百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

IGTルピーニャ・フィアーノ・トリック・ア・バラック/2005

2007年02月14日 | ワイン
本日の晩酌。
トマス・エ・ギーセンのトリック・ア・バラックです。
南イタリアのフィアーノという種で作られてます。まったく初めて。

コクもあるし、酸味も充分。ネットで見ていると魚介類を食べたくなる、とのインポーターの言がありましたので、焼き魚と一緒に。さっぱりとあじの塩焼きにレモンをかけて。うーん、なかなか美味い。

シェリーのマンサニーリャに似た感じを受けました。

山崎オーナーズカスク1996

2007年02月13日 | 外飲み
さて旨い塩辛も堪能し、日本酒もお腹にいれたので、本日の目的のひとつである山崎オーナーズカスクを注文しましょうか。このオーナーズカスクは、マスケラードさんコロンさんアンドリュースさんの共同購入による樽です。さてさてどんな出来でしょうか、楽しみです。
カスクナンバーAS70042・1996年蒸留・ホワイトオークバレル・57%
色あいは蜂蜜よりやや薄め、香りはとにかくスイート、スワリングすると花の香りが満ち溢れる。蓮華、すみれの香り。春の花。
味わいは、特にミネラリー、ミルキーである。飲んだことは無いのだが、ミード(蜂蜜酒)はこんな味なのかもしれないと思う。まさにネクタール。苦味・えぐみのエッセンスがまったく無し。たいした仕上がりである。フィニッシュは非常に長く、甘草又は咳止めシロップ。加水するとねっとりした甘さが増してきた。
山崎の素晴らしさを改めて実感したモルトでした。実は予約してなかったので、ボトルの頒布に間に合わなかったのですが、これなら購入してもいいかな、と思いました。後の祭りですが。

近くに座られていたクロさまより生ハムのおすそ分け。おかげでさらに堪能できました。クロさまありがとうございました。
この後、同席された課長さん、あさのじさんと2軒ほどBARを巡りました。もろもろのエピソードがあったのですが、ここではナイショ。
マスケのマスター、コロンのマスター、色々ご迷惑をおかけしてすみません。
ともあれ楽しく、充実した夜でした。

瑞鷹・純米大吟醸 無濾過 生原酒

2007年02月12日 | 外飲み
さて次の店に移動。おっとその前に近くのBAR KON'Sに顔を出しときましょう。ビールをいただきながら、マスターとしばし世間話。
それでは3軒目!
andrewsさんへお邪魔します。ここはウィスキーエキスパートの資格を持つ意欲的なマスターに、興味深いモルトを出してもらったりしてます。今日の趣向(酒肴?)は「汲みたて&イカの塩辛でグビグビ会」だそうです。楽しみですね。日本酒は瑞鷹。実はこの酒蔵は私の生まれ育った場所のすぐそば。なんとも懐かしい。そして塩辛。濃厚で、市販品の塩辛さ・生臭さは皆無。いかのワタ和えといった塩梅の、なんとも上品な旨味。いやー、もっと日本酒がほしくなりますねぇ。

