ようやくたどり着きました。とりあえず完成です。
全ページに係わる修正というか、仕上げの作業に時間がかかってました。
例えば、ページをタップするとアニメを開始するわけですが、その後アニメが再生し終わったことを読者に知らせる合図として、ページ全体の明度を少し下げることにしました。
これはなかなか良い感じです。今まで、次ページに進むように促すためにアイコンをチカチカさせたりしてましたが、どうもいまいち格好良くなかったんですよね。
それがスッと明度を下げることで、違和感なくその時を知らせることができるのはグッドです。でも全ページ直すのはけっこう手間でした。
それから、ページの頭に戻ってアニメをリプレイするボタンも付けました。
これは、アニメが終了してウィジェットを閉じて次ページに進んだときに、「まてよ、もう一度前ページを見よう!」と思って前ページに戻ったとします。そしてページをタップしてアニメを見ようとしたときに、再生されないときがあるんですね。
つまり、アニメが最終フレームで止まったままの状態です。オブジェクトがメモリー上に留まっているんでしょうね、きっと。
iBooksリーダーアプリがどのタイミングでそれを破棄するのかよく判らないので、リプレイボタンを付けました。でも、いずれにしてもリプレイボタンは必要でしたね。
さて、なんとか完成にこぎ着けたとはいえ、時間がかかり過ぎたし、消耗してしまいました。
たぶん最初に【時空マジシャン】や【Wings】という長編~中編作品でトライし上手く行かなかったわけですが、その時かなりのエネルギーを使い果たしたかもしれません。
そして「iBooks Author」で【ナナのかぼちゃパン】に取り掛かった時点では、もうすでにかなり消耗していたような気がします。
その後なにか問題点に遭遇する度に、制作ペースがどんどん落ちていきました。自分では何があっても淡々と制作を進めていくつもりでいましたけど、徐々にボディブローのようにパワーが奪われていたかもしれません。
それと自分がやりたいモーションコミックというものの位置関係がビミョーで、ときどき行き先を見失いかけたりしました。
マンガリーダー対応の一般的な静止画ベースのマンガと、ゲームや色々なツール等のアプリの狭間で、モーションコミックというマルチメディアベースの新しいマンガの立ち位置を模索しながらの制作でした。
自分としては目標に向かって自分なりに計画的に進んでいるつもりでも、問題が複雑でどうしても手探り状態にならざるを得ない状況が繰り返されると、徐々に消耗してきます。
でも今回、自分のベースとなるモーションコミックの形が出来つつあるので、これに改良を加えるということで次に進めそうです。
【ナナのかぼちゃパン】は短編なのに、「あとがき」まで書いてしまいました。
「はじめに」や「あとがき」や「取材記」など、本編に付随するコンテンツが好きなんですよね。
今回は「かぼちゃパンのレシピ」が付録でしたけど、この次の作品にも何か付けたいところです。
さて次回は、いよいよ「iBooks Author」のツールバーの「公開」をポチッとする予定。