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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

こんなに穏やかな国の…

2010-04-11 10:03:05 | エッセイ
 
 今年は花粉症も軽く、ほとんど症状が出なくて助かっている。こんなに爽やかな気分で春を過ごせるのは、実に久しぶり。また、花粉吸い込むのを気にせず花見ができるのも嬉しいこと。

 日本という国の中でも、年じゅう風が吹きすさんでいる所もあるだろうし、世界を見れば暑すぎたり寒すぎたり、また乾燥している所もあるだろう。地球以外で行くと、あちこち火山が噴火し、あるいは猛烈な砂嵐など、過酷な気象条件にある星も多くあるだろう。(もちろんそういう星には、こんなこと考える生き物も発生しないのだけど)
 そう考えると、こんなに穏やかな星の、こんなに穏やかな国の、こんなに穏やかな街に暮らせるというのは、何て恵まれているのだろうと思う。日本人が昔から〈八百万の神〉を信じてきたのも、当然のように思える。

 …川辺でのんびり花見をしながら、「ありがたいことだ」と。

 話変わるけど、フジテレビの『わが家の歴史』を楽しく見ている。ああいう風に破天荒でもないし、たくさんの有名人に会ったわけでもないけれど、昭和生まれの僕たちにとって、懐かしい風景がたくさん。さすがは三谷幸喜。確か僕と2つ違いだから、感覚にしろ流行ったものにしろ、非常にわかりやすい。
 そう言えば佐藤浩市と西田敏行とは、『ザ・マジックアワー』のコンビである。あと『台詞の神様』で悩みのタネとなっていた例のボニータ、いや政子のセリフは、ただの「はい」だった。頷きながら口だけ動かして「はい」とやるのだと思っていたが。
 そうそう、井上ひさしさんが亡くなったそうだ。『ひょっこりひょうたん島』は、今でも僕らの心の中に生きている。

 ついでながらもう一つ。
 日本は今後、経済大国から徐々に後退していくことだろう。GDPを競うのではなく、ブータンみたいに国民の幸せを指標としたGHPを基準とするのがいいのではないか、と思っているところ。
 

 
コメント
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