以下のコメントをいただきました。
英語の運用能力 (くるしみもがく学習者A)
2005-06-03 23:20:43
ご回答ありがとうございます。TOEICについては、ある程度までは傾向と対策でかなり点数に影響するものだと考えます。さてその先(900点以上でしょうか?)にいくには、英語を英語で考えて4技能をバランスよく熟達する必要を感じます。また会話能力はその4技能+「何を話そうかという」瞬発的な創造力の要素も必要だと感じます。どうしてもその創造力(日本語でもtalkativeでない)が資質的に備わっていない場合は、英語の会話力についても頭打ちがあるといえるでしょうか。
次のように考えております。
5月30日の日記にも書きましたが、最近は英語で話しているとき、英語で考えてはいないと思っています。
読み聞きした内容を、脳に投影するインプットのフィルター、脳に浮かんだ内容を書き話す時に使うアウトプットのフィルターをそれぞれ英語のものを使っているのだと思っています。
インプットとアウトプットのフィルターが両方英語であれば、これは反射的な会話です。
それが通訳になると、インプットフィルターは英語、アウトプットフィルターは日本語とかになるので、それぞれのフィルターが同様にきれいに穴が開いていないと、つっかえてしまいます。
外国語習得は、まさしくこのフィルターを母語と同じようにきれいの穴の開いたものにしていく過程だと思います。
日本語に於いても、読めるけど書けない漢字があります。これは、インプットのフィルターはその漢字を通すのですが、アウトプットのフィルターは、穴が詰まっているので書けないのです。
英語のインプットフィルターがきれいに穴が開いていれば、英語で見聞きしたものの内容が、完全に脳で像を結びます。それを日本語で表現しようとするならば、日本語のアウトプットフィルターを持ってくれば良いわけです。
欧州では、いろんな言語が飛び交っています。内容に集中していると、聞き終わった後で果たして何語で説明を受けていたか覚えていないことがあります。
フランス語の学習を再開した初期の頃は、フィルターが目詰まりしていました。
フランス語検定の和文仏訳の時など、最初にイタリア語で作文を書いて、それをフランス語に訳したりしました。これは、イタリア語とフランス語のフィルターの作りが似ていることから、イタリア語のフィルターを真似して緊急避難的にフランス語のフィルターの詰まっていた穴を開けたということです。
会話がそもそも好きではないと言う点については、実は私も無口です。
人見知りもするし、大勢の中では黙っています。
会話学校で「週末何をしたか、隣の人と話をしてください」などと言われると困ってしまいます。
他方、英検でも仏検でも、1級レベルの2次試験で求められるのは、短時間で論理展開をまとめて発表するというところではないかと思っています。起承転結ではないですが、結論をまず述べて、説明と例示、最後にまた結論、などのような筋書き作りではないでしょうか。
英語の運用能力 (くるしみもがく学習者A)
2005-06-03 23:20:43
ご回答ありがとうございます。TOEICについては、ある程度までは傾向と対策でかなり点数に影響するものだと考えます。さてその先(900点以上でしょうか?)にいくには、英語を英語で考えて4技能をバランスよく熟達する必要を感じます。また会話能力はその4技能+「何を話そうかという」瞬発的な創造力の要素も必要だと感じます。どうしてもその創造力(日本語でもtalkativeでない)が資質的に備わっていない場合は、英語の会話力についても頭打ちがあるといえるでしょうか。
次のように考えております。
5月30日の日記にも書きましたが、最近は英語で話しているとき、英語で考えてはいないと思っています。
読み聞きした内容を、脳に投影するインプットのフィルター、脳に浮かんだ内容を書き話す時に使うアウトプットのフィルターをそれぞれ英語のものを使っているのだと思っています。
インプットとアウトプットのフィルターが両方英語であれば、これは反射的な会話です。
それが通訳になると、インプットフィルターは英語、アウトプットフィルターは日本語とかになるので、それぞれのフィルターが同様にきれいに穴が開いていないと、つっかえてしまいます。
外国語習得は、まさしくこのフィルターを母語と同じようにきれいの穴の開いたものにしていく過程だと思います。
日本語に於いても、読めるけど書けない漢字があります。これは、インプットのフィルターはその漢字を通すのですが、アウトプットのフィルターは、穴が詰まっているので書けないのです。
英語のインプットフィルターがきれいに穴が開いていれば、英語で見聞きしたものの内容が、完全に脳で像を結びます。それを日本語で表現しようとするならば、日本語のアウトプットフィルターを持ってくれば良いわけです。
欧州では、いろんな言語が飛び交っています。内容に集中していると、聞き終わった後で果たして何語で説明を受けていたか覚えていないことがあります。
フランス語の学習を再開した初期の頃は、フィルターが目詰まりしていました。
フランス語検定の和文仏訳の時など、最初にイタリア語で作文を書いて、それをフランス語に訳したりしました。これは、イタリア語とフランス語のフィルターの作りが似ていることから、イタリア語のフィルターを真似して緊急避難的にフランス語のフィルターの詰まっていた穴を開けたということです。
会話がそもそも好きではないと言う点については、実は私も無口です。
人見知りもするし、大勢の中では黙っています。
会話学校で「週末何をしたか、隣の人と話をしてください」などと言われると困ってしまいます。
他方、英検でも仏検でも、1級レベルの2次試験で求められるのは、短時間で論理展開をまとめて発表するというところではないかと思っています。起承転結ではないですが、結論をまず述べて、説明と例示、最後にまた結論、などのような筋書き作りではないでしょうか。