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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

英語版(iBooks Author制作日記56)

2014-04-16 18:32:55 | iPad版制作日記

さて、モーションコミック【ナナのかぼちゃパン】が完成し喜んだのも束の間、iBooks Author形式(.ibooks)による日本語電子ブックの入稿は不可という情報しか得られず、ちょっと動きが止まっていました。

その後、EPUB3形式に作りなおそうかとも考えましたが、静止画と文字だけのコンテンツと違って、マルチメディアのリッチコンテンツでは一筋縄ではいかないだろうし、それに「iBooks Author制作日記」として長々と書いてきて、最後に『やっぱりEPUB形式にしました』ではちょっと気が引けます。

それでまずは、英語版電子ブックを先に進めることにしました。iBooks Author形式の日本語版電子ブックの入稿は不可ということは、英語版なら問題ないということでしょう。

今までブログで『英語版電子コミックは絶対やりたい!』と書いてきたので、日本語版の後に英語版を作るつもりでした。だから出版順が逆になるだけのことです。そうこうしているうちに日本語版の受付も始まるかもしれないし。

それにしても、Appleは「iBooks Author」という日本語のリッチコンテンツを作るツールをリリースしておきながら、それによって作られた日本語コンテンツを受け付けないとは、やっぱり解せないなぁ。

だいたい日本語コンテンツが現在未対応ということなら、どこかに書いてないとおかしいよね。

そんなわけで、【ナナのかぼちゃパン】のテキストと音声を英語に置き換え作業中です。

自分が電子ブックに期待しているのは、一つはマルチメディアによるリッチコンテンツ。そしてもう一つは世界という広いマーケットです。

PCで作ったコンテンツが、「公開」ボタンをクリックすればすぐにネット上の書店の棚に並ぶ(という具合に簡単にはいかないことを現在自分で実践してますが)、紙の書籍ではとても考えられなかった時代になりました。

そしてその広いマーケットでより多くの人に読んでもらおうと思えば、事実上の世界共通言語である英語版は欠かせません。

広いマーケットといっても、実際はその分出版される本の数も多いわけだから、結局その中でめだたないとだめなんでしょうけど。でも少しくらいは夢みないとね。

英語版コンテンツは今までに仕事で携わったことはあります。その時は自分は打ち合わせしただけで後は英語の得意な人にお任せだったので、あまり実感が湧きませんでした。

ところが今回は、実感が湧いてます。自分も声で出演する予定ですしね。

ちょっと止まってた制作がまた動き出しました。