もう一ヶ月ほど前のことですけど、酒の席で久しぶりに【時空マジシャン】の話題でいろいろと話しました。
「いつ見てもほとんど制作が進んでないし、代わり映えしないね」と言われてしまいました(ll゜ω゜)。
たしかに上の画を見てもこれまでに何度か使ったレンダリング画像をそのまま使っているように見えて、何ら代わり映えしません。
でも違うんですよね。占い師の手前に台車の車輪が見えるし、その台車の木枠の隙間から覗く占い師の表情もなぜか緊張した面持ち。
『いったい何があったのであろうかーっ!!』
なんて無理に盛り上げることもないんですが、こうみえても細部はちゃんと作り込んで新たにレンダリングした画像なんです。
「なんだよ、ぜんぜん進んでねーじゃん!」と言われようとも、「えーっ、まだこのシーン!? 地味すぎー」と言われようとも、こういうシーンなので私としてはコツコツと作り続けるのみであります...
とはいえ楽しく飲みながらいろいろと貴重な意見をもらいました。
さあこれから台車のアニメに取り掛かるところ。
まず台車から二つの車輪を取り外し、カラカラッカラカラッと車輪が回転するムービークリップを作る。
次に台車のボディを市場のアンちゃんの歩行にあわせてリズミカルに上下に少し動かす。
台車のボディと車輪を合体させたムービークリップを画面の右から左に適当な速さで移動させる。
台車が通り過ぎた後には、微かな砂埃が立ってゆっくり消えていく。
というようなアニメを作ります。地味に、コツコツと。
グラフィック・デザイナーは本や広告などの版下を作ります。地味に、コツコツと。
CGデザイナーは修正箇所をズームアップして1ピクセルずつドットを打っていきます。地味に、コツコツと。
プログラマーは動作確認をしては不具合を修正したりバグを取ります。地味に、コツコツと。
そういうもんですよね、制作の現場は。
とはいえ早く華やかで楽しげなシーンに移りたい(’-’*)。