外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

授業見学

2016年08月30日 | 日記

8月30日(火) 晴れ

今日は3年生の作文の授業がある予定だったのですが、教室の割り当てがまだ決まらない
ということで急遽来週開始になりました。

さて、昨日午後に金曜日に授業のある教室を下見に行ったところ、日本語の授業があり
覗いてみたら我々日本人教師を担当されている先生の3年生の授業でした。
挨拶だけで立ち去るのも気が引けたので、見学させてもらいました。

ちょうどオリンピックの話題で、2020年の東京オリンピック、もし彼らの中に日本留学を
目指すものがいれば歴史的瞬間を見ることになるかもしれない、といった内容でした。
彼らが卒業するのは2018年7月ですから、早ければ修士課程2年目ですね。

その後、こんな興味深い話も。
「皆さんの専門は日本語だけれど、正直日本語だけでは就職の間口は狭い。
 英語でもコンピュータでもいい、何か別のスキルも身につけるべきです」

私も同じ話を前の学校でしていたものですから、大きく頷きました。
前の学校では同僚の先生方とこういう話題になったことがあったか記憶に無いのですが
直にお話を耳にすると、学生の進路を知る先生の言葉は重いですね。

先生のお話によると日本語学習者数がこの山東省は国内でも上位に入るそうで、その分
競争も厳しいのだと。

こちらの大学には第二専門という課程があり、専攻の授業以外に夜や週末の授業に
出席する学生がいます。卒論もあるそうで、本専攻を併せて二つ、大変な作業ではあります。
卒業生の中には第二専攻で経済を勉強していた学生が大手銀行に就職した例もあるそうです。

前の学校の日本語科主任の評価だと
「あの学校は英語に力を入れているそうで、日本語のレベルもかなり高いそうですよ」
ということです。

楽しみであり、身が引き締まる思いです。

 


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