寒いんで、通勤はもっぱら車ということになる。最近は、ABBAのベスト版CDをよく聞いている。その中でも“The Name of The Game”という曲は気に入っている。「大切なこと」とでもいった意味があるようで、何か非常に訴えるものがある。
ABBAには“Knowing Me, Knowing You”ほか、とてもいい曲がある。いや、ABBAだけでなく、カーペンターズやマイケル・ジャクソン、山下達郎等々、素敵な音楽を提供してくれる人はたくさんいる。
音楽だけではない。ドラマにしろ映画にしろ絵画にしろ、僕らは数限りない恩恵を被っているし、おいしいお菓子や料理、カッコいい車や建物、便利なスマホにメガネ…数え切れない。ありがたいことだ。
もちろん製作・開発した人たちは自分の務めを果たしただけだし、それなりの見返りも受けていることだろう。でもでも、恩恵を享受している側としては、ただありがたがっているばかりでもいけないだろうと思う。
つまり〈恩返し〉もしなくてはならないだろうということ。学業や仕事を自分なりに頑張るというのも一つだし、歩行者に道を譲るのでもいいし、倒れている自転車を起こしてやるのでもいい。食堂のおばさんに「ごちそうさま」を言うのでもいいし、しょげてる人を慰めるのでもいいし、部屋の観葉植物をかわいがるのでもいい。
この世がいい世界であるよう、受けた恩恵の分だけでも、自分にできることを一つでもやっていけばいいのかなあ、と。
ところで、この「ありがたい教」も5回目。回数行っているせいか、他にあまり唱えている人がいないのか、Googleやらで検索するとトップに出てくる。これまたありがたいこと。
ここにこうして、少しでも読んでくれる人の為になるようなことを書いていくというのも、僕なりの〈恩返し〉のつもり。