長々とやってきました、「iBooks Author」で作るモーションコミック【ナナのかぼちゃパン】ですが、いよいよ仕上げ段階です。
表紙のアイコンをタップすると、まず最初にイントロメディアが表示されます。
今回は上のような画像を表示することにしました。【ナナのかぼちゃパン】の読み方ページですね。
簡単な説明と共に、iPadの横画面と縦画面でそれぞれ違ったコンテンツが見れるので、2倍とまではいかないが1.5倍楽しめる、ということをちょっとアピール。
当初は、イントロメディアにムービー(H.264の動画)を使うつもりでした。でも、本編の各ページに2~3MBのHTMLウィジェットが組み込まれていて、全体的にヘビーになってしまったので、今回は作戦変更。
イントロメディアは、アイディア次第でいろいろなメッセージを冒頭に組み込み、ブックを盛り上げることができるおもしろい演出ですよね。
今後の作品づくりでも力を入れたい部分です。
「iBooks Author」で作成する電子ブックは基本的には、表紙、イントロメディア、目次、本文(メインのコンテンツ)、用語集といった要素で構成されています。
用語集だけは必要なかったので使いませんでしたけど、それ以外は活用しました。テンプレートに予め用意されているそういったページというのは、実際に使ってみると自由度がなくがっかりされられたりするものです。でも今回は、有効利用できたと思います。
「iBooks Author制作日記」と称して書いているにもかかわらず、最終段階で電子ブックの構成要素などを書いているのも変な話ですね。
自分のやりたいこと、つまりマルチメディアによるマンガ表現を、「iBooks Author」は受け入れてくれるのか? → 受け入れてくれそうだ...!? → おおっ、受け入れてくれた! → (問題点が生じて)やっぱりだめか!? → いやっ、大丈夫そうだ!...みたいな繰り返しで、それ以外のことは全て後回しでした。
なので、今更になって「iBooks Author」で作る電子ブックの構成要素などに触れているわけです。
「iBooks Author」は、アップルの無料の電子書籍オーサリングツールです。
そういえば、自分が昔持っていた「MacintoshⅡcx」には、「HyperCard」というマルチメディアオーサリングツールが入っていました。当時やっぱり無料だったと思います。
アップルには、ユーザーの感性を刺激して、自らコンテンツを「作る人」へと誘う伝統が生きているようです。