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「壊れない」を理由に時代遅れのシステム「ブラック・ミラー」

2019-01-16 07:55:13 | 映画から見える世の中の動き

映画 「ブラックミラー」Black Mirror 2018

1984年、ゲームのソフト開発に才能を持った青年プログラマーがゲームのアイデアを企業に売り込みに行くが、企業に盗用されてしまう。また新たに開発すると必死になり食事も取らず日夜努力していた。ところが父親からは精神異常を心配してカウンセラーと相談させる。また、画面の裏側から誰かがハッキングし、ソフトの全貌を搾取する操作を仕掛けられていた。それは青年の能力を引き出し他用させるべく全て父親の悪巧みだった。 その恨みから父親を殴り殺し、庭に埋める。ところが隣の犬が掘り返し警察沙汰になり、最後は逮捕される。 青年の一心の努力が人生を葬ってしまった。 **若者の夢を潰す。日本はいわゆるアントレプレナーに対して夢を買う(投資)ことを昔から余りしない。どちらかと言うとアイデアを取り上げ、後日特許侵害で潰す事が時代の流れだった。それを思い起こさせるこの映画は、まさにその時代を克明に描いている。若い人の発想を重視し、投資をするリスク投資をしてこなかった日本はアジアでも相当遅れをとっており、時代遅れのシステム等が「壊れないから」という理由で今でも活躍している。技術改革・レガシーシステム総入れ替え・新規導入はどこからやるべきか? 国内競争相手にしか競争心がない日本企業、もっと欧米諸国以上にアジア諸国のトレンドを見直す必要がある。