書名 :野村ノート
著者名 :野村克也
出版社 :小学館
刊行年 :2005/10/20
日付 :2006/01/16
定価 :1,500円
入手法 :図書館
評価:◎
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【書抜き】
*プロフェッショナルとは「当たり前のことを当たり前にやる」こと。
*「仕事」と「人生」は気っても切り離せない関係にある。「人生とは幸福への努力である」(トルストイ)といいきっているように、仕事を通じて成長と進歩があり、人生と直結しているのだ。
*「思考が人生を決める」といわれている。人生の評価と人間性の評価は相重なっており、成功も幸福も、能力を発達させるだけでなく、何よりも人間的な成長が不可欠となる。
*リーダーについて
①リーダーいかんによって組織全体はどうにでも変わる。
②リーダーはその職場の気流にならなくてはならない。
③リーダーの職務とは「壊す・創る・守る」。
*野球は”間”のスポーツであり、1球1球、アウトカウントやボールカウント、走者の状況など、その場面場面に生じる投手、打者の心理の絡み合いが野球の妙であり、それを背景に数々のドラマを生んできたと考える。
【コメント】
*楽天監督、野村克也氏の野球理論をまとめた本。
*さすが、野村克也。野球への愛情の深さを感じさせる本である。
ほんとに野球が好きで好きでたまらない野村監督の思想書である。
*野球を見るのが楽しくなる話が一杯書いてある。
それぞれの選手とのかかわりも赤裸々に書いてあり面白い。
愛弟子、古田敦也から年賀状が来ないとぼやくノムさんもいじましい。
*自己啓発書としても読める本書は、野球ファン必読の一冊である。