この後、山崎オーナーズカスクをいただくのですが、それはまた次回。

クライヌリッシュ14年・キングズバリー

2007年02月11日 | 外飲み
昨晩は外飲みの日。あっちに寄ったりこっちで酔ったり。いやはやそろそろ年齢を考えて飲まないと。
という訳でまず口開けの一軒目。SHOTSさんです。決してお金を積めば出来るというものではない、バーテンダーさんとお客さん達が長いあいだかけて作ってきた「時間」という空間を提供してくれます。とにかくここに足を踏み入れて、俗事からしばし離れ、心踊る「今夜」という空間に入っていきましょうか。
まずはジントニックで喉を潤してから、今夜の一杯目のモルト。
キングズバリーのクライヌリッシュ14年、46%で、バルデスピノのオロロソカスクを使っています。
糖蜜を思わせる甘さと微かな発酵臭、さらに濃厚なレーズンの香りが立ち込めてきます。
さて一口。まずは結構ヒリヒリと辛味があります。シェリー由来の甘味が広がってきて、バナナを思わせる味わいが絡み付いてきます。なかなか渾然としてバランスがいいですね。フィニッシュもやや長めで好印象。若干の苦味と硫黄臭も感じますが、そこはご愛嬌。加水するよりストレートで飲んだほうが好みでした。
同じシリーズのボウモア、スプリングバンクも味見させてもらいましたが、これが一番バランスがとれてるようですね。
締めにアラスカを注文。どっしりと重厚で結構なアラスカでした。帰ろうとしたらたまたまこれが入荷。味見させていただきました。ピーティーだけど、飲み口のいいお酒です。ちょっと危険。
おやおや一軒目で結構アルコールが入りました。さて次の店にまいりましょうか。
どうもご馳走様でした。

Whisky World 定期購読記念品

2007年02月10日 | スコッチ・ブレンデッド
本日のお酒。
昨日の続きのような話ですが、The Whisky Worldの定期購読も終わり、さてどうするかと思ったら、さらに継続すると先着順でミニボトルプレゼントの告知。ん?どっかで聞いたような。ま、いっか。という事でまたまたせしめたボトルがこれ。モルト・ブレンデッド・バーボンの3種。選択は不可。今回送られてきたのはブレンデッド。度数40%。当然中身の情報は一切無し。
こういうボトルって開けずにほうりっ放しになるんだよなぁ。どっかのお店で開けましょか、パーっと。

ニッカ余市蒸留所限定12年

2007年02月09日 | ジャパニーズ・ウィスキー
本日のお酒。
The Whisky Worldという雑誌があります。日本の出版社によるウィスキー専門誌。執筆者も斯界の著名な方ばかり。誌面も入門者からマニアまで、間口広く奥行き深く、の作りで、なかなか読み応えのある雑誌です。隔月刊になったようなのですが、あの内容維持では結構刊行も大変なのでは。他人事ながら心配します。出来ればクオリティの下がらぬように頑張っていただきたいと思います。
写真のボトルは、たまたまその創刊号を購入した時、定期購読の特典として先着順プレゼントの告知があり、その際にいただいたものです。
余市蒸留所だけで販売されている、余市シングルカスクボトルのミニサイズ。Woody&Vnilicタイプで樽番号127369、度数63%。見かけは小柄ですが、どうして堂々たる中身。まさに北の巨人(おっと別の蒸留所ですね)。
記載通り、通常の余市よりもバニラ香が高く、非常にウッディー。どちらかといったら苦手なタイプなのですが、香り・甘み・ウッドのえぐみのバランスが絶妙で、いやらしさを感じません。スパイシーでちょっとエキゾチック。昔、トランジットで降りた、白檀の香りに包まれたジャカルタのスカルノハッタ空港の夜を思い出しました。

アードベッグ・ウーガダール

2007年02月08日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
このシリーズはアードベッグの正式ラインナップになるのでしょうか。アードベッグのHPを見てきたらちゃんと出てます。関係ないですが、アードベッグのハンチングは結構本気で欲しくなりました。
またちらほら出てきてますが、市場に出回るのがやや不安定な商品。ま、元々全体の供給が不安定なのですが。このシリーズはバーボンカスクとシェリーカスクをヴァッティングしたもの。割合が知りたいところですが、おそらくオフィシャル用のシェリーカスクはあんあまり持ち駒が無いのでは、と推察します。色合いもやや薄めですし。
香りはもちろんアードベッグのヨード、ピーティーさはありますが、幾分柔らか目。シェリーのニュアンスが結構感じられます。味わいもドライ一辺倒ではなくて、甘やかさをまとっています。アンチル、度数(54.2%)の影響も多少あるでしょうか。年数(蒸留:1993年 ボトリング:2004) 以上に柔らかさがあります。はんなりとして、エレガンスなアードベッグ。強さを求めるとやや肩すかしを食うかな、と思います。
ウーガダールは、仕込み水に使っている水源の名前。カタカナに直すのは大変ですね。最近ゲール語バリバリの商品が増えて、販売取扱関係の方は大変じゃないかと推察します。BARでの注文もし難いですしね。
AUCHROISK蒸留所のシングルモルトをSINGLETONと商品名変更して、外部にブランドを知らしめたその昔と違い、今の流行は真逆に向かってるのでしょうか。それだけシングルモルトが普及したという証かもしれません。

