百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

鶴の荷車

2007年08月21日 | 焼酎

 本日のお酒。萬年を醸す、宮崎は渡邊酒造の長期貯蔵の麦焼酎です。
 焼酎の話で、「レア」だとか、「幻」などの惹句が着くと途端に、話が一段落ちてしまうようなので嫌なのですが、この鶴の荷車はほんとに市場に出回る数が少ない品です。百年の孤独のような知名度は無いのですが、知る人ぞ知る銘酒なのです。
 あらゆる焼酎を飲んだ、と豪語するつもりはさらさら無いのですが、そこそこの焼酎を見て、買って、飲んだつもりでした。しかし、この焼酎だけは全く初めての出会い。(あ、もちろん全てプレ値無しの話ですけど。)
 購入したのは木村屋酒店さん。ブログでたまたま見かけ、まぁ無いだろと思いつつ、行ってみたらあっさり入手。ほとんどイチゲン同然なのでビックリでした。もっともこの木村屋酒店さん、常連にしか珍しい酒を売らないような商売をされるようなお店ではありません。人気銘柄は転売防止のため、一本一本責任販売のスタンプを押されているし(目の眩むような手間!)、あくまで対面販売しかされない、という筋目を通したご商売をされてます。そういうところが蔵元からの信用を得るのでしょう。
 さて肝心の味は、42度の度数を感じさせない、きめ細やかでノーブルな味わい。麦の香味もずっしりと
厚く、原料の一粒一粒を舌先に感じさせるような端正な美味さがあります。
 もう1本欲しいところですが、こういう商品はあくまで独占せず、焼酎好きのかたにあまねく飲んでもらうべき商品でしょう。