こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

DD-113 護衛艦 やまぐも 7

2011-02-24 23:22:55 | Weblog
小さな船の割りに時間がかかりましたが「やまぐも」完成です。

基準排水量が約2000tですから、旧海軍の艦隊型駆逐艦である陽炎型と同サイズです。

全長・全幅は「やまぐも」が114m・11.8mに対し、陽炎型は118.5m・11.8m
(船体の幅は全く同じなんですね)

一方で馬力を比較すると・・・
「やまぐも」は26500馬力×6ですが、陽炎は52000馬力

ところが最大速力は「やまぐも」27ノット、陽炎は35ノット。
1ノットは一時間に一海里進む速度の単位。(時速に換算すると1.85km/h)

つまり、陽炎型駆逐艦は海上を最大時速64.75km/hで移動、
「やまぐも」は49.95km/hになります。

駆逐艦の任務のひとつは敵潜水艦の捕捉・掃討になりますが、
大戦中の日本海軍の代表的潜水艦(甲型)は水中を14.8km/hで移動しました。

感覚的には法定速度で走る原付を120km/hの車で追い回すイメージですね。
しかも大戦初期の潜水艦は水中ではバッテリー駆動なので長時間の水中移動は出来ず、
それでも恐ろしい数のバッテリーを直列で繋いで叩き出した数値でした。

ただでさえ、電気分解により爆発の危険性を持つ水素が発生するのに、
攻撃を受けてバッテリーが破損すれば電解液が漏れだし、
有毒な塩素ガスまで出るという非常に危険な兵器だったようです。

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