外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

ローラースケート

2011年09月22日 | 日記
9月22日(木) 晴れ

今日も雲ひとつ無いいい天気です。
僅かながら手の冷たさも和らいできました。

今日は久々にローラースケートを体験しました。

中国人の友人に昨年日本語能力検定2級に独学で合格した友人を紹介したいと
誘われ、待ち時間の時間つぶしにちょっと試してみたものです。
一人10元、まあまあの料金ですね。日本なら千円くらいの感覚でしょうか。
デパートにあるゲームコーナーの一角なのであまり広くないのでその程度なのでしょう。

貸し靴を借りた際にビニール袋を手渡されたので、てっきり靴をそれに入れて
自分で持っておくのかと思いきや、ビニール袋は2つあり、それぞれ足を包んで
そのままスケート靴を履くのだそうです。靴の中を保護する為なのでしょうが
これもまた日本では考えられない方法です。

リンクは板張り、縦10m少々、幅5mといったところでしょうか。

平日の午後とあって客は少なく、かなり上級者と思える若者が滑っています。
私は滑れる方ではありませんが、スケートリンクは数回行ったことがありますし
アメリカにいたころにちょっと流行っていたローラーブレードで遊んだことが
ありますので、全くの初心者ではありません。

初めこそ、全く感覚を呼び戻せなかったのですが、バランス感覚を次第に取り戻し
少しずつ滑れるようになりました。カーブは全くだめでしたけど・・・・。

館内は当然のことながら空調がかかっているせいもあって、10分程度で発汗が
始まりました。
滑る動きは一見あまり動いていないように見えて、かなり足腰に負荷をかけて
いるのだと思われます。

30分ほどたった頃、その友人が来たということで終わりにしました。
時間制限はないのだそうですが、今の年齢で疲れを感じるまで慣れない動きを
続けることは危険だと感じたのです。
先に靴を履き替えた友人が、ビニール袋を外して「臭い」と苦笑いしました。
足裏からの発汗は相当なものでしょうね。
普段の靴に履き替えた後の足が軽くなる瞬間は久しぶりの感覚でした。

平日だったせいか、何かのキャンペーンなのか、期間限定で使える無料チケットを
貰ったのですね。それは友人にそのまま差し上げたのですが、今後もそういう
サービスがあるのであれば、1回につき5元ならいいコストパフォーマンスとしては
なかなかいいかも。足が臭くなるのは仕方ないとしても。
少々肥満を感じたらまた来てみるのもいいかもしれないですね。
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2年間という時間の使い方

2011年09月22日 | 日記
9月21日(水) 晴れ

昨年の12月だったか、同僚のKさんがご帰国された後、朝食は太極拳の仲間と一緒に
食べており、場所はKさんと一緒に食べていた食堂だったのですが、何らかのきっかけで
宿舎近くの食堂で食べることが日常化したのですね。
ところが今週に入ってからこの食堂が軍事訓練の新入生に埋め尽くされてしまい、久々に
前の食堂に行ってみました。
久々に行ってみるとかなり学生数が減った印象でした。我々の宿舎近くにできた食堂が現状
一番人気のようで、そこに多くの学生が流れ込んでいるのでしょう。
久々の食堂では顔を見れば【辛しと香菜抜き】の豆腐スープを差し出してくれていたおばちゃんが
喜んで迎えてくれたのですが、辛しの方は忘れていたようで、結構赤みがかかったスープに
かなり咽ました。香菜の方がまだよかったですね。。。

さて今日は夕方からスピーチコンテストの練習に付き合いました。
7月の日本語能力試験の頃に知らせがあった山東省の職業学院(3年制大学)の為だけの
日本語スピーチコンテスト、個人の部と団体の部があり、個人の部の優勝者には1週間の
日本旅行が贈呈されるという大きなコンテストです。
当然のことながら包先生はたけしを推薦したわけですが、団体の要員として周ともう一人の
女子学生を推薦されました。
このコンテスト、個人の部の得点に団体の得点の10%を加算するというルールがあるのです。
参加者が多ければ多いほど僅差の勝負になるものと思われますのでこの10%はかなり大きい。
周ともう一人の女子学生はたけしの個人の得点をサポートする要員とも言えます。

ただ、、実際に原稿の朗読を聴いていると、どちらがサポートなのか分からなくなりました。
というのが、原稿の内容は真面目な包先生が選んだビジネス会話。貿易に関する用語が
散りばめられています。敬語がふんだんに使われているので、読みづらいことは確かですが
何度も詰まりながら読んでいるのはただ一人、たけしだけなのですね。

先日2ヶ月間という時間の使い方を考えたものですが、今日は2年間という時間を考えました。
たけしは確かに会話については素晴らしい。日本のドラマの内容や私とKさんの会話もほぼ
聞き取ります。この学校のみならず4年制大学の維坊学院でも彼と同級で彼と同レベルの学生は
少ないと言ってもいいでしょう。
しかし、元々はアニメ好きが高じて始めた日本語学習、会話の内容を日本人が聞けば、仕事に
通じるものではないことが明らか。それが心配で文法のおさらいや表現のおさらいの為に
教科書を読み直すことを何度も語りかけたのですが、叱責は後に残らないのでしょうかね。
特に昨年日本語能力検定試験の2級に合格してからはその傾向が顕著になっておりました。
そして今日の練習。

日本語学習者のレベルで言えば中級程度と思える語彙や敬語を周はスラスラと読むのですが、
たけしは何度も詰まる、ごまかす。一度全文を私が読んで、読みづらいと思える漢字を
確認のためゆっくりと読んだのですが、頻繁にメモをするたけしに対し、何もしない周。
単なる偶然かと思ったのですが、3人を食事に連れ出し、そこで質問した答えが決定的でした。

『宿泊するホテルは決まったの?』
たけしは【宿泊】の意味が分からない。そこに周が「泊まる場所」という意味の中国語で説明。
随分と差がついたものだな、、、と思ってしまいました。

こと聞き取りという範疇においては、小学校時代から日本でも大人気の探偵アニメを見ており
数々のアニメを見てきて、既に音感として日本語を捉えていると思えるたけしには他の学生は
及びませんが、語彙力や文法力となると既に彼女らのほうが勝ってきているのではないかと
思えます。
現状、3年生の中で4年制大学への編入を希望しているのはたけしと周の二人だけなのですが
周が仮に4年制大学へ進学できて今の学習力を維持できれば、卒業するころには会社として
戦力と見なされるのはたけしではなく周ではないか、と思ってしまったものです。

彼らがまだ1年生だった頃、授業中に通訳をしてくれたたけしを通じて、
『懸命に勉強すれば彼を超えることも夢ではありませんよ』と話したものですが、現実に
起こりうる状態になってきました。
もちろん、たけしにはこれを機会に奮起して欲しいのですが、一度緩めた気持ちを再度
奮い立たせるのはかなり困難ですね。

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