虚空蔵・古酒十六年貯蔵

2007年02月07日 | 日本酒
本日の晩酌。
虚空蔵とは、「いいちこ」で有名な三和酒類㈱さんで醸す日本酒の銘柄。大吟醸と古酒の銘柄のようです。
この酒は十六年貯蔵だそうで、考えてみれば贅沢な酒。とろりとした酒質に、酸味とこく味とほんのちょっとの苦味が合わさり、余韻が深く続きます。色合いはフィノ位ですが、味と香りは長期熟成のオロロソのような印象でした。
夕餐があまり日本酒にあわなそうなカツだったのですが、ワインという気分でも無し、焼酎もどうかと思い合わせてみたらこれが正解。油っこい食事にも負けず、くどさを酸味が抑えてバッチリでした。また飲みたいなとは思いつつ、私ごときにそうそう買える値段ではありません。以前にオークションでリーズナブルに落札出来たもの。
HP見たら最近のものからは「十六年貯蔵」が無くなってます。古酒を継続的にリリースするのはたいへんですもんね。さもあらん。

J.W.ダント

2007年02月06日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
その昔、輸入関税や酒税なんかの影響で、洋酒というのは高級品でした。だから今の価格の下落ぶりに(もちろん今でも高級品は高値ですがそれでも)直面すると、つい昔を思い出しマナジリを逆立てつつ逆上的に買ってしまいます。
今更そんなに買ってどうするのだ、と家人の冷たい視線をかわしつつ、最近はちょっと前のバーボン探しにはまりつつあります。今のバーボンがなんとなく物足りない、クセが抑えられて平板な感じがする、そういう思いが、昔バーボンを探すきっかけでした。しかしこれがなかなか難しい。特級ものは数が少ないし、オークションだと高め。しかも、スコッチに比べて劣化してしまってるボトルに遭遇する確率が高いのです。かなりリスクが高い。それでも終売・規格変更になるものが意外と早くて、なんとかその前にと確保しています。その辺もぼちぼちアップしようかと。
このダントは以前コロンさんで飲ませてもらったのと同じころの特級品。スタンダードにして重量あり。切れカクのいい、「らしい」バーボンです。

GLENLANARACH

2007年02月04日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
以前オークションで購入したモルトです。これが全く情報が無い。海外のサイトを見るとどうもフランス向けの商品らしく、ボトルにもフランス語が書かれてあります。英語の部分を見ると、「THE SECRET SELECTION OF THE HIGLAND BARLEYS」とのタイトルで、要するにオークカスクで8年熟成の高品質な商品ですとの事。あとはさっぱり情報なし。という訳で中身がなんなのか試してみました。(昨日開封)
色はソーテルヌくらいの黄金色。香りは意外といってはなんですが、結構ピーティー。ヨード香も結構あります。アイランズか?ピーチっぽい果物の香りもして、味わいは甘さもあるが、全体にはドライ。余韻はあっさり。ボディは結構オイリー。コシもありました。
さてこれはどこの蒸留所なのか?海沿いモルトかなと思います。意外なヨード香でボウモアあたりかなという印象。
GLENあたりは分かりますが、LANARACHになるとお手上げ。おそらくは地名に由来なのでしょうが、なぜこの名前をつける必要があったのだろう?ラベルにいる草原を走る動物はなに?なんだか謎だけが残るモルトでした。