字と、あるいは語源が同じものもあるのかもしれませんし、絵本作家の五味太郎さんなんか、すでに調査済みなのかも。
 ちなみに、タイトルは「おんのまどべ」⇒「おのまとべ」⇒「おのまとぺ」のつもり。
 …生活する上では大して役にも立ちませんが。

     
コメント
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