『とにかくChapter.2の制作を始めないと夏も終わっちゃうよ!』と呟きながらネームのとびら絵を描きました。
このとびらはFlashでオーサリング時にオープニング・ムービーにします。
そのためのシナリオはChapter.1のときと同じように別途作りますが。
Chapter.1のオープニング・ムービーでは占い師がいる環境、つまり時空ですが
ほとんど描かれていませんでした。Chapter.2ではそのあたりを少し描いてみた
いと思ってます。
『さて、どのように描くか...』
この物語の中では、時空は時間が過去から未来に流れている三次元の世界の
外側にあって、時間の束縛から自由である。ただし時間の流れが安定している
場所では歩くように時間を移動できるが、不安定な歪んだ場所では何億年も
一気に移動してしまう、というような設定として考えています。
上の画は占い師の頭上にちょうどダンクルオステウスが泳いでいる時代が
やってきた、というシーンです。
そして占い師の手にはもちろん商売道具のタロットカード。
ダンクルオステウスとはデボン紀後期に生息していた甲冑魚の一種で、体長は
5~10mもあり(頭骨以外は化石のとて残っておらずはっきりとしたサイズは
不明)当時の生態系の頂点に君臨していた恐るべき生き物なのである。
たとえば7mの大きさとしてあの顔で海を泳いでいたわけですから、サメより
遥かに迫力があったと思われます。
(オーストラリア・クイーンズランド博物館所蔵の頭骨の化石を見ると、
他のどの生物の化石よりぶっちぎりで一番すごい顔じゃないかと...たぶん)
時空からデボン紀の海にポチャンと落っこちて、あっぷあっぷしているときにあの顔が近づいてきたら髪の毛が一夜にして真っ白になってしまうことでしょう(その前に食われてしまうでしょうが)
というわけでダンクルオステウスを登場させてみました。ダンクルオステウスを
描きたかっただけか?
そうそう、Chapter.1のネームにもとびら絵をつけました。
Chapter.1とびら絵
Chapter.2とびら絵