EPUB3版モーションコミック「Saikobot サイコボット」のストーリーボードを描いているところです。
Saiko Labo.というロボット製作所の娘・レナ子が絵日記をつけているシーンから物語は開始。
上の画像がその絵日記です。レナ子は小学4年生で将来なりたい職業はマンガ家。画風はレトロ調ですね。
いやいや別にレナ子のまんが道の物語じゃなくて、日記に書いてあるようにサイ子というヒューマノイドがバージョンアップされて生まれ変わるというショートストーリーです。
レナ子の父・雄作は、サイ子を開発しているロボットデザイナーで日本のロボット開発業界では期待されている人材なんですが、実は現在ちょっとスランプ気味。今回のバージョンアップもうまくいくか不安な状況...というわけでレナ子もワクワク・ハラハラという感じです。
現在作成中のストーリーボードもEPUB3版モーションコミックのコンテンツとしてメイキングと共に収める予定で、その他ロボット関連の記事やモーションコミック制作のTipsなども入れたいと思ってます。
ストーリーボードのフォーマットは、「ナナのかぼちゃパン」のとき使用したものと同じで、1ページにつき1画像のメインとなるカットを描き、タイムラインに沿ってストーリーや音声・サウンド、タッチイベントなどを記していくイメージボードスタイル。
モーションコミックはページ単位なので、アニメの一般的な絵コンテのようにカットを連続的に並べてト書きを付けるタイプより、自分にとっては全体を捉えやすいんですよね。
でも会話の掛け合いが分かりやすいように、声優さんのための音声原稿は別途用意します。
マンガの本編以外のコンテンツも収めるのは、前にも書いたような気がするんですけど好きなんですよね、メイキングや制作過程での裏話などが。ボツになった原稿などを見ると、作者の試行錯誤している情景を目に浮かべながら完成版に至るまでの過程を想像するのが楽しいです。
「Saikobot サイコボット」にボツになったアイディアまで収めるつもりはないですけど。
それから最近のマンガ雑誌はマンガ100%ですが、昔の月刊マンガ雑誌や学習雑誌などはマンガ以外の記事もけっこう載っていました。「世界の七不思議」や「絶滅した巨大生物」みたいな特集記事が連載マンガの間に挟まれたりしてたものです。
そうそう、付録もたくさん付いてました。その付録の作り方や使い方なども本誌に詳しく解説されてたりして。
CD-ROMが全盛のころは、紙の本に当たり前のようにバンドルされていてメディアミックスの未来が開かれているような感じがしたもんですけど、ネットにつながってないクローズドだったのが致命的でした。
話がだんだん逸れてきてしまいましたが、本編以外のコンテンツから周辺の情景が感じられて、本編をより豊かにする相乗効果が生まれるんじゃないでしょうか。
さくっとストーリーボードを完成させて、早くFlash作業に移りたいところです。
そうすれば制作に弾みがつくと思うんですが...。